ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

都条例改正の影響は、まだ?

 都条例改正の影響が、ボチボチ出始めています。ヌード写真やエロ記事の掲載を控えた一般週刊誌の方は、予想通りにかなり部数を下げてしまっているようです。ところが、意外なことに成人コーナーに置かれてテープで止められて立ち読みができなくなった成人雑誌(いわゆるエロ雑誌)の方は、そんなに悪くないらしいのですよ。立ち読みができないとなると、ガクっと売り上げが落ちるかと思われたのですが、どうやら袋とじ効果が働いたようですね。中が見えないとなると、気になっちゃって読みたくなるというわけです。発売日の関係で他誌よりも早くテープ貼りをした某誌など、いつもよりも売り上げが好調だったとか。うーむ、世の中、何が吉とでるかわからないもんですねぇ。とはいうものの、これもテープ貼りが珍しい今だけの現象でしょう。徐々に落ち込んでいくであろうことは目に見えています。どうなっちゃうんでしょうねぇ、エロ雑誌業界。あちこちの編プロがリストラを進めているなんて話も聞くし。
 しかし、アレですね。僕らがこれほど神経質になっているのにコンビニの区分販売ってのは、かなりいい加減のようです。本部からは、「これは成人コーナー、これは一般コーナーに置くように」という指示は来ていないのか、ごちゃごちゃに並べられています。都条例改正以降、コンビニを見つけると入ってみて、成人コーナーをチェックしているのですが、同じチェーン店でもその区分はバラバラ、というか、適当に置いてあるようです。ヌードグラビアが掲載されているけれどテープ貼りはしていない週刊プレイボーイが、店によって成人コーナーにあったり、一般コーナーにあったりしているのはまだしも、せっかくヌードをやめた週刊ポストや週刊現代、そして元々ヌードのない週刊新潮が成人コーナーに置かれている店も珍しくありません。それどころか、健全な漫画ばかりの「まんがライフ」なんかも平気で成人コーナーに置かれていることもあります。そのおかげで、成人コーナーが全然成人コーナーっぽくなくなっていて、そのおかげで買う方も抵抗なく成人誌を買えるのかもしれません。んー、結果オーライなのか? ま、いずれにせよ、そのうち区分もキチンとなされるようになってくるでしょうけどね。
 都条例改正の影響がはっきりわかってくるのは、まだ少し先なのかもしれませんね。

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