ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

blogで話題になっても

 zoot32さんのblog「空中キャンプ」で二村ヒトシ監督作品「もしも朝の通勤電車ががっついたベロキスをするカップルで満員だったら。」を紹介したエントリーが、はてなブックマークで注目されていて、その影響で僕が前に書いたエントリーまでアクセスが伸びています。zoot32さんは、あの作品を「巷でちょっとだけ話題になっている」と書いているし、はてなブックマークでも「このDVD、前にも話題になってたよねー」なんてコメントもついていましたが、はっきり言って全然話題にはなってません!(笑)。僕と柳下毅一郎さんがblogで書いたくらいじゃないですかね。AV雑誌でも僕がちょっと書いたくらいで、ほとんど黙殺らしいし、売上の方もあまりよくないらしい。
 90年代のバクシーシ山下なんかのAVでも、サブカル系のマスコミで取り上げられてたから売れてたように思われてるみたいですが、実際は全く売れてませんでした。そういや、僕の著書「エロの敵」100以上のblogで紹介されたので、「話題になっている」なんて書かれてたりしましたが増刷かかりませんでした(涙)。売れてません!
 マニアックな音楽やら映画なんかでも、よくある現象ですが話題と実際の売上が乖離しちゃってるんですよね。特にエロに関しては、エロを買うユーザーと、買わないユーザーがはっきり分かれちゃっていて、いくらエロを買わないユーザーにアピールしたところで、実際の売上には結びつかないんですよね。つまり、(嫌な言い方だけど)サブカルな層にいくら評価されたところで、商売にならない。
 数年前に僕の周辺で起こったHMJM論争の時にも痛感したんだけど、変わったエロを面白いと思ってくれている層に、どうやって実際に買ってもらえるかというのが大きな問題だと思うのですよ。面白がってくれている人たちは確実にいるのに、その人たちは買ってくれない。さて、どうやったら買ってもらえるのかなぁ。

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