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ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

もう高田馬場ではエロ本は買えない

出版

http://instagram.com/p/ovMU3xDW6I/
 昨日、高田馬場の書店「ブックス高田馬場」が閉店しました。JR高田馬場駅および西武線高田馬場駅戸山口というマイナーな出口の近くという場所のため、高田馬場住人の中でも知る人ぞ知るという存在の書店だったのですが、僕は仕事場がこちら側ということもあって、毎朝店内をグルリと一周するのが日課になっていました。

 ブックス高田馬場が無くなったことで、高田馬場駅周辺の書店は、芳林堂とあおい書店の二軒だけになってしまいました。しかもエロ本を販売している書店はブックス高田馬場だけでした。つまり、もう高田馬場ではエロ本を買うことができなくなったのです(AVショップのラムタラにはちょっと置いてあるみたいですが……)。

 僕が高田馬場に仕事場を構えたのは今から18年前の1996年。その頃の高田馬場にはたくさんの書店がありました。芳林堂と並ぶ大きな書店としては、駅前の未来堂。あとビックボックスの中にもありましたし、早稲田松竹の近くにもあったはず。白夜書房の一階は、まんがの森でした。そしてエロ本も充実してたんですよ。コアマガジン直営店のコアブックスに、老舗のタイヨー。羽賀書店もあったし、さかえ通りにも一軒あったような気がします。二次元系に強い新宿書店はちょっと後だったかな。そして古本屋もたくさんあったんです。ああ、さすが学生街の高田馬場だな。そう思いましたね。

 ところが、10年くらい前からバタバタと書店と古本屋が消えていき、気がついたら新刊書店が二軒だけ。古本屋はブックオフが一軒と、100円で漫画雑誌を売っているような店が一軒だけになっていました。
 そう言えば、CDショップもみーんな無くなっちゃったな……。こんなことが、あちこちの街で起こってるわけですが、いや、しかしそれにしてもあの高田馬場がこんな状況になるなんて。

 ブックス高田馬場は面白い本屋でした。小さな店なのですが、早朝から深夜まで営業してましたし、もらったレシートで次回は5円引きになったり、あめ玉をもらえたりとサービスも満点。なぜか鉢植えを売っていたのも気になりましたし、なんと言っても店頭にベタベタと貼られた漫画のタイトルが目を引きました。単行本の新刊が出るとそのタイトルを貼りだすんですが、もちろん人気作に限るわけで、ここで貼られると「ああ、今はこの漫画が人気あるんだな」とわかるんですね。しかも人気作は二枚、超人気作だと三枚貼られたりして、その人気具合も判断できたんですよね。下の写真を見ると、「ナルト」は6枚も貼られてますよ!
http://instagram.com/p/oxwYfijW4D/
 漫画・雑誌・エロ本が中心ではありましたが、奥の方には社会派の本も充実していたりして、古きよき小さな本屋でした。いつも一心不乱に読書してた店員のお姉さん、この後どうするんだろう……。

 ブックス高田馬場の閉店には、自分でも意外なくらいに大きなショックを受けましたね。ああ、やっぱりもう、エロ本は、いや雑誌というものの時代が終わってしまったんだなぁ、と。
http://instagram.com/p/oxw0m3jW4Z/

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