ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「ジャンゴ 繋がれざる者」

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 今年初めて映画館に行きましたよ。レンタルDVDでも、この間見た「桐島、部活やめるってよ」が今年初だったし、本当に映画見ないですねぇ、僕は。何しろゼロ年代の10年間に見た映画が全部で12本という有様ですからね。ひどいもんです。最後に映画館行ったのは何だっけと思って調べたら「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編」でした(笑)。

 というわけで、久しぶりに映画館で見たのがタランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」。ちなみにタランティーノも、「レザボア・ドッグス」と「キル・ビル」くらいしか見てないんです。ホント、すいません。
 まぁ、女の子に誘われて突発的に見に行ったわけで、予備知識も全く無しでした。タイトルから西部劇かなぁとは思っていたのですが、主人公が黒人だとは知らなくてびっくりしましたよ。

 舞台は南北戦争以前のアメリカ南部。奴隷のジャンゴが、ドイツ人の賞金稼ぎの相棒となり、奴隷となっている妻を救い出すというのが大雑把なストーリー。基本はマカロニ・ウエスタンで、それを黒人を主役に撮るという、かなり二重三重にねじれた構造になってますし、タランティーノらしくマカロニ・ウエスタンへのマニアックなオマージュがあちこちに散りばめられています。いや、ま、もちろん僕は映画詳しくないので、その辺のことは実はよくわかってないんですけどね。

 そんな僕でも、そして誘っておいて実はタランティーノ作品を全然見ていない女の子も、十分楽しめる映画でした。奴隷問題というアメリカのタブーにも切り込みながらも、ちゃんとエンターテイメントとして成立させているのがよかった。主役のジャンゴも、その相棒である歯科医で賞金稼ぎのシュルツも、そしてサディスティックな農園主(見終わるまで、ディカプリオだって、気づかなかった……)も、みんな大変かっこいい。迫力ある銃撃戦も満載だけど、あまり強敵らしい強敵がいないので、一対一の決闘シーンがなかったのが残念だったくらいかな。

 映画って見に行けば、「ああ、面白い。やっぱり映画館で見ると違うな。今年はもっと映画館に通うようにしよう」っていつも思うんだけど、結局行かないんですよね。いやいや、今年こそはもうちょっと見るようにしよう……。

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