ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

駅弁とゆくロマンスの旅2006

「駅弁が好きなんじゃなくて、駅弁大会が好きなんだ!」という駅弁左派の我々ですが、それでもやっぱり電車の中で駅弁を食べたい気分にもなるんです。そこで、行ってきました「駅弁とゆくロマンスの旅」。昨年もやったんですが、メンバーは下北沢の飲み屋「S」の常連を中心とした駅弁大会猛者8人。駅弁を食べながらロマンスカーで箱根まで行き、温泉に入って帰ってくるという日帰りツアーです。

 集合時間までに各自、駅弁大会で駅弁を購入するわけですが、このセレクトには悩みますよね。駅弁仲間の手前、下手な駅弁は選べません。悩んだ末に僕が選んだのは、チラシで見てずっと気になっていたけれど、なかなか入手できなかった小倉駅「明太子辧富」、そして押さえに今大会のヒット長崎駅「ながさき鯨カツ弁当」のふたつ。うむ、我ながらなかなかの布陣。
 と、思っていたら、会場で会った我が駅弁大会の師匠Mさん、北海道ジンギスカンあったか弁当」福井駅「越前ちゅんちゅんかにめし」という加熱弁当W攻撃。これには度肝を抜かれましたよ! ある意味、邪道とも言える加熱弁当を、ふたつ! 神をも恐れぬ大胆なセレクト! さすが師匠だと思いました。今大会で少しはMさんに近づけるかと思ったのですが、やはり師匠は偉大でした。偉大すぎます。
 さて、メンバー揃ってロマンスカーに乗り込みます。新車両VSE、しかも後ろ向きではありますが、展望席ですよ! 猛スピードで遠ざかる景色を眺めながら、気の合う仲間と駅弁&ビール。ああ、幸せ。なぜか僕らグループの席の窓だけ曇っていたのは、立ち上る駅弁大会への情熱の熱気のためだったのでしょうか。

 昨年は、「ひめしゃらの湯」に行ったのですが、今年は箱根湯本駅から階段を昇ってすぐの「かっぱ天国」へ。ひなびた、というか、場末感あふれる風情のある露天風呂であります。日本人が心底素直になれるムードと言えばいいのでしょうか。これだけくつろげて、タオル付きで900円は安いですな。風呂上りに軽くビールを飲んで、またロマンスカーに飛び乗ります。なぜかというと、駅弁大会の時間に間に合わせるため(笑)。しかし行き帰りと「かっぱ温泉」の休憩所でも、ほとんど駅弁の話をしてましたね。ああ、楽しい。

 新宿駅に到着したら、取るものもとりあえず再び駅弁大会へ。閉店間際はディスカウントが魅力なんですよね。森駅「いかめし」470円が400円、釧路駅「いわしのほっかぶり寿司サーモン詰め合わせ」1200円が1000円でした! あと「うまいもの」(駅弁以外の物産)で愛媛県 宇和島のじゃこ天5枚で682円。カルシウム満点な歯ざわりと味わいがたまらんのです。物産展ではいつも買うんです、宇和島のじゃこ天。

Amazon 【最大70%OFF】ミュージックセール