ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

熊谷駅「C58みそとん弁当」800円

 今日も朝イチで行ってまいりましたよ。本日のお昼ご飯用に買ったのは初参加の埼玉県秩父鉄道・熊谷駅「C58みそとん弁当」。豚のみそ漬けと、みそに漬けてない豚肉が二枚づつ。それにしゃくし菜の油いためとニンジンの漬物だけというシンプルさです。
 主役のみそとんですが、豚肉自体に味があり(みそに漬けていない方を食べると、その味わいがよくわかります)、みそも甘くなくしつこくなく適度な辛さ。なかなか美味いです。ただ、みそとんの下のご飯に、べっとりとみそが塗ってあり、これがご飯を食べる時に食感が悪く感じられるかも。ご飯もギュッと押しつぶされた感があってベチャベチャっとしてるんですよね。この辺、好みが分かれそうです。
 秩父の名産であるしゃくし菜はシャキシャキとした歯ごたえでイケます。これだけでご飯が食べたくなるほど。みそとんにはナイスパートナーだと思います。
 ちょっと華に欠ける感はありますが、地味な実力派というところでしょうか。まぁ、埼玉・秩父の駅弁ってだけで地味ですもんねぇ。

 今日は「うまいもの」(駅弁以外の物産)もじっくり見て、あちこちで試食。宮城のかきスモークうまー。岐阜のみたらし団子を一本購入(95円)。醤油の香ばしさと、小ぶりで粘度の高い団子が大変美味。駅弁大会にお出かけの際は、ぜひ一本購入して食べ歩いて下さい。おすすめ。

 さて、駅弁ファンには二種類あると思うのですよ。ひとつは、駅弁とは旅先で食べるのを本道とする駅弁右派。ネットで駅弁ファンのサイトなど見ると「駅で売ってない駅弁など邪道」といった論調が見かけられます。例えば、有名な駅弁サイトである「駅弁資料館」「疑義駅弁について」という記事。僕らが駅弁大会で喜んで食べている駅弁たちが槍玉に挙げられております。
 僕らは、いわば「駅弁が好きなんじゃなくて、駅弁大会が好きなの!」という駅弁左派ですね。正直言って、駅で売ってようがいまいが、あまり興味はないんです。地方の美味しいものがいっぱい並んで売っているというところに興奮するんです。僕などは、最近「駅弁大会の楽しみはチラシと見つけたり!」との境地にまで至りましたよ。駅弁そのものよりも、チラシを見てうっとりする方が楽しいと思うのですね。もちろん、ちゃんと買うという前提で見ないとつまらないのだけれど。
 この二つの派は、いずれ衝突することになるのでしょうか…。

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