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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

最近読んだ本7冊

最近読んだ本をまとめて紹介します。

音楽配信はどこへ向かう?」(小野島大 Kindle

ミュージックマガジンで2008年から連載された音楽配信についてのコラムを収録。この5年間で音楽業界で起きた出来事は、出版業界やAV業界にも起こるのだろうなと改めて実感する。とりあえず現在コンテンツ産業に関わっている人、クリエイターは必読だと思う。しかし、本書では日本でのサービス開始を期待されているSpotifyが、アーチストへの配分が低いとトム・ヨークなどから批判されているなど、やはり問題はマネタイズの方法なんだよなぁとも再認識。


「『ぴあ』の時代」(掛尾良夫 Kindle

1972年に大学生たちが作った一冊の雑誌「ぴあ」はやがて映画業界、音楽業界にも大きな革命を起こしていく。その熱い過程を描いたノンフィクション。意図的に最も熱い昭和の最後の20年に焦点を当てた構成になっているのだが、やはり休刊に至る経緯に全く触れられていないのは不満が残ってしまう。

「ずんだ」(青木俊直 Kindle

最近では「あまちゃん絵」で話題になっている作者の16Pの短編コミック。女性二人が会話しながら、ずんだ餅を食べるだけの話なのだが、たまらなくエロティック。

「グラマー裸婦ポーズBOOK」(風間ゆみ 大洋図書

いわゆるデッサンのためのヌードポーズ集なのだが、モデルが超人気熟女AV女優の風間ゆみ。中肉中背で均整の取れたモデルばかりのポーズ集とは違い、その豊満なボディの迫力はとんでもなくセクシーだ。普通のヌードポーズ集の構成を取ってる分だけ、風間ゆみの肉感的な魅力が際立って見える。エロすぎ。

プラスチックスの上昇と下降、そしてメロンの理力」(中西俊夫 ケイ・アンド・ビー・パブリッシャーズ)

プラスチックス、メロンなどで活躍したミュージシャン中西俊夫の自伝。とにかくその超セレブな交友に度肝を抜かれる。プラスチックス時代のハチャメチャな海外ツアーの話は理屈抜きに面白い。ただし、文章が本業というわけではないので、説明不足な部分も多いのは少し残念。プラスチックスの初期未発表ライヴ&デモを収録したCDの付録も嬉しい。

「同人王」(牛帝 太田出版

2006年からネットで連載されたウェブ漫画を単行本化。同人漫画家を目指すタケオと、彼をコーチする肉便器先生の物語。漫画家漫画は基本的に大好きなのだが、本作はそういった枠を超えた面白さがある。強引にグイグイと読み進ませる暴力的なまでのパワーがある。しかし、「ちょっと待て、これはなんか変だぞ」と思わせる違和感が、また魅力なのだ。

「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」(渋谷直角 扶桑社)

こちらも、作者がホチキス留めのコピー誌で発表した漫画を単行本化したもの。サブカルに憧れる男女の姿を辛辣に描く。もう痛い、痛い。「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」「空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋」「ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園」「口の上手い売れっ子ライター/編集者に仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画 」というタイトルだけで勝ち。「同人王」と共に既存の漫画のシステムを破壊するような作品がこの時期に相次いで単行本化されたのは、何だか象徴的な気がする。


というように、無意識に「メディアのあり方」に関係した本ばかり読んでました。

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