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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

1994年のレビュー

原稿アーカイブ

僕がライター仕事を始めた1994年に書いた様々なレビュー原稿です。今から13年前…。さすがに時代を感じますねぇ。

裏CD-ROM 「スーパースロット」
 ま、いつかでるだろうとは思ってたけど、ついに入手しました国産裏CD-ROM。一部で飯島愛の裏モノが出回ったとか噂は聞いたけど、実物は初めて。しかもコレ、天下の大手パソコン通信ネット○フティの掲示板で堂々販売してたのよ。マッキントッシュ対応、送料込で6500円。銀行振込で送金して、名前と住所を電子メールで送るというシステム。ま、ダメもとって感じで送金してみたら一週間ほどでちゃんと送ってきましたよ。
 タイトルは「スーパースロット」。一応スロットマシン・ゲーム風にはなっているけど、かなりチャチい。絵が揃うとクイックタイムのムービーが見れるわけね。
ムービーの内容は自称17歳の女の子をホテルに連れ込んでイロイロしちゃうという、まあブルセラビデオのハードなやつ。女の子はやや太めで、美少女というには難がありますが、確かに若い。
 バイブ使ったり3Pしたりでまあまあ見せてくれますが、いかんせん画質が悪い、悪すぎる。マックのユーザーならわかると思いますけどね、クイックタイムって、それのみを楽しむには少々ツライ画質なんですね。これじゃあ宅配でブルセラ流出裏ビデオ買ったほうがいいんじゃないの?
 ちなみにこのメーカー(?)、出演者や素材のプライベートビデオ募集までやってて、やる気はまんまんです。どーせCD-ROMで出すなら、投稿過激写真を無修正で山ほど突っ込んだのが欲しいな、私は。(94年2月「TOPAZ」)


AV 「ザ・どすこいシスターズ」(ディレクターズ)

 うひゃー。こりゃスゲエ。グラマーを超えすぎたウルトラヘビー級ギャルコンビ、東乃若子&西乃貴子が登場。共に体重100キロ以上(用意した体重計では計量不可能!)2人でバストは合計2620ミリ! タイトル通り相撲ネタのミニドラマもあるんだけどマワシが似合いすぎるう! なんかハダカでいるのが妙に自然なんだよね。男優1人を押し潰しての3Pはもちろん2人のレズシーンまであるぞ。画面一杯、肉!肉!肉! でも最近デブ専ホテトルとか人気あるらしいしなあ。これ、意外に売れちゃったらどうする?(94年2月「話のチャンネル」)


アダルトソフト 「そりまん」(プラネットピーチ)
 アダルトビデオ(以下AV)の監督でゴールドマンという人がいるのをご存じか。不条理で大バカで、どうしようもなく面白いビデオを超低予算で撮ってしまう天才で、業界ではカルトな地位を築いている。
 今ではそれなりにエロな要素を打ち出しているが、デビュー当時の彼の作品は「抜けない」ことで有名だった。なにしろ細かく分割された画面の上で森高千里ルックの女がドラムマシーンのビートにのせてゆらゆら踊るだけとか、ダッチワイフしか登場しないなどという実験ビデオそのままの作品をAVと称して発売していたのである。それは実にバカバカしく面白かったのだが、これをレンタルビデオで「ズリネタ」にするために借りてしまった奴はたまらなかっただろう。私たちはサンプル版をタダで見ているから、こうやって大笑いできるのだが。それと同じことをプラネットピーチの新作ソフト「パワーエロッピー そりまん」を見たときに感じた。
 個人的には椿三四郎率いるプラネットピーチはアダルトCDーROM界で唯一刺激的な存在だと思っている。あの怪作「ダッチROM 恋の奴隷」を初めて見た時はショックだった。女の足の指の一本一本の裏側まで拡大できるフェチ性や意味不明の歌が脈略もなく流れるナンセンス性には心底恐れ入った。その他の作品も独特のバカバカしさに満ちていて、私は大好きだ。私は遊びに来た友人には必ずプラネットピーチのROMを見せて一緒に大笑いしている。
 さて「そりまん」は「世界初の剃毛ソフト」である。私立K大生や社長秘書などのアソコの毛をジョリジョリできるゲームである。もちろんそんなゲームがソフ輪に許されるわけがない。ではどうなっているかというと…。ネタをバラしてしまうと面白くないからここには書かないが、私は大笑いした。これは凄いと思った。でも5千4百円払って買った人はかわいそうだとも思った。「そりまん」は紛れもなく傑作ソフトだ。でも口が裂けても買えとはいえない。(94年5月「GURU」)


