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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

消費者生活2003年5月

僕が2003年に某携帯サイトに連載していた「消費者生活」という自分が購入した(お金を払った)ものについてのレビューの再録です。

●1975年の少年マガジン 神保町中野書店などで一冊300円〜500円

 ここのところ、古本屋をまわって1975年頃の少年マガジンを集めている。この時期に僕がこよなく愛する「イヤハヤ南友」という永井豪のマンガが連載されているためだ。もちろん単行本でも揃えているのだが、たまたま当時の少年マガジンを一冊買ってみたら面白くて、コンプリートしたくなってしまったのだ。
 僕はリアルタイムで読んでいたため、他の連載漫画(有名どころでは『釣りキチ三平』とか『うしろの百太郎』とか、マイナーどころでは『ゲタバキ甲子園』とか『あるぷす犬坊』とか)も懐かしくて、続きが読みたくなってしまったのだ。懐かしいといえば、広告もまた懐かしい。おお、ラジカセのジーガムだ。ゲイラカイトだ。この頃の少年誌って必ず切手の通販広告が出てたよなぁ。ペーパークラフトの通信講座のキャッチコピーが「キミのセンスが生きるナウでガッツな新特技」だよ。うわぁ、エポック社のテレビテニスだ。テニスゲームしかできなくて19500円、た、高い。世界の不思議ニュースを集めた豆知識コーナーも懐かしいなぁ…。などとノスタルジック・アドレナリンが出っ放し。
 一冊が500円程度と手ごろな値段ということもあって、見つけれると買い込んでしまう。しかしさすがに30年近く前の本、紙も劣化しまくってページの裏写りは激しいし、独特の古書臭もする。まぁ、それも味わいか。
 こうした古雑誌は、店頭ではビニールパッキングされていて、中身がチェックできないため、買ってから中を確認する楽しみもある。お目当ての「イヤハヤ南友」でも、ハイライトシーンには、なかなか当たらない。うーむ、30号代が耐熱テストか、すると一番欲しい八つざきテストは50号あたりかな…。
※まだコツコツと買っております。「まんだらけ」なんかだと100〜200円くらいとリーズナブル。

●「ミルモの里のぽよぽよ王国」 池袋サンシャインシティにて入場料2000円(親子券)

 ゴールデンウィークに小学一年生の娘にせがまれて出かけた人気アニメのイベント。会場についてびっくり。入場制限とやらで、入るのにも一時間近く待たされる。しかも、僕らの後ろにも列が建物の外まで続いていた。最後尾の人は、いつ会場に入れたんだろう…。
 ようやく入場したものの、え、何、これだけ? ビニールで出来たしょぼいセットがポツンポツンとあるだけ。目玉のミルモショーは、大混雑なので見るにはまた並ばないとならない。それ以外のアトラクションといえば、ミルモグッズを手づくりできるコーナーのみ。それが一つ400〜600円なのだが、回数券は1000円つづり。つまり強制的に1000円取られる! ウチはビニールに絵の具を塗って、焼いてもらう「ぽよぽよ焼」と、塗り絵をバッチにしてもらうヤツを選んだのだが、色を塗るのに並び、それを加工してもらうのも、また並ぶ。もうひたすらに金をむしられ、並ばせられるイベントなのでした。
 そしてもちろん出口には、ミルモグッズのショップが…。ここを素通りさせてくれるほど、コドモは甘くないよねぇ。ミルモのシールを作れるおもちゃ980円買わされました。
 後日、東京駅近くにあるポケモンセンターに行ってここでもびっくり。これまた入場するのに一時間待ち。え、ここグッズショップでしょ? さすがにあきらめて帰りました。コドモ、泣いてたけど(笑)。
 コドモとのお出かけは、大変なんです。
※この手のイベントには行かなくなりましたねぇ、さすがに。ホッとしたというか、ちょっと寂しいというか(笑)


●特製中華そば 中野青葉にて850円

 しかしラーメンブームも長い。今やラーメンの激戦区じゃない町があるのかと思うほど。
そんな中でも中野駅北口ふれあいロード周辺のラーメン密集度は凄まじい。「奥州白河らあめん南湖」に「山頭火」「おーくら家」などラーメン専門店が十数軒は並んでいる。その中でも一番の人気店が「青葉」だ。カウンター9席のみの小さな店だが行列の途切れることはない。行列の苦手な僕はいつも眺めるだけだったが、この日は珍しく3人ほどしか並んでいない。これはチャンス。5分待つだけで食べることが出来た。
 メニューは中華そばとつけめん、そしてそれぞれ具が豪華な特製がある。とりあえず特製中華そばを注文する。店内には強烈な煮干の匂い。すぐにやってきた特製中華そばも当然のことながら煮干の香りバリバリ。でもコッテリとした脂も浮いている。後で調べてみると煮干、鯖、鰹の和風ダシと豚骨、鶏ガラの動物系ダシのWスープなんだそうだ。
 肝心の味だが、確かに美味しい。でもしょっぱい。いや、美味いには、美味いのだが、そんなに並ぶほどズバ抜けて美味いのかというと、よくわからない。だいたい僕は、まずいラーメンと美味しいラーメンの差はわかっても、すごく美味しいラーメンとの差ってのは、わからないのだ。ラーメンなんて、たいてい美味しいよねぇ。
 ま、世の中で一番美味しいラーメンが「サッポロ一番しょうゆ味」だと思ってる僕なんかに評価されたくもないだろうけどさ。

※そういや、この後に青葉の店主が監禁されるという事件がありましたね。ちなみに僕は中野では「おーくら家」によく行きます。

●CD「SEND」WIRE(P-VINE) 池袋タワーレコードにて2300円(税抜)

 1977年にデビューし、UKポストパンクの代表的なバンドと言われたワイアーがオリジナルメンバーで2000年に再結成。そして12年ぶりのアルバムが発売された。「ロックじゃなければ何でもいい」という発言を伝説のように引用されるワイアーだが、編成はギター、ベース、ドラムにボーカル&ギターというベーシックな4ピースバンド。80年代には打ち込みも多用していたが、基本的にはロックのフォーマットからはみ出すことはない編成だった。しかし、そこから叩き出されるサウンドは、どうしてこんなに他のバンドと違うのだろうと不思議になるほど独自のものだ。過激でありながらポップ、ストイックでありながらユーモラス、シンプルでありながら複雑…。常にそんな相反する性質を併せ持っているのだ。
 今回復活したワイアーのサウンドは、初期のパンキッシュなイメージを彷彿させるラウドなギターを全面に出したもの。しかしより硬質で、より重厚。一切の虚飾を削ぎ落としたようなタイトでソリッドな轟音。全てをなぎ倒して突進していくような圧倒的なビート。鋼鉄の機械が演奏しているのかと思うほどの迷いのなさ。
 そう、迷いとか媚とか邪念を一切感じさせないのだ、今のワイアーは。何しろメンバーは全員50代以上。鋼鉄のおじいちゃんたち。
 ああ、こんなかっこいい50代になりたいと、切に思う。迷いなんて30代とか40代で卒業しちゃってさ。
※おじいちゃんになっても当時の衣装、アクションを決めるDEVOも面白かったけど、やっぱりワイアーの年の取り方が一番カッコイイ。

 

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