ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

甲州ワインランチ(2000円/A-0/山梨県小渕沢駅)



今回の駅弁大会では「新登場!お酒付き駅弁特集」として3つの酒付き弁が出品されています。新潟の「酒楽弁当」、島根の「ごきげんべんとう」、そしてこの山梨の「甲州ワインランチ」です。「酒楽弁当」は先週いただき、そして日曜日に「ごきげん」と「ワインランチ」を食べて、3種類フルコンプを果たしましたよ!
 というか先週に引き続き今週も駅弁仲間とロマンスカーに乗って駅弁を食べたのですが、僕は「ごきげん」「ワインランチ」のダブル酒弁で挑んだわけです。
 満ち足りた気分で「ごきげん」を平らげ、そして「ワインランチ」に向かいます。「ごきげん」の地酒2本付も珍しいですが、ワイン付きの駅弁というのも相当珍しい。
 付いているのは甲州種100%で造った中央線オリジナルワイン「甲斐のしずく」(180ml)。おかずは甲州ワインビーフのサイコロステーキにアワビの煮貝と紅マスの押しずし、小淵沢産古代米を使った細巻きずし、スパニッシュオムレツ、スイートピクルス、レーズンバター付フランスパンなど。
 いや、このサイコロステーキが素晴らしかった。ステーキ弁当を名乗る駅弁はたくさんありますが、「ああ、肉食った!」という満足感を与えてくれることは滅多にありません。薄かったり固かったり。冷めても美味しいステーキというのは、なかなか難しいようです。しかし、このサイコロステーキは大きさ厚みも十分で、柔らかくなおかつジューシー。駅弁でこんなに美味しいステーキは初めてですよ。しかもそれが3切れ。もうこれだけで大満足ですね。
 その他のおかずも、まずまず。ワインはあっさりした白で、飲みやすいですね。クイクイいけます。
 ただひとつ残念なのは、お寿司。ワインにお寿司というのは、どうにも合わない気がするんですよね。レーズンパンが美味しかっただけに、こっちでいいじゃんと思っちゃいました。もしかして駅弁にはお米を入れないといけないという決まりでもあるのでしょうか? 実は、僕はこの対策として、先に食べていた「ごきげん」の日本酒を少し残しておいて、お寿司に合わせたのでした。一応どちらも試しましたけど、やっぱりお寿司には日本酒だよなぁ。
 2000円という値段は高いとは思いますが、あのステーキを付けられちゃ文句は言えない。それくらい素晴らしいステーキでした。まぁ、お寿司を削って1800円くらいにしてくれると、もっとベターなんですが…。
 ちなみに地元では希望でマスカット・ベリーAの赤ワインに換えることもできるそうです。ステーキに合わせるということで考えれば赤もいいなぁ。
 いや、しかし3つの酒付き弁、どれも秀逸なものでした。もっと増えればいいのにな、酒付き駅弁。

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