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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

45歳からのアニメ入門13 ブヒる。

アニメ

昨日のエントリーでは失礼いたしました(笑)。まぁ、あれが最終回というのも綺麗っちゃ綺麗なんですが、いちおう補足をしておきますね。全部がネタだと思われるのも不本意なもので。

 昨日「IS」を見ていて、「あっ、これが萌えか! ブヒるってこういうことか!」とわかったのは事実です。正確に言うと、3日前に見ていた「IS」の第6話で、男装の美少女シャルル・デュノアが主人公の織斑一夏に「一夏のえっち……」と言った瞬間に「あれっ?」と思ったわけです。これが、もしかして「萌え」か? そんな気がしました。そして昨日その続きを見ていくうちに、はっきりとわかったのです。
 シャルちゃん、可愛い!
 あとで調べてみると、次から次へとヒロインが登場するこの「IS」の中でもシャルは、飛び抜けた破壊力を持っていて、僕と同じように「一夏のえっち……」に心を打ち抜かれた人がたくさんいたようなのですね。
 その後は「IS」を見ていてもシャルちゃんだけを追いかけるようになりました(あ、デレモードに入ってからのラウラには、ちょっと来ましたけど)。もうロボットバトルとかどうでもいいから!なんて思いました。以前はこの手のアニメを見ていると「もうキャラ同士でキャッキャッやってんのはいいから、早く話を動かせ!」と思ったものですが、「IS」では盛り上がるはずの最終2話は、むしろどうでもよかった。だって、シャルちゃんがあんまり活躍しないから(笑)。僕の中の「IS」のクライマックスはシャルちゃんメインの5,6,7話でしたね。


「IS」全話を見終わった後、僕はすぐに「IS シャル」「IS シャル 動画」「一夏のえっち」などのキーワードで検索を開始。そして、シャルちゃんの出演シーンだけを集めた動画をニコ動で発見しました。シャルの可愛いシーンにさしかかる途端に画面を覆い尽くすコメント。
「ぶひいいいいいいいい!」
画面を見つめながら僕も叫びました。
「ぶひいいいいいいいい!」
これか! これが「ブヒる」ということか! わかった、わかったよ、師匠!
D

「IS」というアニメは、以前にも書きましたが、相当おかしいです。こんなに都合のよすぎるハーレム状態なんて、自分の中で勝手に妄想するのも抵抗があるくらいという世界です。さぁ、どうですか、みなさん! 萌えて下さい! こういうの好きでしょ! こんなありえない女が理想なんでしょ! と言わんばかりのあざとさ。サービスにもほどがあります。以前の僕なら、抵抗があるどころか嫌悪したでしょう。しかし、僕はこの開き直ったまでの露骨さに快感すら覚えていました。

もう一度、「ブヒる」の解説を読んでみましょう。

キャラクターが可愛いかどうか、それだけを重視する、いわゆる「萌えオタ」が侮蔑の意味をもって「萌え豚」と呼ばれるようになったのがそもそもの始まりだといわれている。豚と言えば鳴き声は「ブヒー」。それと、萌え豚が「萌えー」「可愛い」などと叫んでいる様子をかけて「ブヒる」となったと思われる。
その言葉が持つ負のイメージとは裏腹に、現在急激に広まっている。
「萌える」との厳密な区別はないが、特に視聴者を萌えさせることを強く意識し、「あからさまに狙った」「媚びた」描写を何の抵抗もなく受け入れ、むしろ歓迎するような場合に使われる。
自ら主体的に萌えやエロスを見出すのではなく、大多数の視聴者に受け入れられるように誂えられた口当たりの良い萌え・エロスに脊髄反射で食いつくような状態を自嘲的に表しており、つまりは人工餌で飼い慣らされる家畜の心境である。
しかし、消費者としては当然の態度とも言え、開き直ってしまえば怠惰な心地良さまでも感じられるだろう。
もう与えられた餌を何も考えずに貪るだけの豚でいいや、と。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%96%E3%83%92%E3%82%8B
ブヒるとは (ブヒルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科


