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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「漫画ブリッコ」を捨てたくない

エロ

 児童買春・児童ポルノ禁止法改正案について、自民・公明両党と民主党は修正協議で、焦点となっていた「単純所持」を禁じることで合意したそうなんで、今国会で成立しそうな雲行き。
 ただ、改正法施行前から所持していた画像については与党側は処罰対象に含むとしているけれど、民主党は「さかのぼるべきではない」としているようなので、これは民主党に期待するしかないのかなぁ。
「児童ポルノ」を資料として見ている僕としては、とりあえず過去のもの所持を許してくれれば、実はそれほど反対ではなかったりするんですよね。現時点でも、児童ポルノは既に新規発売は出来ない状況ですから、あんまり関係ないわけですし。
 ただ、やっぱり過去の物も単純所持禁止となると、それは文化の否定となると思うのですよ。
 前のエントリーでも「写真時代」や「ビデオザワールド」や「スコラ」なんかもヤバイという話を書いたけれど、さっき「漫画ブリッコ」の1983年6月号を見てたら、巻頭がモロのロリータヌードグラビア、ワレメ有り。しかも盗撮なんかもあったりして、これはもう申し開きの出来ないマックロな物件(笑)。
 でも、例えばこの号は、「おたく」の名称の語源となった中森明夫の「『おたく』の研究」の第一回が掲載されたというおたく文化的には歴史的な資料だし、岡崎京子の商業誌デビュー作が掲載されたという漫画文化的にも記念すべき一冊でもある。これ、どうすんのよ? 廃棄? 
 新規の児童ポルノが規制されるのは、仕方がないとは思うんだけど、過去を「なかったこと」にするというのは、文化の否定だと思うんですよ。
 80年代前半、日本はロリコンブームだったのは紛れもない事実なんだから。そして、そんな中から後に「文化」を作る異才たちも産まれてきたんだから。

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