ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

北見けんいちのブラックジャック

 以前も「立原あゆみのブラックジャック」を紹介いたしましたが、秋田書店の「ブラックジャック」トリビュート企画の総集編が出ました。 「ブラックジャックスペシャル」、634ページの極厚版! 春にも立原あゆみ永井豪青池保子らのカバーを収録した総集編「ブラックジャックマガジン」が出てますが、今回は柴田昌弘、高口里純、やまだないと御茶漬海苔千之ナイフ…と前回以上に意味不明なラインナップ。巻頭書き下ろしとして手塚眞が描いた「ブラックジャック」という企画も! 「『神』と『神の子』による前代未聞のコラボ! すべての漫画ファンが待っていた!」というキャッチは、いかがなものか。しかし、やっぱり一番すごいのは、北見けんいち先生のブラックジャックですよ! 立原あゆみ先生も何を描こうが一切の揺るぎのない自分の世界を持っているものだと思いましたが、北見先生も揺るがないことでは負けてません。いや、他の先生方も、みんな揺るいでないから、壮絶な本になってるわけですけどね。でも一番ブラックジャックのイメージを崩しちゃってるのは、「おせん」のきくち正太先生かなぁ。「ブラックジャックは、そんなこと言わない!」てなセリフ連発!

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