ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

上州の朝がゆ(450円/群馬県/C-3)

f:id:rioysd:20190111123708j:plain 今年のチラシを手にして、「え?」と二度見してしまったのが、この「上州の朝がゆ」です。だって粥ですよ、粥。粥を駅弁にって、意味がよくわかりません。
 でも、本当に高崎駅で販売してるんですね、朝がゆ弁当。しかも1981年からの販売というのだから歴史のある駅弁じゃないですか。
 この幻の駅弁が京王駅弁大会に遂に登場したわけです。先に試した同志からも絶賛の声があがっていて、期待が高まります。前半戦のみの出店なので、早いうちに食べなければと思い、三日目の本日に行ってみました。

 大きな鍋からよそいたてのお粥を容器に入れてたのを、すぐに渡してくれます。これは熱々が期待できます。
 買って、すぐに屋上へ。今年は屋上にテーブルが出ているのが嬉しいですね。快晴なのですが、風が冷たい。正直言いまして極寒です。
 でも、私にはこの熱々お粥がある!
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 可愛らしい箱のパッケージを開けると、持ち帰り牛丼のような容器と、納豆のパックのような容器が。どちらも発泡スチロール製。開けてみると、牛丼風容器の中には白いお粥がたっぷり、そして小さな海老、シラスが。納豆風パックの中には梅のペーストと、大根のお漬物、さらに塩の小袋が入ってました。
 とりあえず、塩をお粥にふりかけて、スプーンでいただきます。
 寒風で冷え切った身体に、お粥の暖かさがじんわりと染みます。ほんのりと甘いお粥に塩のストレートな塩っぱさ。おお、もうこれだけで美味しい。シンプルだけど深い。お粥って、こんなに美味しかったのか、と改めて感じます。
 スプーンで梅ペーストを少しすくって投入すると、この酸っぱさ&塩っぱさが、また絶妙。たまに漬物をかじると、これまた美味しい。そしてお粥の底には煮た栗がはいっておりまして、この優しい甘さが素晴らしいアクセントになるんですよね。
 おかずなどは無いのですが、まったく物足りなさは感じませんでした。ああ、美味い、美味いと唸りながら完食。

 いや、びっくりしました。お粥の弁当がこんなに美味いだなんて! しかも450円。これは冗談抜きに、本年度ナンバーワン候補じゃないですか。
 屋上で食べたというのが、またよかった。吹きすさぶ寒風が、最高の調味料となっているのですよ。ぜひ、みなさまも屋上で食べていただきたい!
 イヤ、ホント、十分な満足感があったことにもびっくりしましたね。お粥、すごいな。
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 とかいいつつも、つい、うまいものの大阪名物玉子入りいか焼き醤油味ねぎ入り(350円)も買っちゃったんですけどね(笑)。でも二つあわせても800円ですよ。他の駅弁が軒並みK点超え(千円以上)となっている中で、800円でこの満足感! 無敵のセットだ!
 これはリピートしちゃうなー。

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