ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

秋葉原の丼 「さか井」と「サンボ」

 高校時代に石丸電気でバイトをして以来、秋葉原で食うといえばアキハバラデパート一階、いい大人になってからは万世あたりが僕の定番でしたが、最近、いいお店を見つけたんですよ。外神田3丁目の路地にある「さか井」というスタンド形式のお店。「めし」と大きくかかれた看板が目印。ここの「うなぎまぶし丼」というのが、大変リーズナブルで美味しいんですよ。550円(大盛り650円円)。刻んだウナギ、ごぼう、ネギ、海苔がたっぷりで、別皿にトロロもついてくるのが嬉しい。
 ああ、これからアキバに来たらこれだな、と知人に話したら「いや、アキバならサンボだろう」と言われました。
 おお、「サンボ」。奇しくも「さか井」と同じ通りにある牛丼専門店。以前から気にはなっていたんですが、あまりに無骨なその外見にずっと敬遠してたんですね。
 で、今日、秋葉原に行ったもんで意を決して突入してきましたよ、「サンボ」。「牛丼専門 サンボ」とだけ書かれた無愛想な外見に怯みながらも店内へ。。あきらかに数十年は営業をしていることを物語る古びた内装。壁際に無造作に積み上げられた食材の段ボール箱。そして「携帯電話お断り 電源をお切り下さい」という貼紙があちらこちらに。電源まで切れというのは珍しいですね。男率100%。まぁ、秋葉原の飲食店では珍しくないですが、やはりここは男の世界ですよ。
 お昼時ということもあって、ほぼ満席。なんとか壁際のカウンターの一席に座ります。目の前には積みあがった段ボールの壁。
 とりあえず、牛丼・並400円を注文。みそ汁50円、玉子50円も追加。混んでいたせいか、ちょっと待たされてやってきたのは、え、これで並ですか? と聞きたくなるようなボリューム。吉野家の大盛り以上は楽にあります。肉とタマネギのみのシンプルさですが、うわぁ、肉が多いなぁ。しかも、かなりしっかりした肉です。やや固めで噛み応えあり。ああ今おれは肉を食っているのだという気持ちになります。味は、それほど濃くはなく、汁気も少なめなので、最初に肉を食いすぎると、並でも十分どっさりのご飯をもてあます可能性もあり。玉子を注文しておいてよかったと心から思いました。400円でこのボリュームはお得ですな。でも、ちょっと牛丼でも食うか、くらいの半端な気持ちで行く店じゃあ、ありません。
 ちなみに大盛りは500円。並でアレですから、大盛はいったいどんな量なのか、想像するだけで恐ろしいです。あと、ご飯とアタマが別の「お皿」450円「牛皿」650円というメニューもあるのですが、こちらは牛丼以上のボリュームらしいですよ。特に「牛皿」はすごいとか。

 携帯電話厳禁とあれだけ書かれているので、ちょっと怖くて店内や牛丼の写真は撮れませんでした。僕、割と気にしないで何でも撮影しちゃう方なんですが…。ただ、ウワサで聞いてはほど、私語厳禁なムードじゃなかったですね。けっこう話しているグループ客、多かったし。

ところでサンボというと、やっぱ格闘技ですかね。僕は飲食店でサンボというと、どうしても「包丁人味平 カレー戦争編」でインド屋の別名義で登場したサンボを思い出しちゃうんですけど…。

秋葉原の名物店というだけあって、サイトにも情報が多いですね。
「ザ・サンボ 牛丼専門店」
とか
「サンボファン.com」
とか
「デイリーポータルZ 牛丼はまだここで食える」
とか。

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