ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「高橋真弓のおしおき3 力いっぱい股さき機の刑&浣腸フルコースの刑!の巻」発売!

 NAO DVD 6月号(4月21日発売)で「2.5次元からアダルトビデオへの挑戦!?」というアキバ系AVの特集記事を書きました。TMA、イフリート、GIGAといったアキバ系メーカーへの取材にゴローちゃんこと鳴沢賢一氏へのインタビューなど、かなり面白い原稿になりました。興味がある人は、ぜひお読み下さい。作り手が面白がり、それをユーザーも一緒に面白がれるという今のAVが失ってしまった幸福な関係が、アキバ系AVには残っていると思うのです。
 アキバ系AVというのは、アニメやゲームなどのアキバ方面で人気のある作品をネタにした「オマージュ」AVの総称ですが、まぁ、エロ同人誌のAV版ですね。そういう意味では我が同志、小林電人さんの自主DVD「高橋真弓のおしおき」シリーズなんてのは、正にエロ同人誌のAV版だなぁと思うのです。何しろ全て手作り。モデルの子と一対一で撮影し、一人で編集し、自分でDVDレコーダーで一枚一枚焼き、パッケージもカラーコピーでいちいちジャケットサイズにハサミで切り取って作ってるんですから。同人誌よりも、ずっと手作り感が高い(笑)。
 というわけで、一年半ぶりに「高橋真弓のおしおき」の新作が完成しました。電人さんは上野ゆり主演の「2」を自主制作した後、スクラムで「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」、ベイビーエンターテイメントで「セーラー服淫肛羞恥地獄」「同2」と商業メーカーで監督していましたが、久々に原点である「高橋真弓のおしおき」に戻ってきたわけです。
「メーカーさんからは好きに撮っていいと言われていたんですが、やっぱり自分でセーブしちゃうんですよね。自主制作だと、本当に好きに撮れるのがいいですね」とは、電人さんの弁。でもまぁ、メーカーでも十分に変な作品撮ってたような気がしますけどね(笑)。
 さて「高橋真弓のおしおき3 力いっぱい股さき機の刑&浣腸フルコースの刑!の巻」ですが、もうタイトルからして部外者排除してますよ。力いっぱい股さき機なんて「けっこう仮面」ファン以外は何が何だかわかんないでしょう。一応説明しておきますと力いっぱい股さき機ってのは永井豪先生の名作「けっこう仮面」で、ヒロイン高橋真弓ちゃんが受けるおしおきのひとつで、鎖に繋がれた手足を引っ張られて全裸で大の字にされてしまうという刑なのですね。単行本では4巻に収録。このシーンが電人さんにとっては30年来の最高のズリネタ。未だに使ってるというんですよ。いや、実は僕もそうなんですけどね。
 んで、今回は、このシーンを実写で再現したというんですよ。うわぁ、そりゃあ僕にとっても30年来の悲願。「けっこう仮面」って、何度も実写化されてるんですけど、おしおきシーンに力が全然入ってませんからね。僕ら(?)にとっては「けっこう仮面」ってのは、おしおきシーンこそが全て! 極論言っちゃえば、あのマスクをかぶった全裸の女なんてのは、おしおきを途中で邪魔しちゃう余計な存在でしかないわけですよ!
 というわけで「けっこう仮面が助けにこないおしおき」をコンセプトに作られている電人さんの「高橋真弓のおしおき」ですが、今回ついに長年の夢である「力いっぱい股さき機」の刑の再現に挑戦したわけですよ。感動するなぁ。
 原作では、ハンドルを回すと鎖が引っ張られるという機械(だから力いっぱい股さき機)なのですが、それはさすがに制作するわけにはいかないので、僕ら協力者が、画面の外から鎖を引っ張ってました。そう、いつもはモデルと一対一で撮影する「高橋真弓のおしおき」の現場に初めて部外者が足を踏み入れたのでした(笑)。
 まぁ、どこまで再現できているかは、本編を見て確認していただきたいのですが、結構いい感じだと思いますよ。セリフも構図も、かなり忠実。そして嬉しいのは、特典映像として「イヤハヤ南友」の「八つ裂きテスト」を再現した別バージョンを収録していること。力いっぱい股さき機では、まず足を開かせて、それから隠した手を引っ張ってどかせるという順序なのですが、八つ裂きテストでは同時に両手両脚を引っ張るので、まず力の弱い腕が引っ張られて乳房公開、続いて脚を広げられてアソコ公開、という順序なのですね。僕と電人さんはよく、どっちの順序の方がよりエロいかを熱心に討論していました。ええ、バカです。40代男性同士の会話とは思えないでしょうが、僕ら本気ですから!
 まぁ、その辺を踏まえて電人さんは本編では力いっぱい股さき機と同じく足>腕の順番でのおっぴろげ、特典映像で八つ裂きテストのように、腕>足の順番でおっぴろげを再現しているわけですね。ちなみに「イヤ南」の八つ裂きテストでは、体育館の真ん中でセントバーナードやら馬やらバッファローやら象&子猫が女の子の手足を引っ張るのですが、さすがにそこまでは再現不可能(笑)。力いっぱい股さき機で、同時に両手両足を引っ張ったらという設定になってます。いや、実は電人さんの夢は、本当に力いっぱい股さき機を作ることと、体育館の真ん中に体育マットを敷いて、その上でバッファローたちが手足を引っ張る映像を撮ることらしいです。もっと手軽にCGが使えるようになると、実現出来ちゃうかも知れないなぁ、その夢。
 そしてもう一つの見せ場が浣腸フルコース。これまでの電人作品でも、必ず浣腸シーンがあるんですが、実は今までは出るのは浣腸液だけだったんですね。あまりスカトロ趣味はない電人さんなので、その辺のこだわりはあまりない。でも、ファンからの要望にお応えして今回は”ミ”が出ることにこだわったとのこと。まぁ、それでも、それほど汚い感じにはなっていないのが電人ワールドですが。
 この浣腸シーンも、原作で高橋真弓ちゃんが「また血が出るまでカンチョウされちゃうのかしら」というセリフ、それから一日一種類のおしおきを徹底的にやりそれを100日続けるという「おしおきフルコース」からインスパイアされているそうです。そういうこだわりは相変わらず細かいですよ。おっぴろげられたアソコを覗きこまれて真弓ちゃんが言う「ひどいわ、お母様にしか見られたことのないところを〜」と叫ぶセリフは「超マン」ですな。ひひひ…。
 本作の主演は、「1」、そして「セーラー服淫肛羞恥地獄」に主演していた高橋真弓さん(モデル名もこうなってるみたいです)。彼女の哀しげな表情とスレンダーすぎるロリボディ(その貧乳っぷりはもはや芸術!)は、やっぱりいいですね。電人ワールドにぴったり。もはや名コンビといってもいいでしょう。
 今回も僕が色々お手伝いしているわけですが、本当に電人さんが楽しんで作ってるのがわかるんですよね。なにしろカラーコピーしたジャケットを一枚一枚切り抜いてる姿が、もう楽しそうなんですよ。最初に書いたアキバ系AVについても思ったんですけど、こういう本当に自分の好きなものを好きに撮って、楽しみながら作るという姿勢、一般AV制作の人たちも思い出して欲しいなと思います。制作者が楽しむことは、ユーザーを無視することとイコールではないはずなんですから。

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小林電人blog「理想のSMビデオを作りたい!」

http://denjin.5.dtiblog.com/

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