スープを入れて加熱するということは、汁モノ弁!? と大会前から(一部で)話題となっていたジェット弁。付属のスープを入れてジェット加熱をするわけなんですが、このスープがやたらに少ない。もしかしたら僕のだけ不良品だったのかと疑いたくなるほど少ない。まるでドレッシングのように振りかけて、フタをしてヒモを引っ張ります。一気に蒸気が立ち、加熱開始。8分待って、さぁ食べましょう。
んー、スープはほぼ蒸発していて、きりたんぽ鍋というよりは煮物。まぁ、鍋だとは一言も書いてないし、駅弁という性格上、汁は無い方がいいのかな。立ち上る鶏とキノコの香りはなかなかのものです。具は鶏肉、ゴボウ、舞茸、こんにゃく、椎茸、ニンジン、セリなど。鶏肉が大変美味しかったのですが、これは比内地鶏なのかな? スープは比内地鶏ガラスープのようですけど。あと、セリのほのかな苦みも舌を楽しませてくれます。渋いいぶりがっこ、すっぱいチョロギといった漬け物も善戦。もうちょっと量が欲しいとこですが。
さて、主役のきりたんぽ。ドテンと4つ入っています。ちいさなおにぎり風ですが、中は空洞です。ここに棒が入って焼かれていたわけですかね(このきりたんぽには焼き目はありませんでしたが)。具やスープの味をしっかり吸っていて、美味しく煮られていました。パッ見にはジェット弁にありがちなボリューム不足を感じたのですが、きりたんぽ4個は、かなりお腹にたまります。しかし、きりたんぽって何度も食べてはいるんですが、これってそのまま食べるんだっけ、崩して食べるものなんだっけ? いつもわからなくなります。
駅弁というイメージとはかなり違うのが欠点と言えば欠点ですが、これはこれで満足でした。ただ、やっぱりもうちょっとスープが欲しかったなぁ。最後に残ったスープ飲みたかったなぁ。