 あー、わかる。わかるわぁ。確かに開き直って受け入れてしまうと心地いい。もう細かいこたぁ、どうだっっていいんだよ、という気持ちです。設定がどうの、リアリティがどうのなんて考えていた自分がもはやバカバカしく思えます。
 たぶんこれは「ストライクウィッチーズ」を見た時の、説明もなくひたすらパンツを見せるという清々しいまでの姿勢を受け入れた時からクリア出来ていたのでしょう。なんで高速で空中を飛行して戦うのに身体が剥き出しで、しかも下半身はパンツ一丁なんだ? という当然の疑問を全く意に介しないあの姿勢。突っ込んだら、負けだと思いました。これはもうそのまま受け入れるしかない。
 そして以前なら気持ち悪いとしか思えなかった都合のいいハーレム状態についても、「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の、「寄ってくる女は全員頭がおかしい」という状況をゲラゲラ笑っているうちに耐性が出来てしまったようです。
 つまり、僕は既に「IS」を見る前に、スタンバイ状態になっていたわけです。「IS」は、これ以上はないというくらいの「突っ込んだら負け」アニメだと思います。ここまでやられると、突っ込むこと自体が野暮だというのは僕でもわかります。もう作り手のサービスに身も心もゆだねてしまえばいいのです。
 そう言えば、気がつけば僕がアニメを敬遠する理由だった「声優の過剰な演技」「テンポの早すぎる演出」なども、すっかり慣れていました。慣れというものは恐ろしい。いや、慣れと言うより、自分の感覚が拡張されていったのだと思いたい。拡張は大事なんです。無理して広げると裂けちゃいますから、じっくりと時間をかけて焦らずに、というのが大事なんです。
 何の話だかわからなくなってますが、とにかく僕は自分の楽しめる許容範囲がグンと広がったことを単純に喜んでいます。今回の僕のアニメ修行に関して「何も無理してみることはないのに」という意見もたくさん寄せられていたのですが、ちょっと努力してみて、自分の楽しめる対象が増えるんだったら、損はないんじゃないかな、と思うのですよ。僕は今、自分が苦手だと思ってた他のジャンルにも少しずつ挑戦してみようかなと、すごく前向きな気持ちになってます。

 いや、しかし、「わかる」瞬間ってのはあるんですよね。僕が音楽に本格的にハマったのは中学生の時に聴いた大滝詠一の「君は天然色」(アルバム・ヴァージョン)のイントロ、リハーサルっぽい音出しから三連のフレーズに入るあの瞬間でした。心臓がギュっと掴まれたような気がしました。おれ、音楽が好きだ、と確信しました。

その次は高校生の時にシングルコンピレーション盤で聴いたXTCの「サイエンスフリクション」。それまで小難しそうな映画を頑張って観たり、ノイズ・ミュージックを延々聴いたりして煮詰まっていた僕は、あのチープで最高にポップなXTCのレコードデビュー曲を聴いた途端にパッと目の前が開けたのでした。あ、おれ、こういうのが好きなんだよな、とわかりました。以降、カッコつけてわかりもしない難しい物に手を出すことは止めました。

 そして、昨年、「謎の彼女X」にハマったのは、第二話で卜部が「私、そういうことする時に頭に人形くくりつけてしたりしないわよ!」と叫んだ瞬間からだったような気がします。
 今回のアニメ修行で言えば、「とらドラ!」を見え終えてからエンディング曲「オレンジ」の魅力に目覚めた瞬間、そして「IS」でシャルの「一夏のえっち……」が炸裂した瞬間でしょう。そう言う時、それまでどうしてもわからなかった感覚が、一気にわかるようになるのが、なんとも不思議で面白いですね。


 それにしてもシャルの魅力というのは、どうやら声優の花澤香菜さんの力に負うところが大きかったのかもしれません。「謎の彼女X」も卜部役の吉谷彩子さんの声が大きかったしなぁ。tag師匠も声優にハマるのは、萌えには欠かせないって言ってたし。
 はっ……。そう言えば、シャルは、そして花澤さんはtag師匠の嫁だった!

tag:腹が立ってきたので安田さんには花澤さんアニメもう勧めない

うわぁぁぁぁぁぁ。嫁は共有出来るって、言ってたじゃないですか、師匠!
でも、とりあえず今日はこれから花澤香菜さんのファースト・アルバム買ってこようかと思います。



 ところで昨夜、東中野のおたくバー「44SONIC」に行ったら、常連客の皆様に「次に見るべきアニメ」をたくさん薦められました。


Aさん(49歳):「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」
Bさん(43歳):「エンジェルビート」
Cさん(44歳):「サクラ大戦」「劇場版Air
Dさん(31歳):「にゃんこい!」
Eさん(35歳):「ローゼンメイデン
そしてマスターのキムラケイサクさん(43歳)「ハートキャッチプリキュア!」「十兵衛ちゃん」「ソードアート・オンライン


なんか、もう何でも行けそうな気がしています。



追記:tag師匠から、今後の指針が! こんなにあると迷うなー。http://tagkaz.hatenablog.com/entry/2013/03/02/231941

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