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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

消費者生活2003年2月

僕が2003年に某携帯サイトに連載していた「消費者生活」という自分が購入した(お金を払った)ものについてのレビューをこれから数回に渡って再録します。3〜4年前って、もうかなり懐かしいんですね。

●HD付DVDレコーダー「パイオニアDVR-77H」 ビッグカメラ池袋西口店にて136500円(税込)で購入。

 話題のHD付DVDレコーダーを購入した。DVDレコーダーとしては、さっぱり使っていないので、あくまでもHDのハナシになるのだが、確かにこれは便利。TVとのつき合い方が変わるなぁと実感した。ビデオと違って事前にテープをセットしておかなくてもいいし、画質が劣化することもないので、特に見ないような番組でもどんどん予約を入れて録画してしまう。別に見ないで消しちゃってもかまわないわけだし。
 またHDの特長である、録画しながら、その番組を最初から見ることができる「おっかけ再生」という機能がすごくイイ。ビデオだと、番組を最初から見たいなら、録画が終わってからじゃないと見ることができなかったのに、HDならいつでも最初から見ることができるのだ。7時からの番組を10分遅れで、ほぼリアルタイムで見ることも可能だし、途中でトイレなどの用事で中断しても、そこから続きを見ることも出来る。
 これは、ある種のタイムマシンだ。自分の都合に合わせてテレビを見ることができる。オン・デマンド的な感覚なのだ。
 まだまだ高価だが、これが安価になり普及するとテレビのあり方ってのが、かなり変わってくるのではないだろうか。多チャンネル化ってのもあるし、テレビが時代の共通体験であるという前提が、どんどん崩れてきちゃうそうな気がする。それがいいんだか、悪いんだかはわかんないけど。
※恐ろしいことに、自宅ではこれをまだ愛用しています。ブルーレイだHD DVDだ、何百GBだという時代に…。でも、まぁ、十分使えちゃうんですよね。


●チキングリル定食 松屋高田馬場3号店にて580円(税込)で購入。
 定食屋のカジュアル化という話でいえば、大戸屋がその代表格になるんだろうが、松屋も負けていないと思う。あくまでもストイックに牛丼にこだわり続ける吉野家を横目に、現在の松屋は「牛丼もある定食屋」だ。実際、僕もよく松屋に行くが、牛丼はあまり食べたことがない。つい定食を頼んでしまう。松屋はカレーもレベルが高いしねぇ。
 で、その松屋の新メニューが「チキングリル定食」。公式サイトの紹介文によれば「甘辛しょうゆダレでおいしく焼き上げました。柔らかくてジューシー。葱がアクセントとなり、味を引き締めます」とのこと。
 さっそく食べましたよ。甘辛いタレが、ヒタヒタにかかっていて、チキンはやや固めの歯ごたえ。ネギの味がかなり強いので、ネギ嫌いの人にはオススメできません。子供とかダメでだろうな。総合的に味のインパクトはイマイチ。でも全部ご飯の上に乗っけちゃって、タレでご飯を汚して焼き鳥丼にして食べるといいかも。また注文するかといえば、微妙なトコですな。
 しかし、松屋って新メニューを何日も前からポスターで予告しているのが、変。食べ物屋で予告って、あまり聞いたことないよねぇ。「冷やし中華はじめました」はあっても、「冷やし中華開始まで、いよいよあと3日!」なんて張り紙は見たことない。今回もポスターが貼ってあるからと、発売開始日前から食べようかと思って、チキングリル定食を食券販売機で探しちゃったのだった。ウチの事務所のオオツボなんか、発売開始日にかけつけたのに、発売開始の1時間前だったので、涙を飲んでカレギュウ喰ったらしい。ちゃんと翌日、リベンジしにいってたけど。こんなに楽しみにしてる人がいるんだから、予告って効果があるってことか。
※チキングリル定食はちょっと前にリニューアルしてましたね。ところで松屋のサラダ用のフレンチドレッシングが美味しいと思うんですが、どうでしょう。


