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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

古本屋ツアー 桜台〜池袋

エロ 雑誌 古本

 先日、海野やよいさんたちと練馬最強の肉料理居酒屋「友愛」に行った時に帽子を忘れてしまい、それを取りに自転車で練馬まで行ったついでに、久しぶりに桜台の古本屋・島書店を覗いたんですね。

ここは大量の本、雑誌、ゲーム、DVD、VHSが山と積まれた秘境系の古本屋。もちろんエロ本もいっぱい。こういう店は僕にとって最高にウキウキする場所なんですね。小一時間吟味して、「アゲイン79年10月号」と11月号、そして「ボディプレス86年7月号」を購入いたしました。
「アゲイン」はみのり書房から出ていた、いわゆるニューウェーブ系漫画誌

10月号は「ニューウェーブ7人の女」特集として、さべあのま柴門ふみ、森田じみい、佐藤晴美、松原幸子、横山洋子、高野文子が取り上げられています。今では違和感ありますけど、柴門ふみもニューウェーブの一人だったんですよね。この号に出ているニューウェーブ作家カタログには、高橋留美子もニューウェーブに分類されてますね。

そして11月号は「ニューウェーブビック4登場」として、大友克洋ひさうちみちお宮西計三高橋葉介が。大友克洋は、あの少女漫画の怪作「危ない生徒会長」を寄稿してますね。あと、コミック界のごしっぷ少女として、まついなつきさんが「こみっくあげいん ぱあてぇ☆れぽあていんぐ」という凄まじいルポ漫画を書いておりますな。これは恥ずかしい。いひひひ。

そして「ボディプレス」は秋元ともみ特集号(でも8ページだけ)。この号も、もちろん持ってるんですけど、200円と安かったので。「ボディプレス」なら、何冊でも欲しいよ! だって素晴らしいんだもん。あ、ちなみに「アゲイン」も各100円でした。素晴らしい。
 というわけで、久々に島書店を堪能したら、古本屋熱が高まって来ましたよ。ちょうど、ここんとこエロメディアの歴史にまつわる本を立て続けに読んでいるもので(後日、まとめてレビューします!)余計に、昔のエロ本を書い集めたくなってきちゃいました。ああ、事務所移転の時に、かなり整理したのになぁ。
 てなわけで翌日、自転車で古本屋巡りをすることにしました。狙いは主に80年代のエロ雑誌。江古田にも「銀のさじ書店」という素晴らしい古本屋があるんですが、ここはよく覗いてるので、東長崎からスタートにします。
 東長崎駅近くの涌泉堂から。

ここは新しめのエロ本が充実していて、値付も安くていいのですが、今回は古いエロ雑誌目当てだから、めぼしい物は無し。でも実用目的で行くにはいい店ですよ。
続いて、椎名町のみのる書房。

ここはエロ本は無しなんですけど、店の佇まいが好きですね。正しい古本屋って感じ。
あと、椎名町ではフタバ図書GIGA椎名町店も覗いてきました。新刊と古書とゲームとDVDと…という大型店ですが、最近レンタルブックも始めたのね。
さて、本命の池袋です。それほど古本の印象はない池袋ですが、大きい街だけに結構あるんですよ。
 まずは目白寄りの往来座

ここはエロ無しですが、落ち着いていて綺麗な店なので、ちょっと離れているけれど、つい寄りたくなってしまいますね。
 さて六又交差点近くの光芳書店。

数年ぶりだけど、変わってないなぁ。エロ本、エロ雑誌はかなり充実していて、あの「プ◯トマト」なんかもあるんですが、全体的に神保町価格というか、結構プレミア値段なんですよね。実はこの日、財布を見たら3千円しか入ってなくて(笑)、銀行で下ろしてきてもいいんだけど、せっかくだから出来るだけ安物買いで攻めようという気持ち。「SMスピリッツ92年7月号」が395円だったので購入。