AV 「獣のようにブチ抜いて!」(アテナ映像)

成熟した色気がムッと匂ってくるような西尾艶美が、ベテラン男優の日比野達郎と一軒屋で二日間過ごすというだけのシンプルな構成だ。すべてを心得たオトナ同士のセックス。触るだけでとろけてしまいそうな艶美の肉体。糸を引くような濃密なディープキス。お互いを高め合う愛撫の交歓。なんの仕掛けもしていない、ただのカラミがこんなにイヤらしいとは思っても見なかった。なにしろ二人で食事をするシーンまでもが、とんでもなくワイセツなのだ!(94年6月「スコラ アネックス」)


AV「カム・カム・マイホール」(アトラス21)

 AVの名門メーカーVIPがアトラス21と社名変更しての新作は、藤田リナちゃんの名古屋にある実家を訪れてしまおうという大胆な企画。本当の両親やクラスメートなんかも登場して、彼女の思い出を語ります。AV女優という職業でがんばる娘を応援しているとはいうものの、複雑な表情をしているお父さん。泣けます。それなのに、そのお父さんが経営しているスナックで本番を撮影しちゃうなんて、バチがあたるぞー。でもカラミのシーンも迫力充分で実用度は高い。ウワサの潮吹きシーンもアリ。本当にピューピュー噴出してます。(94年7月「話のチャンネル」)


インディーズV「屈曲桃尻人形6」(筑波映像)
 若い女の子特有のムッチリとした体つきの中山だりあちゃんを屈曲位に縛りあげ、徹底的にアナルをチェックします。指、ゴムの張形、ローター、色々なものが彼女の肛門へ入っていきます。
 素晴らしいのは600ccの浣腸を施したあとの排泄の瞬間をスローモーション再生しているシーンです。だりあちゃんの肛門がヒクヒクとうごめきながら開花し、、便と薬液を吹き出していく様が、見事に捉えられています。便自体が小量なのが残念ですが…。
 このシリーズはどの作品も、ひたすらにアナルと屈曲位のポーズにこだわった構成となっていて、マニア心をくすぐります。作り手側のお尻に対する情熱が画面から伝わってくるのです。これはアナルマニアにとっての究極のビデオといっても過言ではないでしょう。なによりも肛門が無修正だというのが嬉しいかぎりですね。(94年7月「お尻倶楽部」)


AV「鬼畜の宴」(ザウルス)
 まずは路上で白昼堂々、ワゴン車から放尿するギャル2人…。といきたいとこだが、ひとりがどうしてもオシッコがでない。そこから悲劇ははじまるのでした。ホテルに場所をうつしても、そのコはオシッコが出せない。こうなるとイジメ男優、辻丸耕平の本領発揮だ!「オシッコがでないんだったら、かわりにどんなこと
されてもしょうがないな」と脅かし、剃毛やら屋外放置やら好き放題にイジメ倒します。一方もうひとりのコは脳天気にジャージャー。明暗くっきりです(笑)。(94年8月「話のチャンネル」)


AV「ONANIEの神秘」(誠)
 ターザン八木率いるレーベル、誠の新作は驚異のモザイクなしビデオだぁ! なぜかというと前張りしてるからなんですね。うひー。しかも内容もスゴイぞ。28才のフェロモンプンプン女がベットの上で時間一杯オナニーするだけ! うわあ、いつのAVだぁ? 小学5年生の頃から始めて、今でも1日3回ペースでオナニーに耽っているというだけあって、なかなかイロっぽいイキっぷりなんですが、それだけで60分持たせてしまうのは色々な意味でスゲエ…。(94年9月「話のチャンネル」)


