ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

吉野家で飲む・てんやで飲む

 吉野家の牛丼の味が変わったという話題から、じゃあ、吉野家で牛皿をつまみに一杯やろうという展開に。というわけで、おっさん四人で吉野家神保町店へ。ここはテーブル席があるんで、飲むには最適なんですね。
 僕は吉野家で酒を飲むのはこれで初めて。吉野家の牛皿をつまみに日本酒はいけるという話は聞いていて、気にはなっていたんですが、なかなか一人でカウンターでやる勇気はない。なんかすごくダメな酔っぱらいみたいな気がする。
 なので、こうしてグループでという話は渡りに船です。他の人たちは経験済みみたいですからね。

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 とりあえず牛皿特盛を頼みます。考えてみたら牛皿ってのも頼むのは初めて。あんまりこれを単品で頼むという機会はないですよね。そしてまずはビール。僕以外の三人は、この前にホルモン焼き屋で軽く飲んできたというので、みんないきなり日本酒です。
 さて牛皿。単に牛丼の具(アタマ)の皿盛りなはずですが、やっぱり別で食べてみると味が違う気がしますね。よりすき焼き感が増すというか。うん、これはつまみになりますよ。クッタリした玉ねぎも美味。
 そういや、味が変わったという話だっけ?
「あんまり変わらないような気がするけど……」
「いやいや、ほら、肉の脂身の部分が前よりもはっきりと分かれてる気がしない? 肉の質が明らかに変わってますよ」
「んー、言われてみればそんな気もするような、しないような」
 ここんとこ、松屋とかすき家ばっかり行ってるので、吉野家の牛丼は久しぶり。なので僕は味が変わったかどうかは、いまいちわかりませんでしたね。
 ビールを急いで飲み干して、僕も日本酒行きましょう。グリーンの小瓶でやってくる本醸造生貯蔵酒。「吉野家」と大きなロゴが書かれてるのが、なんだか嬉しいですね。おー、確かにビールよりも日本酒の方が、これは合うかも。甘辛醤油味と日本酒は、やっぱりベストな組み合わせですよ。牛皿も日本酒もクイクイ進みます。
 しかし、吉野家って、他につまみが全然ないんですよね。お新香とキムチくらい。納豆とか半熟玉子とかサラダとかも無理すればつまみにならないことはないですが。
 味が濃い目ということもあって特盛牛皿も二枚も食べれば、飽きて来てしまいます。いや、ま、牛丼屋で腰を据えて飲もうというのが、本来間違ってるんですからね。そのそもお酒はひとり三本までという制限付きだし(以前は二本までじゃなかったっけ?)。そういう意味じゃ、一人でササっと飲んで食べて出る時にはいいかもしれないですね。今度勇気を出してやってみよう、吉野家牛皿一人酒。
 牛皿特盛440×2 日本酒330円×4 ビール400円×1 で一人650円。うわ、安いな。一人で牛皿並240円に日本酒330円でも670円か。うん、これはいいかも。

 牛皿だけじゃあ、ちょっと物足りないか、ともう一軒行ったのがすぐ近くの「てんや」。天丼のチェーン店ですね。実は僕は大のてんやファンで、てんやの期間限定メニュー新作が出たりすると必ず試しています。最近は塩麹鶏天丼がよかったなぁ。
 そして、てんやには「生ビールセット」というのがあるんですよ。生ビール(中)と天ぷら盛り合わせのセットで550円。天ぷら盛り合わせは、海老、いか、きす、なす、かぼちゃ、いんげんと6種類も乗っていて単品なら400円、ビールは390円ですから、このセットがいかにコストパフォーマンスが高いか、おわかりでしょう。ひとり一セットづつ注文。僕はビールを日本酒に変えてもらいました。

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 天ぷらで日本酒。こりゃあ、合わないわけがありません。そして吉野家よりも、てんやの方が落ち着いて飲める感じ。特にこの日は、一番奥まったところのテーブルを陣取れたので、落ち着くのなんの。さらに野菜天盛り合わせ400円(さつまいも、なす、まいたけ、いんげん、れんこん×2かぼちゃ×2)も追加しちゃいました。
 てんや飲みは僕もこれまでにもちょくちょくやってたんですが、この生ビールセットのコストパフォーマンスは、他の居酒屋なんかに比べても群を抜いているのではないでしょうか。揚げたての天ぷらをつまみに飲めて550円ですよ。すげえ。

 てな感じで、見方によっては迷惑なファーストフード飲みハシゴでしたが、なかなか楽しかったですね。みんながイソイソとご飯を食べているところで、呑気に酒を飲む。肩身が狭いような誇らしいような。日常の中の非日常。昼飲みに近い面白さがあります。
 さて、今度はどんな店で飲んでみようかな。

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