ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

悩ましい手帳

「文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇)」を読んで、ついついモールスキンのメモポケッツを買ってしまいました。モールスキンゴッホも使っていたというイタリア製の手帳(ノート)で、黒くてゴツいハードカバーをゴムバンドで止める独特のスタイルが素敵で日本でも愛好者が多いようです。いや、コレ、実に質感がいいんですね。ゴムバンドで止められるので、資料を貼ったり挟んだりして分厚くなっても平気という機能的な魅力もあります。
 でも実は以前にも日記的に使おうと思ってモールスキンのルードノート(横罫線入り)を買ったことがあったのです。でも、結局使わなくなって、机の上に放置されることになりました。
 僕は手帳というアイテムが大変好きなんですが、今はあまり使い道がないんですよね。スケジュールは「超」整理手帳のリフィルをA4のクリアホルダーに挟むやり方が最適だし、アドレスは携帯で管理。そしてメモ類はサイフにはりつけたポストイットに書き込んでいるのです。取材ノートは、普通のB5ノートを使っちゃいますし、手帳の出番がない。
 いや、なんでもメモを取るという習性をつけたくて、いくつもメモ帳や手帳を購入しては持ち歩いたりしてるんですが、荷物が多いとどうしても、忘れたりしちゃう。ようは本当に必要なアイテムじゃないってことなんですよね、僕にとっては。
 手帳やメモの類というのは、単純にモノとして、いいなぁ、欲しいなぁと思っちゃうんですよ。銀座の伊東屋とかいくとウットリして何時間もうろついちゃう。でも買えないんです。なーんかね、本当に実用性がないと買いたくないんですよ。使いこなすせないで買うのって、罪悪感がある。もう割り切ってコレクターとしてガンガン買っちゃいたいくらい好きなんですけど、やっぱり買えない。実際、買っても使わなかった文房具類はいっぱいあるんですが、悔しいんですよね、なんか。
 前述の「文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇)」では、欲しいノートを欲しいだけ買っちゃってデータごとに使いわける「多ノート」式を薦めています。これなら、たくさんの手帳やノート、メモを使えて文房具フェチにはシアワセなわけですよ。
 でもダメなんですよねぇ。ムダに持ち物を増やしたくないという気分もある。データの一元化という考え方が基本にありますし。根がズボラなもので、どこに何を書いたかわからなくなっちゃったり、無くしちゃったりしやすいんですよ。で、モールスキンの新しい手帳を買おうかどうか、池袋西武ロフトでウンウン悩んだ末に購入したのが、厚手の紙を折って六つのポケットを作っているメモポケッツだったわけです。一見、手帳だけれど、実は紙などを入れる小物入れ。うん、これならモールスキンの質感も楽しめるし、実用的でもあるはず。ああ、このモールスキンの手さわりはたまんないねぇ。スリスリ。
 ま、結局のところ、メモポケッツに入れるちょうどいいものがなかったというオチなんですけどね(笑)。考えた末にコンパクトフラッシュやUSBメモリーとかを入れてみたんですけど、んー、なんか今ひとつ収まりが悪いなー。これなら、専用のメモリーケースの方がよかったか。
 いや、本当に悩ましいです。手帳も使いたいものが一杯あるんだけど、実用面を考えると簡単には変えられないし…。で、いつも伊東屋やハンズ、ロフトなんかでウロウロ眺めながら、結局何も買わないということを繰り返しちゃうわけです。ああ…。

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