楽器「ジャミネーター」(ヤマハ

 恐るべきハイテク・ドラッグ、それがジャミネーター。一度これを手にしたら1時間、2時間はアっという間。恍惚とした表情を浮かべてポーズを決める様は、傍から見ればただのバカ。しかし本人は快楽の世界をさまよっているのだ。まさにドラッグ!
 いちおうジャミネーター(以下ジャミ)を知らない人のために説明しておくと、これはサンプリング・ギターとでもいえるもので、ギターのフレットや弦に相当するスイッチに、それぞれフレーズがサンプリング(合成音だけど)されている。で、プレイヤーは曲に合わせてスイッチを押していくだけで、超絶ギタリストの気分が味わえるという仕組みなのだ。とにかくデタラメに押さえていても曲になるところがスゴイ。楽器が全くできない人でも、いきなりライトハンドばりばりで弾きまくれるのだ。実際はフレーズをつなぎ合わせていくわけだから、ギタリストというよりDJに近いのかもしれない。
 さて、ジャミはROMを入れ替えることで曲を変更できるのだが、今度発売されたアーチストシリーズは、「エリック・クラプトン」「ディープ・パープル」「ジェフ・ベック」の3つ。ギター少年(元?)が泣いて喜ぶラインナップだ。しかもこのシリーズの特徴は楽曲の完全コピー! 付属のオリジナルTAB譜(ギターの指のポジションを表示したもの)通りに操作すれば、「ブラック・ナイト」も「ホワイト・ルーム」もレコード通りにバッチリ弾けるというわけだ。「レイラ」なんて後半のピアノパートまで再現できるんだぜぇ。しかし完全コピーをするには、TAB譜と首っぴきで結構練習しないと難しい。もうジャミもいい加減に弾いて喜ぶ時代ではないのね。
 オリジナリティよりも完全コピー。なんかカラオケ教室で必死に練習してる日本人像が見えてきそうな感じだけど、確かにボタンを押しているだけとはいえ、憧れのギタリストのフレーズをリアルになぞれるってのは気持いいんだろうなあ。
ちなみに僕はハードロックは全く聴かないもんで、オリジナル曲をほとんど知らなかったのだけど、いい加減に弾いて一番やりやすかったのはジェフ・ベックの「ジェフズ・ブギー」でした。
 でも、僕たちのようなニューウェーヴ少年(元)のために、アンディ・パートリッジとかエイドリアン・ブリューのROMも出して欲しいな。あとアルビニとかサーストン・ムーアとか…。あ、Tレックスでも我慢する。(94年9月「GURU」)


インディーズ V「MARY JANE」(ケイ・ネットワーク)

 ヘアヌードが事実上解禁になっている今でも、AVにおけるヘアは未だに絶対厳禁だ。それどころかビデ倫の規制は時代に逆行するかのようにさらに厳しくなり、もはや悪い冗談のような域に達している。
 しかし、なぜか最近では純然たる「ヘアビデオ」が店頭で堂々と販売されている。もちろん裏ビデオではない。これは、ようするにビデ倫を通さない一般作としてのヌードビデオなのだ。一般週刊誌ではヘアヌードは見れても、エロ本ではヘアが修正されるという「ねじれ現象」がビデオの世界でも起こっているわけだ。
そうしたヘアビデオのひとつが河合メリージェーン主演の「MARY JANE」(ケイ・ネットワーク)だ。AV界の鬼才、豊田薫を監督に迎えたこの作品、かなりの大ヒットを記録しているらしい。
 もちろんAVではないので、カラミのシーンは無い。だが、これはかなりエロティックなビデオだ。元々耽美的な映像表現が得意な豊田監督が、ここぞとばかりに凝りまくったイメージシーンが詰め込まれている。よく出来ている作品だと思う。ここんところAVでは不調の豊田監督が久々に本領を発揮したという感じだ。
 ここで疑問がひとつ。このビデオに群がった人たちは、何を求めてこれを買ったのだろう。まさか耽美的なイメージ映像が見たかったわけじゃないだろう。もちろんヘアが目的のはずだ。それも動くヘア。コンビニで数百円出せば、ヘアヌードがいくらでも入手できる状況でも「動くヘア」ってのは、まだまだ価値があるのだ。でもヘアが動いたからって、それで興奮するか? 個人的には想像の余地が無い分だけヘア写真集より欲求不満になってしまった。(94年10月「スコラ アネックス」)


AV「淫乱霊感調教」(ザウルス)
 分厚い化粧に、イレズミをほどこしたグラマーすぎるボディが強烈な42歳の女占い師が登場。このオバサン、結婚歴10回以上(しかも同じ相手と!)を誇り、なじみの居酒屋では、頼まれもしないのにカラオケストリップまでやってしまうというキレまくった性格の人なのです。
 本作ではレズや4Pなど、様々な凄まじいパフォーマンスを見せてくれますが、やはり圧巻はマゾ男優相手のSMプレイ。悪い霊を祓うためだといいながら、ムチやローソクで責めまくり、オシッコを哺乳ビンで飲ませ、あげくは牛乳やケチャップで浣腸した自らの排泄液をゲラゲラ笑いながら男優の顔にビシャーっ。彼女の辞書には恥という単語は存在しないようです。このオバサンのパワーのスゴさには、あの怪優清水大敬氏が頭痛を訴えたというから恐ろしいですね(笑)。(94年12月「お尻倶楽部」)

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