ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

エロ業界の敵はIT推進と少子化対策

 これまでにも色々なところで書いておりますが、現在のエロ雑誌というのは、「ネットができない人の救済措置」という存在なんですよね。アンケートなどで調べてみると、読者のPC所持率がかなり低い。あと、最近地方での売上率が上がってきているのは(単に都市部での売上が落ちているだけのようですが)やはり、地方ではネット環境が整っていないからということが影響しているような気がします。残念ながら現状としてはエロ雑誌は「時代に乗り遅れてしまった人が読むもの」になっています。うーん、やっぱり既に「終わってしまったメディア」なのかなぁ…。
 しかし気になるのは、どうやらAVを買っている人のPC所持率も低いということ。AVもネットができない人が買うものなのでしょうか。つまりネットがあれば、AVは要らないということ? まぁ、頷けますけどね。
 現在のエロ本の主な読者層というのは40代独身男性、そしてAVの主なユーザー層は30代後半の独身男性。そして共にネット環境を持っていないという人たちなのです。
 今のところ、まだネット弱者(あえて、そんな言い方をしてみましょう)の数がそれなりにいるから、なんとか市場が出来ているわけですが、さらにネット環境が浸透してきたら、その時はアダルト市場は死んでしまう? 
 と、すれば、アダルトコンテンツ業者としては、IT推進と少子化対策を公約に掲げる政治家に票を入れてはいけないということになりますね(笑)。
 以上、思いついたことのメモ。そのうち原稿にまとめるつもり。
そういや、前に「30代の既婚率があがると文化が滅びる?」なんてエントリも書いてましたね。

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