ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「高橋真弓のおしおき」第2弾発売(後編)

めちゃくちゃ遅くなってしまいましたが、後編です(笑)。

 この年になってくると自分のエロのツボというのが、はっきりしてきます。自分はこういうのが好きだってのが、自分でちゃんとわかってくるんですね。んで、余計な部分とかいらなくなってくる。自分のツボの部分だけでまとまってるモノが欲しくなってくる。この辺、「エロの敵」の話とも関わってきますね(笑)。
 僕の場合で言いますと、あんまりセックスしてるとこは興味ないんですね。いや、自分がするのは好きなんですけどね、もちろん。ただ、自分がズリネタとして見るんだったら、セックスシーン、いらない。フェラシーンもいらない。本当に必要なのは、女の子がアソコを見られて恥ずかしがってるシーンだけ。いや、もうつくづく永井豪のエッチマンガの刷り込みがデカイですね。あの世界の中では、男はみんな女の子のアソコを見たい、そしてそれ以上は望まない。そして女の子はみんなアソコを見られることを死ぬほど恥ずかしがっている。そういう世界観なわけですよ。豪ワールドは。もちろん僕もオトナになりまして、男の欲望がアソコを見るだけで収まることはないことも知っていますし、女の子がアソコを見られることをそれほど恥ずかしがらないことも知っています。ファンタジーなんですよね、僕にとっては。
 で、AVでもそういうシーンばかり見てるわけですよ。なんで最近のお気に入りはですね、レアルワークスの「超デジモ」シリーズ。必ず身体検査風に股間をアップで撮影するシーンがあるんです。その時、大変恥ずかしがる子がいるわけですよ。それが最高。如月カレンちゃんのとか、すごくよかったなぁ。個人的には昨年度のベストAVでしたよ。似たような作品だとムーディーズ天宮まなみちゃんの「ハイパーデジタルモザイク」も恥ずかしがりっぷりが大変よかった。とはいっても、僕はそのパートしか見てないんですけどね。肝心の本番とかフェラとか全く見てないんですよ。我ながら偏ってると思いますが(笑)。

 さて、毎度ながら前置きが長くなってますが、そんな偏ったエロのツボを共有できる仲間に、電人さんという人がいます。「だいたいAVにフェラとかセックスとかいらないよなー」「男は服を脱いじゃいかんですよ。男のハダカなんか見たくないんだから!」などと、よく極論を言い合っております。あんまり他の人には理解されないんですけどね。

 その電人さんが撮る作品と来れば、モロに僕のツボを直撃するわけですよ。確かに素人が撮った自主制作AVですから技術的には稚拙な部分も多いのですが、それでも僕らには最高なネタなわけですよ。えー、はっきり言いまして「高橋真弓のおしおき」では、ずいぶん抜かせていただきましたよ。普通の人には決してオススメしませんが(何しろフェラもセックスも無い)、僕らとツボを共有できる同志なら、わかるはず! 
 そんなわけで、電人さんからのリクエストを受けまして第二弾「1年S組 高橋真弓のおしおき2」をレビューしてみようと思います。ま、制作にはずいぶん協力したんで、客観視できるわけはないんだけど。