●劇団FUGS!公演「お湯の花道 シングルズ・バージョン」 タイニイ・アリスにて2500円(前売・税込)で入場。
 最近、親しくさせてもらっている元AVクィーンの小室友里さんが出演するということで久々に小劇場で演劇を見た。タイトルからわかるように、風俗店(ヘルス)を舞台にしたコメディ。大きなストーリーは特になく、スケッチ的なシーンが積み重なっていくという構成だ。小室さんは「風俗という仕事に誇りを持っている」ナンバーワン・ヘルス嬢役。他に男に騙されて借金を背負って入店した元OL、ホストに貢ぐために働く女子大生、なんとかプレイをさせずに済まそうとする子、アメリカで店を開く資金を貯めようとしている実はレズビアンの子、女優を目指している子など、様々な風俗嬢が登場するのだが、この描写が非常にリアルなのだ。
 実は風俗ライターとしての顔も持つ僕としては、こういう風俗を舞台にしたドラマや漫画を見ると、ついついアラ探しをしてしまうのだが、ほとんど気にならなかった。知り合いの元風俗嬢と一緒に見たのだが、彼女も「リアルだねぇ」と驚いていたほどだ。ああ、こういう子って本当にいるわ、こういうことって本当にあるわ、とうなずきっぱなし。演出・脚本の高宗謙三はずいぶん風俗を研究したのではないだろうか。しかし、どうやって?(笑)
 風俗嬢をテーマにすると、ついついダークでヘヴィな面を描きたくなるところだが、そのあたりも触れつつも、サラリと流しているセンスも好感が持てる。
 しかし、僕らは「風俗の現状」を知っているからこそ、「あるある」ギャグのように楽しめたのだが、全く風俗を知らない観客には、どのように受け止められたのか、ちょっと興味のあるところだ。
※演劇ってほとんど見ないので、もしかしたら演劇を見に行ったの、これが最後かも(笑)。


●DVD「VisualYMO:the Best」YMO(SMEJ) ビッグカメラ池袋西口店にて4935円(税込)で購入。

 数多くリリースされているYMOのビデオ(DVD)から厳選されたベスト版DVD。ビックカメラでHD付DVDレコーダーを購入して、ついでに何かDVDソフトでも買うべとソフト売り場をうろついて、決めたのがコレ。実はあんまりYMOの熱心なファンではなくて(適度にはファンですよ、もちろん)、CDもビデオも持っていなかったのだが、これを見てるうちにYMO熱が高まってきた。やっぱ燃えるんだよねー。たぶん近日中に再発CDを揃えちゃうそうな予感。
 79年のLA公演(チューブスの前座!)から、83年の散開までのライブやTV出演の映像が盛りだくさん。あのフジカセットのCMも入っているのが、リアルタイム世代にはうれしいところ。
 しかし、このDVDの最大の魅力は、副音声に入っている高橋幸宏の解説。映像を見ながら、当時の思い出を語っているのだが、これが適度に下世話で楽しいのだ。ライブ映像を見ながら「松武さんは、何をやっていたのか僕らも知らなかったんだよね」とか、「あの衣装は人民服っていわれてたけど、本当は昔のスキー服なんだよねー」とか、マジメなインタビューでは聞けないレアなネタがいっぱいだ。特に、今見ると相当恥ずかしい「体操」と「君に胸キュン。」のビデオクリップの解説は爆笑モノ。あの超ダサの「体操」は、本人たちのセンスがかなり取り入れられていたのか、アレはトーキングヘッズを意識してたのか、とショッキングな事実も発覚。あと、「胸キュン」はフェリーニを意識してたらしいですぜ、ダンナ(笑)。あの踊りは立花ハジメの振り付けだったとか…。
 あと個人的には、当時はシンセの音が軽すぎて嫌いだった「浮気な僕ら」の曲が、今聴くと意外によいなぁと再認識したりして。
※この間、初音ミクYMOカバーを聴きまくったせいで、またYMO熱が再発しつつあります。

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