ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

ぼくのラジオデイズ

「小島一慶アナ 婦女暴行で訴えられていた」というニュースが報道されました。このまま引退の可能性も…とのこと。事件の内容についてはコメントを避けますが、ちょっと寂しい気持ちになりましたね。
最近では「どうぶつ奇想天外!」のナレーションが有名でしたが、僕にとって小島一慶は、TBSラジオの「一慶・美雄の夜はともだち」の一慶さんなんですよね。小学校の頃にラジオにハマるきっかけとなった番組です。
 さすがに小学校の頃の話なので、ちょっと記憶が曖昧なのですが、僕がラジオを聴き始めたのは、5年の科学の付録のゲルマニウムラジオを手に入れてからです。この電池の入らないラジオを手に入れた僕はラジオ番組を聴き始めました。お世辞にも感度がいいとはいえないこのゲルマニウムラジオで一番きれいに受信できたのがTBSラジオ。そんなわけで、僕は毎晩9時から12時までTBSで放送されていた「一慶・美雄の夜はともだち」を聴くようになったのでした。
「一慶・美雄の夜はともだち」は小島一慶(月・水・金担当)と林美雄(火・木担当)によるワイド番組。 番組内に怖〜いラジオドラマ「夜のミステリー」や、西田敏行の「パロディカル・ナイト」、国広富之の「トミーのおしゃべりスナック」、「あしたのジョー」や「ブラックジャック」「少年の町ZF」などをラジオドラマにした「ラジオ劇画」などを内包していたのですが、中でも僕にとって大きいのは何と言っても「スネークマンショー」でした。*1
THE MANZAIとはひと味違うシュールなギャグの合間に、それまでに聴いていた音楽とはまったく違う不思議な曲が流れていました。それは小学生が布団の中に潜って聴いていると不安になって心臓がドキドキしてしまうようなインパクトがありました。中でも「ホワイトマンの仕業だよ〜」とふぬけた声で歌う突然段ボールは印象深かったですね。あの虚無な歌声は、本当に怖かった。このあたりから、僕はニューウェーブロックに目覚めたのでした。
いやぁ、小学校5年から中学生くらいの時期は、本当によくラジオを聴いてましたね。日曜朝の神谷明堀江美都子の「ミッチと明の底抜け日曜拳銃」とか、第一次声優ブームの頃でしたから、声優の番組も結構ありました。
僕は昔っから夜更かしが苦手でしたから、深夜放送はあまり聴いてないんですよね。高橋幸宏オールナイトニッポンとか、大瀧詠一のゴーゴーナイアガラとかは録音して聴いてましたけどね。文化放送の夕方のワイド番組「青春大通り」とかNHK-FMの「サウンドストリート」なんかもハマりました。そうそう、中学高校あたりはFMをかなり聴いてましたっけ。
何しろ無料で音楽が手に入るんですから、お金のない中高生には魅力的なんですよ。FMレコパルとかFMステーションの番組表を片手にエアチェック*2しまくりました。土曜の午後の「コーセー歌謡ベストテン」「ダイヤトーンポップスベストテン」あたりは基本的に曲を丸々かけてくれたのが嬉しかった。
今もラジオ文化というのは存在しているんでしょうけど、中高生の間ではどれくらいメジャーな趣味なんだろう。2ちゃんねるとかニコニコ動画あたりにハマるのってかなり近いニュアンスがあるような気がするんですよね。うちのコドモたちなんかはYouTubeにハマってるし。
ところで、TBSラジオで女性が短編官能小説を朗読するエロいラジオドラマがあったはずなんですが、どなたかご存じありませんか? たぶん80年前後だと思うのですが…。

*1:ウィキペディアで調べたら、「パロディカル・ナイト」「トミーのおしゃべりスナック」「ラジオ劇画」「スネークマンショー」は、後番組の「生島ヒロシの夜はともだちII」になってからでした。

*2:もはや死語ですが、ラジオを録音すること。

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