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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

告知メディアとしても力を失う雑誌

 例の単行本用に、エロ雑誌について色々調べたり、色々な人に話を聞きにいっているのですが、やっぱりしみじみと感じるのは、雑誌というメディアが影響力を失っているということですね。
 昨年、ダリオレコードで自分で直接に通販をやってみて実感できたのですが、雑誌に情報を載せてもらっても、ほとんどアクセス数に変化がなかったんですよ。専門誌から、かなり部数のある一般誌まで、ライターとしてのコネを使って(笑)多くの雑誌で取り上げてもらったんですが、その雑誌の発売日だからといって公式サイトへのアクセス数、ましてや注文の数字に変化は見られなかったんですね。
 その一方で、ネットの威力は思い知らされましたね。一番大きかったのは「ZAKZAK」に取り上げてもらったこと。ああいうメジャーなニュースサイトの場合、そこから多くのニュース系blogに引用されていくので、加速度的にアクセス数が伸びていくんですね。
 それから2ちゃんねるmixiの関連コミュニティなどに、情報が書き込みされても、アクセス数はグーンと伸びましたね。アクセス数と注文数の割合で行くと、これが一番効果あったかも。今、ピンポイントで狙うには、こういうマニアが集まっている場に書き込みするのが一番みたいですね。例の「高橋真弓のおしおき」を作った電人さんも「けっこう仮面」ファンサイトなどの掲示板に書き込みさせてもらったのが、効果が高かったって言ってましたし。
 こういう役割は、以前はマニア系雑誌が担っていたんですよね。この間、ラッシャーみよし師匠に、90年代に活動していたインディーズAVの先駆けであるハウスギルドについて話を聞いたんですが、あの頃はみよし師匠が仕事をしている雑誌にちょっと告知するだけで、申し込みが殺到したというんですね。笑いが止まらないほど儲かったそうなんです。もちろん当時は、そういうマニアックなビデオがなくてマニアはみんな飢えていたという状況もあるんでしょうが、やはりそれだけ雑誌というものの影響力があったんだろうなぁと思ったのですよ。マニアビデオを作ったら、とりあえずマニア誌1〜2誌に広告載せればなんとかなる、みたいな。
 それはエロに限らない話なんですよね。いや、なんで急にこんなことを書いたかといいますと、さっき知り合いのインディーズ出版やってる人に聞いた話に衝撃を受けたんですよ。そこで著書を出している某ミュージシャンの記事が某日本一発行部数の多い新聞のサブカルチャー面に取り上げられて、お問い合わせ先として電話番号を掲載してもらったのに、記事が載ってから何日経っても、そのことに関しての問い合わせの電話は一本もなかったというんですね。新聞だ、これは大変なことになる、問い合わせが殺到するだろうと覚悟してたらしいのに。
 そりゃあね、そのミュージシャンは偏った方面の人で、新聞の購読層とはズレがあるのはわかりますよ。でもねぇ、世界一の発行部数を誇る新聞ですよー。いくらなんでも、問い合わせの電話、一本も無しってのは…。
 単に「売れない」ってことだけじゃなくて、影響力もないってことになってくると、印刷物の存在価値って、なんなんだろうと考えてしまいますよ。こと告知(広告)に関しては、ネットでポイント絞ってアピールしていくのが本道になるでしょう。そうすると、Googleのやってるアドワーズってのは、本当にすごい力を持っていくんでしょうね。うーむ、広告で持ってる雑誌ってのも、いよいよヤバくなりますな。

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