特別レビュー「1年S組 高橋真弓のおしおき2 羞恥フルコースの刑!の巻」

 けっこう仮面が助けに来ない高橋真弓のおしおきを30年間もの間、夢を見続けていた男・電人が自主制作で制作したAV、それが「1年S組 高橋真弓のおしおき」であります。本作はその第二弾にあたります。二代目真弓ちゃんとなるのは、一部で人気の高いロリロリな上野ゆりちゃん。線が細くていじめられっ子ムードがあり、それでいてマゾ性を感じさせるという高橋真弓役にはぴったりのキャスティング。
 前作のアナル嬲りの刑や浣腸の刑、肛門鏡の刑に加えて、全裸ボール拾いの刑、電気アンマの刑、ブロマイドの刑と、おしおきの種類も増えてます。多くの青少年に強烈なトラウマを刷り込んだブロマイドの刑(乳房、股間にアイドルのブロマイドを画鋲で刺す)の完全実写もスゴイが(もちろん疑似刺しですが)、個人的に一番興奮したのは、最初に登場する全裸ボール拾いの刑でした。
 まず、自分で全裸になることを命じられるのですが、この時に手で胸と股間を隠しながら恥ずかしそうに脱いでいくというのがいいんですね。これは当然、「イヤハヤ南友」の八つざきテストにおける弁天ゆりの脱衣シーンへのオマージュですね。「ゆり選手、片手で大きな乳房をおさえ、もう一方の手でゆっくりゆっくり、スロォ〜リスロォ〜リとパンチーをば…イヒッヒ、ずりおろしております。クックック」とイボ痔アナの実況が聞こえてきそう。手で胸と股間を隠すというポーズ、僕は大変好きなんですね。全裸よりも断然こっちの方が萌えます。着エロブームの時は、このポーズの写真がずいぶんあって嬉しかったですよ。藤川京子とかよかったですねぇ…。
 そして、しおき室のあちこちに転がされた小さなボールを集めてくるように、しおき教師に命令されます。両手は胸と股間を隠すのに使ってますから、ボールは口でくわえるしかない。床に落ちてるボールを口で拾うとなると、必然的に頭をさげ、お尻を上げるというあられもないポーズに。さらに木馬台の上に置かれたボールを取るためには、よじのぼらなくてはいけません。手で胸と股間をがっちりガードしたまま、イモ虫みたいにはいあがる…、おお、これは「イヤハヤ南友」の耐熱テスト第三ラウンド油地獄百メートルにおける神薔薇あけみのプールはいあがりシーンへのオマージュ! しっかりと股間は手でガードされているから見えないわけなんですが(と、いうか本作では性器は絆創膏が貼られて隠されている)、これがもうエロいのなんの。股間を手で隠しているお尻というのは、実にいいもんですね。見えそうで見えないというのがエロの基本なんだよなぁとしみじみ思いました。
 前作では、電人さんとネットで知り合ったという素人少女が、あんなことまでやってしまうという点に激しく興奮しましたが、今回の上野ゆりちゃんも、かなりポイント高し。ロリっぽいボディですが、電気アンマの刑や、アナル責めの時の感じっぷりから見て、ずいぶん感度はよさそう。そういえばすぐ濡れちゃって絆創膏が何度も剥がれてしまったとの現場裏話も聞きました。しかし電人さん、そんな高感度ムスメが相手でも、直接的なエロには全く興味を示さないのがイイところ(笑)。ひたすら羞恥の表情と羞恥のセリフを言わせることに集中しております。浣腸→排泄シーンで泣きじゃくりながら「いやぁ、見ないでぇ」のセリフもばっちり。そうそう、それが無くちゃ意味がないんですよ! 
 電人さんとは、よく語りあったものです。「別にスカトロが見たいんじゃなくて、究極の羞恥としての強制排泄が見たいんだから、そこで女の子が『いや、見ないで』って顔を真っ赤にして、泣きじゃくらなきゃ、何の意味もないんだよ!」と。ちなみにこの排泄シーン、出るのは浣腸液だけでミは出ませんので、スカトロ趣味の方はご注意を(笑)。
 このシリーズの特色として「男のセリフは全て字幕」という手法もあげられますね。これは僕が以前、ダリオレコードの「七夏、それから」でも試みた手法なんですが、男のマンガっぽいセリフ回しって耳につくじゃないですか。特にこの作品のように「イッヒッヒ、丸見え、丸見え」とか「そ〜れ、かぶりつきで見るんじゃ〜」なんてセリフは実際に言ったら、かなりマヌケ。でも、永井豪モノって、こういう男キャラのスケベ親父的な言葉責めが言い訳なんですよ! 「イヤハヤ南友」の真の主役は小屋椰子先生&イボ痔アナだし、「けっこう仮面」はサタンの足の爪の「イッヒッヒ」という喜びようがあるからこそ、おしおきのエロさが際立つわけですよ! それを忘れちゃいかんのです! はぁはぁ…、すいません、この話題になると、つい熱くなってしまって。ま、そういう意味で男のセリフを字幕にしたのは、ナイスな手法だったと思いますね。
 あと、前述しましたけど、パイパンに剃り上げた性器を絆創膏で隠しているというのもいいですね。モザイクで隠すよりも、ずっとエロいです。着エロものなんかでも感じたんですが、安易にモザイクで隠すよりも、ぐっとエロさが際立つような気がします。そういえばかつてのエロはこうした物理的な隠し方に命を賭けてたんですよねぇ。スケパンもそうだし、SMモノで股縄でギリギリに隠してるヤツなんて、もうたまらなかったですね。エロの原点回帰と申しましょうか。そうなるとモザイク修正が当たり前になってからエロを見だした世代には、こういう感覚ってわかるんでしょうかね。
 前作に引き続いて「けっこう仮面」のおしおき名シーンを完全再現(といっても、セリフとポーズだけだけど)したオマケ映像もついてますし、「けっこう仮面」ファンは必見! と、いいたいところなんですけど、普通は「けっこう仮面」ファンって言うと、けっこう仮面自体が好きな人を指すんですよねぇ。この作品、けっこう仮面の「け」の字も出ないからなぁ。むしろ「けっこう仮面が助けに来るから、高橋真弓へのおしおきが中断されてしまうんだ! けっこう仮面、邪魔!」という意識で作られてますからね(笑)。えー、それでは高橋真弓ファンは必見、とでも言いましょうか。うわぁ、そりゃあすげえ対象層が狭いな。でも、ま、そういう作品でございます。高橋真弓という単語だけで興奮できる方にのみオススメ。

 などと書いてみましたが、このシリーズ、結構売れてるんですよね。さらに電人さん、これを見て気に入ったという某インディーAVメーカーさんから監督として依頼が来て、次回作はそこで撮るらしいです。でも、次は「けっこう仮面」ネタじゃなくて結城彩雨的世界で行くそうです…。うわぁ、そりゃあ、また僕のツボだわぁ…。

「1年S組 高橋真弓のおしおき」シリーズの通販などは、電人さんのblog「理想のSMビデオを作りたい!」を参照して下さいませ。

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