ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「高橋真弓のおしおき」第2弾発売(前編)

 前にも紹介しました永井豪エッチマンガマニアの同士、電人さん*1の自主制作AV「高橋真弓のおしおき」の第二弾が発売されました。
 なにしろ前作の「高橋真弓のおしおき ドギツ浣腸の刑!の巻」が、予想を上回る売れ行きだったんです。もともとが「高橋真弓*2が最後までおしおきされるところを見てみたい!」という電人さんの30年来の夢を叶えるための撮影で、もし他にも見たいという希望者がいるならば、分けてあげようか、ぐらいのつもりで作ったDVDなんですね、これ。なので、一枚一枚DVDレコーダーで焼いたDVDーRだし、パッケージはカラーコピーだし、ものすごく手作り感の溢れた代物なんですよ。それが電人さんのblogでの通販だけでも結構売れちゃいまして、それじゃあってんで神田つばきさんに紹介してもらって、秋葉原の「サンショップ」さんとか新宿の「タイヨー」さんあたりで取り扱ってもらったら、これまた意外に売れちゃったと。「サンショップ」さんなんて、月間チャートの6位にまでランクインしちゃってましたよ。名だたるメジャーメーカーのちゃんとした(笑)作品を尻目に。しかも6千円なんて高い値段つけてるのに。

 発売中の「BUZZ」のコラムにも、このことを書いたんですけど、S1とかの、とびきりいい女がギリギリの修正でドエロなことをやっている高い制作費のDVDが3千円しない世の中で、こういう手作りのマニアックなDVD(エッチなおしおきするだけで本番どころかフェラも性器責めも無し)を6千円で買う人がいるのだなぁと思うと、つくづくエロメディアとは何だろうと考えちゃうんですよね。なんかね、後者の方がエロ者としては、幸せなんじゃないかなぁと。秋葉原のマニアショップへわざわざ出かけたり、面倒くさい通信販売で(カード決済なんか出来ないので、もちろん振り込み)、誰が作ったんだかわからないようないかがわしいDVDを6千円出して買う。かつて僕らがドキドキしながら年齢詐称してビニ本を買ったような、あのトキメキ。なんかね、エロって、本来そういうもんなんじゃないかなぁと思うのですよ。今や、インターネットを使えば、水道をひねると水が出るような感覚でエロが楽しめちゃう時代。そういうのって、エロにとっては不幸なんじゃないかなぁと。ま、そんなことを単行本「エロの敵」でも書いてます。もうすぐ発売です。予約もよろしくお願いします(笑)。

 さてさて、そんなわけで制作費回収どころか利益まで出ちゃった電人さん(いや、ま、それほどの利益じゃないみたいですけどね、念のため…)、それでは第二弾も作っちゃおうという気持ちになったわけですよ。実は第一弾は、偶然出演してくれる素人女性がいたために実現したのですが、第二作では、もうその子には頼めないということらしくて(理由は不明ですが…)、モデルをどうしようかと相談されていたんですね。普通にモデルプロダクションに頼むとなると、やっぱりちょっと高くなるしなぁ…。あくまでも、趣味の範疇でやっていきたい電人さんとしては、販売規模を広げて利益を出してということはあまり考えたくないとのこと。今の規模でなんとか元が取れるくらいの制作費で作りたいと言うんですね。フリーのモデルさんを使うと安く済むんですが、僕の知り合いのモデルさんで、電人さんのイメージに合う子ってのが、なかなかいなかったんですね。結構、注文がうるさいんですよ、電人さん、マニアだから(笑)。

 で、ふと思いついたのが、前に別の仕事で撮ったことのあるYちゃんという子。いじめられっ子オーラが出ているロリ系の子で、あの子なら高橋真弓のイメージにぴったりじゃん! 電人さんに前に撮った写真などを見せると、大変気に入っていただけた様子。しかし、彼女はモデルプロダクション所属なんで、それなりにギャラがかかるわけですよ。しかも電人さん、浣腸とかアナル責めとか希望してるしなぁ…。
 そこで考えついたのが、僕も別の作品を撮影してギャラを折半するという方法。これなら半額で済むかなと。ま、僕の方は、どこの仕事に使うか考えてなかったんですが、まぁ、撮っておけばどこかのAVメーカーかエロ出版社が買ってくれるだろうくらいの気持ちだったんですけどね。
 
 てなわけで、7月末に撮影は無事終了。電人さんは夏休みを使って編集にいそしんで8月中に発売…のはずが、家族サービスやら、何やらで、9月までズレこんでしまったのですが。

 ありゃ、第二弾「高橋真弓のおしおき2 羞恥フルコースの刑!の巻」の内容紹介をしようと思ってたんですが、前説明でずいぶん長くなってしまった。この続きは明日。

※DVD「高橋真弓のおしおき」の販売方法などについては電人さんのblogを参照。
 

*1:そういえば、今月の「SM秘小説」でインタビューとかされてましたよ、電人さん。マニアのカリスマとなるのでしょうか(笑)

*2:念のために説明しておくと永井豪の超傑作マンガ「けっこう仮面」で、いつもエッチなおしおきをされてしまう可憐なヒロイン。詳しくは[http://hamq.jp/i.cfm?i=mayumiijimete&s=3532:title=この辺]参照。

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