ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

携帯電話ユーザーが一般的でPCユーザーがニッチ

ちょっと前の記事なのですが、なかなか興味深かったので取り上げます。

「ネット利用はケータイが中心になる--モバイルに賭ける起業家たちの未来予想」 (CNET Japan 2007/08/10)より。

「モバイル・ビジネス・サミット 2007」でモバイル系ベンチャーのキーパーソンによるディスカッションが行われたという記事なのですが、PCとケータイは主従関係が逆転するだろうという予測が語られています。

「電車の中でPCを開く人をほとんど見かけない。しかし、携帯電話は1億人が加入しており、ほとんどの人が普通に持っている。PCに比べて携帯電話の方が一般的だとみると、考えるべきことはいろいろあって当然という気がしています」(jig.jp 福野氏)

「ユーザー数で見ても、携帯電話からネットを利用する人が多く、わざわざPCを起動してネットを利用する人は減っていく気がします。大衆向けサービスは、携帯端末向けのものになるだろうし、そこが成熟することが大事だと思っています」(ロケーションバリュー 砂川氏)

 僕も同じ考えです。特に現在、雑誌が担っている役割は徐々に携帯電話に移行してゆくでしょう、PCではなくて。そしてアダルトメディアも、携帯電話がメインになっていくのではと考えています。次世代のAVメディアはHD DVDでもBlu-rayでもなく、携帯電話になるんじゃないかと。
 これまでのアダルト動画の歴史を振り返ってみると、劇場でみんなで見るピンク映画やロマンポルノから、自宅のテレビで見るAVへと変わっていきました。そして現在はDVDをPCのモニターで見ているユーザーが多いでしょう。どんどんパーソナルに、そして画面と接近しているんですよね。そうなると、次に来るのは究極のパーソナルメディアである携帯電話となるのではないかと思うのです。今後、携帯電話の液晶画面はさらに大きくなっていくでしょうし、より動画へ特化する進化が予想されます。ワンセグの普及やiPhonの登場などで、携帯電話で動画を見るという習慣は根付いていくでしょう。
 DVDというフォーマットによって、長時間化したAVも今度は短い時間が基本になっていくはずです。大画面化が進むだろうとは言え、携帯電話は長時間のコンテンツを見るには向いていないからです。またここでAVの内容自体にも、大きな変化があるでしょうね。僕はメディアの形によって、コンテンツの中身が変化していくということに興味を持っているので、携帯電話時代のAVがどう変わっていくのか考えると、ちょっとワクワクしてきます。

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