「Gmail」と「Shuriken Pro４」でスパムに決別！

　誰でもスパムには悩まされていると思うんですよ。僕も一日に100通くらい来るんですが（多い人は一日に数百通来るらしいですね…）、ホント迷惑。プロバイダのウィルスチェッカーやフィルターも使ってるんですが、全然カットしてきれてません。
　で、Googleが始めたWebメールサービスの「Gmail」の迷惑メールフィルターが素晴らしいと聞きまして、ちょっと試してみたんですね。メインのアドレスから「Gmail」に転送する形で。そうしたら、これが実に素晴らしいんですよ！　特に設定しなくても、自動的にかなりの迷惑メールを排除してくれるんですね。万一、フィルターをくぐり抜けちゃった迷惑メールも、「迷惑メールを報告」ボタンをポチっと押せば、ブラックリストに登録されるようです。
　僕のこれまでのメール環境を説明いたしますと、メインのアドレスがｄｔｉのサーバーを使っておりまして、メールソフトはジャストシステムの「Shuriken　Pro3」。「Shuriken」はメールサーバーに直接アクセスしてメール一覧のリストを出してくれる機能がありまして、いつもはまずこれで迷惑メールを削除してから必要なメールだけ受信してたんです。ただ、いちいち迷惑メールかどうか選択していくのは面倒くさいわけですよ。
　さらにサブのアドレスがリムネットにありまして、メインのアドレスからこちらにも全て転送してます。つまり僕宛のメールはｄｔｉとリムネットの両方のメールサーバーに届くわけです。間違って必要なメールを削除してしまった時のためのバックアップなんですけどね。何度かこれで助かったことがあります。こっちも何日かに一度チェックして古いメールを削除してました。まぁ、この作業も面倒くさいんですよ。たいした手間ではないとはいえ。
　そのサブアドレスを「Gmail」に変えてみたわけですね。そしたらですね、見事に迷惑メールをカットしてくれまして、見事に必要なメールだけ残るという「Gmail」の素晴らしさに感動したわけですよ。しかも今までの他のWebメールとは違って、操作性も抜群。サクサク動いて、これがWebメールであることを忘れてしまうほどです！　おかげで、ＩＥで「Gmail」を立ち上げっぱなしにしてチェック、「Shuriken　Pro3」はほったらかしという状況になっちゃいました。するとメインのメールサーバーの方には、迷惑メールがガンガンたまっていっちゃって、これを選別するのは面倒くさいなぁ…と後回しにして、さらに溜まっていくという悪循環。
　いっそ「Gmail」をメインにして、メールソフトを使うの止めちゃおうかな、とも考えました。それはそれで便利ですよね。どのＰＣからでもメールチェックできるわけだし。なにしろ「Gmail」は2.5Ｇも容量がありますし、Googleが突然なくなっちゃうような心配もないだろうし…。でも、やっぱローカルでバックアップとって置かないと不安なんですよね。仕事がらみのメールが多いわけなので万が一が怖い。まぁ、「Gmail」のメールをダウンロードする方法もあるんですが。
　で、どーしようかなぁ、と思って、ふとジャストシステムのメールマガジンを見たら「Shuriken　Pro」が４になり、迷惑メールフィルターが強力になったと書いてあるんですね。「高度な日本語形態素解析技術を採用したことにより、英語の迷惑メールだけでなく、日本語の迷惑メールについても、学習を行うことができるようになりました。学習が進めば進むほど、フィルターの精度が向上し、迷惑メールの特徴的な言葉を的確に抽出するようになります。そのため、面倒な条件設定をしていなくても、迷惑メールが自動的に取り除かれるようになります。」だそうですよ。ＡＴＯＫのジャストシステムですからね、期待しちゃうじゃないですか。
　もちろん購入しましたよ。バージョンアップのダウンロード購入だと税込2100円。安っ。さっそく試してみましたが、おお、確かにきちんと分別してくれます。学習機能付だから、だんだん覚えていくということですが、最初から、かなりの選別率！　そして、なるほど日を追うごとに選別率が上がっているようです。
　ただ、迷惑メールに分別されたメールのフォルダも削除する前に、いちおうチェックしないといけないんですよね。間違って仕事メールが迷惑メールと判定されちゃう可能性があるから。ほら、僕らの仕事のメールって文章的に迷惑メールと似てるものが多いもんで…。前に自分の書いた原稿をメールで送ったものが、迷惑メールと判断されたこともありまして…ちょっと寂しい気持ちになりました（笑）。
　それはそれとして、「Gmail」と「Shuriken　Pro４」、オススメです。ええ、こんなに自分へのメールって本当は少なかったんだと気づかされます（笑）。