ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

いい大人


かっこいいよね、君のそのTシャツ
かっこいいよね、君のその髪型
かっこいいよね、君のそのピアス
かっこいいよね、君のそのタトゥ


ほんと、30過ぎには見えないよね


「いつまでも少年の気持ちを忘れないよ」なんて
まさか本気で言ってるわけじゃないよね
いつまでもこんなこと続けてちゃ、やばいんだろ?
そろそろ自分の年齢と向き合いなよ


ほんと、30過ぎには見えないけど


そうだよ
君はいい大人
もうあきらめなよ
君はいい大人


「年なんかを気にしてちゃ何もできないよね」なんて
本気で思っているのは君だけだろ
周りが気をつかっているのがわからないかな
調子に乗ってるとそのうちバカにされるよ


ほんと、30過ぎには見えないよね


かっこいいよね、君のそのTシャツ
かっこいいよね、君のその髪型
かっこいいよね、君のそのピアス
かっこいいよね、君のその生き方


ほんと、30過ぎには見えないけど


そうだよ
君はいい大人
もうあきらめなよ
君はいい大人


30過ぎには見えないよね


モデルプランツの「いい大人」という曲であります。聞く人を嫌な気持ちにさせることでは定評のあるモデルプランツの詞の中でも、最も耳がいたいと言われる曲です。 んで、まぁ、これは自分に対して歌っているわけです。 さすがにもう「30過ぎには見えないよね」とは言われなくなりましたが。

「電メリ4」が終わって、なんだか腑抜けのようになってます。

「電メリ」は非常に出演者の年齢層の高いイベントです(笑)。大半が30代、40代。もうみんないい大人ですよ。いい大人がバカやってますよ。
「電メリ」のコンセプトとして「大人の学園祭」というのがあります。僕は学生時代は、あまり学校が好きではなかったので、学園祭体験が希薄なんですね。だから、今になってそうしたムードを求めてるのかもしれない。なんか学園祭っぽいことを、しょっちゅうやってるような気がします。学園祭、楽しいなぁ。ちゃんと若い時に楽しんでおけばよかった。でも、いい大人になってから、こうやって盛り上がるのって、若い時よりも違った意味で楽しめてるような気もします。

僕は今、バンドをやるということに、どこか引け目を感じています。20歳前後の頃は、音楽のことばかり考えていたし、自分の生活の中心でした。バンド活動が一番大切でした。でも、今は色々ある楽しみのうちのひとつでしかありません。仕事だの家庭だの他の趣味だのと折り合いをつけた上で、バンド活動をやっています。新曲もなかなか作れないし、腰も重い。モデルプランツは、ライブは年に2回くらいのペースが続いています。これで現役とは到底言えません。真剣に活動している若いバンドに対して、なんか申し訳ないよなぁという気持ちがあります。こんなの自己満足じゃないか、カラオケと同じじゃないかな、とか。

でも、まぁ、楽しいんですよ。やっぱりバンドをやるということは、すごく楽しい。演奏も楽しいし、バンド仲間とコミュニケーションすることも楽しいし、ライブというイベントをすることも楽しい。なかなか止められない。たぶん、このまま50歳になってもやってそうな気がする。体力の問題もあるけれど。

こういうことを言っちゃうのはアレですが、真剣にやっていた20歳の頃よりも、今の方がバンド活動を楽しめているような気がします。ただ、楽しければいいのか、と思うこともあるけれど、まぁ、楽しいからやってるわけですよ。別にカラオケと同じでもいいや。

なんかねぇ、人生はどんどん楽しくなってる気がするんですよ。10代よりも20代、20代よりも30代が楽しくて、たぶん40代はもっと楽しいような気がする。そりゃ、体力的な問題とか仕事の浮き沈みとか悩みとかは一杯あるけど、交友関係だって広がるし、自分の色々なスキルも上がっていくし。今、10代に戻りたいかと言われても、絶対に戻りたくないな。暗黒の10代だったし(笑)。

まぁ、何が言いたいのかと言うと、みなさん「いい大人」になっても、ずっと楽しくやっていきましょうねということなのです。大人の方が最高なんだから、無理に若ぶらずに、大人として楽しいことやっていきたいなぁと。

大人の学園祭的なこと、もっとやっていきたいですね。

ちなみに動画は昨年の「電メリ3」のライブより。撮影はカンパニー松尾です。前もアップしたけど。

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