「SMスピリッツ」は、初期ゴールドマンとタッグを組んでいた野田大和が凄まじいアートディレクションをやってた雑誌なんですけど、購入した号は、もう野田さんが降りてたのか、普通のSM雑誌になってましたね。残念。調べとくべきだったな。
 続いて、K1-BOOKSへ。

お、全品30%オフセールだ。これは嬉しい。ここもエロ雑誌が大変充実してます。「写真時代Jr87年6月号」と「割りきった私たち総集編4」「人喰人種の国 秘境パプアニューギニア」、そして97年に出した自分の本 「OPEN&PEACE」があったのでこれも購入。あんまり手元に無いから。298円でした(泣)。

「写真時代Jr」は、これが最終号のようですね。A5サイズのエロ本の走りでした。巻頭グラビアの芹沢直美がスレンダーでいいなぁ。あ、ここにもまついなつきさんがイラストを!

「割り切った私たち」は三和出版の投稿写真ムックなんですが、ポーズがエゲツなくて、肛門が無修正だったりしたので、当時愛読してました。90年代に入ってるけど、懐かしくて購入。

「人喰人種の国 秘境パプアニューギニア」は、戦時中にニューギニアに行ったカメラマンが十数年後にもう一度現地を訪ね、さらに奥地の人食い人種の部落まで行ったというルポ。著者のキャラクターがかなり、水木しげるさんっぽいので、読みながら脳内で水木漫画に変換してました。かなりエグい話も満載で大変面白かった!

そして僕の「OPEN&PEACE」。100人の風俗嬢に大股開きでピースさせたという写真集(笑)。撮った写真を全部掲載するというかなりアバンギャルドな編集。結構気に入ってたんだけど、売れなかったなぁ。
 そして、西口に回って池袋古書館へ。

えーっ、今月20日で閉店! そのため全品30%オフというのは嬉しいけど、またいい古書店が無くなるというのは寂しい限り。ここも神保町価格なんですけど、3割引きだとだいぶ安くなるよな。おおっ、欲しい雑誌があったけど、ちょっと高いな。どの号がいいのかも、調べた方がいいし。というので、この日は何も買わずに引き上げることに。後日また来よう。

 帰り道の立教大学近くの夏目書房もちょいと覗きますが、ここもエロは無し。ま、大学の近くだからね。
 帰ったものの、池袋古書館で見つけたあの雑誌が気になって仕方がない。というわけで、翌日、また行っちゃいましたよ。
 それが「少女アリス」。ロリコンブームの先駆けとなった伝説の自販機本。現在ネットゲリラとして活躍中の川本耕次さんが作ってた雑誌です。これ欲しかったんだよなー。3150円と高めでしたが、30%オフだと2205円。これなら資料的価値もあるし、買っちゃうか。事前に調べて、川本さんの編集していたのが15号までだとわかっていたから、9号を購入。

 時代的にモデルの質はアレですが、川本さんの写真はいいなぁ。モデルは18歳以上なんですが、ちゃんと少女として映ってるんですよね。吾妻ひでおの漫画も最高。
あと、「THE TENMEI」の6号、19号も購入。


ヘアヌードバブルの徒花という印象が強い「THE TENMEI」ですが、長友啓典のアートディレクションが素晴らしいのと、狂ってるとしか思えない切れのコピー、そして本気でエゲツない加納典明の写真。こんなのが売れまくってたんだから、あの時代は明らかにおかしかったよなー。「THE TENMEI」、コンプリートしてみようかな。どこでも安いし(笑)。

あと、まだ「GON!」の別冊だった「おとこGON!」。凄まじいばかりのバカ&エッチのパワー。20世紀最後のエロパワーだな。21世紀に入るとエロ本は、もう輝きを失っていくばかりになります……。
 というわけで3日間、9店で12冊合計4817円のお楽しみでありました。
 しかし、あー、古本屋めぐり熱、高まっちゃったなー。

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