ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「抹茶ひつまぶし 日本一弁当」(愛知県 名古屋駅)1200円

 名古屋名物の鰻のひつまぶしを駅弁で再現。

日本一のうなぎ生産地三河一色の蒲焼きを味ごはんに豪華に盛りつけ、日本一の抹茶生産地西尾の抹茶(てん茶を碾いたもの)をのせ、日本一長い守口大根を添えた贅味あふれる日本一、名古屋の抹茶ひつまぶし

とのことで「日本一弁当」なのだそうです。
いや、しかしこれ凄いです。ふたを開けると細かく切れ目を入れられた鰻がドーンと横たわっています。え、1200円の駅弁なのに、こんなに鰻がいっぱいあっていいの? と心配になるほどです。

 一膳目はタレで、二膳目はワサビで、三膳目はお茶漬けでと三段階の食べ方が楽しめるのが、ひつまぶし。この駅弁も、そうした食べ方を推奨してます。

 まずはタレをかけてそのまま食べてみます。輸送駅弁なので、当然冷えて固いのですが、鰻が美味いんですよ。所詮、駅弁の鰻と思っていたのに、嬉しい誤算。なんだよ、ちゃんと鰻じゃん。

 そして今度は付属のわさびと刻み海苔を振りかけていただきます。これまた美味いです。いや、本当のひつまぶしだと、おひつにたっぷりあるので、こういう三段階の食べ方が出来るですが、駅弁ともなると、ご飯の絶対量が少ないので、うっかりしてると食べ過ぎちゃうんです。つーか、食べちゃうんです。うまいから。

 でも、我慢して、最終段階のお茶漬けに進みます。熱いお茶がいるし、「茶碗など他の容器に移してお召し上がり下さい」なんて書いてある時点で駅弁としては不完全なものということになるんですが、これはやってみたいですよねぇ(駅で売っているのは、プラスティックのトレイに入っていて、お茶をかけられるみたいですが、駅弁大会で売っているのは、直に紙容器に入ってました)。

 はい、当然のように昨年の駅弁大会でゲットした長野ナカジマ会館のきじ焼き丼の丼を使いますよ(笑)。ああ、この丼、本当に重宝してます。丼の中に鰻とご飯を入れて、陶器のフタをして、電子レンジで2分。その間にお湯を沸かしますよ。
 実はお湯が沸く前に、我慢できずに温まったうな丼を少し食べたのですが、これがバカうま。このままお茶漬けにしないで、全部食べちゃおうかと思ったほどです。でも、大人ですから、そこをグッと我慢して、付属の抹茶パウダーを振りかけ、そして熱湯を注ぎます。
 うな茶の完成です。うわ、美味い。美味すぎる。これは駅弁とか、そういうの抜きにして普通に美味いです。うっとりとしながらかき込みました。

 ちゃんと肝も付いてるし、箱の内側は金色だし(笑)、なんと豪華な駅弁なのでしょうか。他の器やお茶が必要ということで、駅弁としては反則だと思うんですが、美味さだけでいったら、これは今年食べた駅弁の中でもダントツですよ。
 これなら日本一を名乗っても、いい。
 

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