ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

浅草ロック座でストリップ初体験

rioysd2007-05-16
 エロ業界に関わって20年にもなり、様々なエロの現場に立ち入って来た僕ですが、意外に未体験なことって多いんですよ。取材はしたけど、お客として体験したことはない、とかね。
 例えば僕は自腹でキャバクラって行ったことがないんですね。取材したり、連れて行かれたことは何度もあるけれど。だからシステムとか、今ひとつわかってなかったりしてます。エロとは違うけど、パチンコとか競馬とかのギャンブルも未経験。ああ、まだまだ人生、やらなくちゃいけないことがいっぱいだぁ。いや、別にやらなくてもいいんだけど。

 そうした意外に未体験なことのひとつに、ストリップがあったんですね。クラブイベントなんかの出し物としてのストリップティーズや、場末のストリップなんかは見たことがあるんだけれど、ちゃんとした劇場のストリップには行ったことがなかったんです。色々話は聞いていたけれど、なんか常連による客としてのルールとか、たくさんありそうで、なーんか敷居が高い感じがして敬遠してました。

 でも最近、若林美保さんというストリッパーの方と知り合いになり、彼女が浅草ロック座に出演するというので、勇気を出して行ってみました。女の子二人を連れて。いや、実はこの二人はストリップ通なんですよ。一人なんか現役のストリッパーだし。ちゃんとネットで割引券をプリントアウトして持ってきてくれました。さすが。
 浅草ロック座は1947年に創立したという現存するストリップ劇場では最老舗かつ最大手の名門なのです。午前11時から4回のプログラムを興業し、僕らは午後6時からの3回目のステージを見ました。
 料金は一般6000円、正午までに入れば5000円、学生割引4000円なんてのもありますよ。都内の他の劇場が4000〜5000円なので少し高めですかね。僕らは割引券を使って5000円で入りましたが。

 さて、この日の出演は順に、友坂麗、仲代あゆみ、華原美輝、梓めぐみ、そして僕らのお目当ての若林美保の後、ちょっと休憩。そして、白沢きらり、オダギリケイ、 白鳥あきら、最後に全員登場してのフィナーレ。でも、それぞれのバックで何人もが踊っていたりもするんですね。こりゃ大変だわ。

 ロック座は、天井が高くて舞台も客席も広く、照明もバッチリでゴージャスな雰囲気。一緒に行った二人も実はロック座は初めてで、「いつも行ってる劇場と全然違うー」と驚いてました。平日の夕方ということでお客さんは、まばらでしたが、休日とか遅い時間だと、もっと入るのかな。150人くらい収容できるということなので、満席になるとかなり凄そうです。サラリーマン風もいますが、初老くらいの自営業者、もしくは定年退職者風の方が多いですね。荒れた感じはありません。女の子二人連れで入っても、別に変な目で見られなかったし。
 さて、ステージですが、一曲目では衣装のままで踊り、二曲目で下着、そして三曲目以降でヌードというのが基本的な構成。振り付けもキッチリとしており、なるほどエンターテイメント。女性の体の美しさを強調してます。

 そして若林美保さんのステージは、特に圧倒的な存在感があって感動しましたね。動きがダイナミックなんですよね。堂々としているし、踊っているのが楽しそう。いや、やっぱりこれだけたくさんの踊り子さんが出てると、玉石混合なわけですよ。ルックス的にレベルの低い人はいなかったんですが、踊りがおぼつかない人というのは、けっこういたんですね。自信なさそうな感じ。そのオドオドした感じも、まぁ、エロいと言えばエロいんですけどね。
 噂に聞いていたテープを投げるお客さん、いましたよ! 見せ場の瞬間に、パーッと舞台にたくさんのテープを投げるんですが、踊り子さんの体に触れないようにしてるのね。スレスレでパッと引き上げたりして、かなり修練が必要そうです(笑)。スタッフの演出にしか見えないんですが、あれ、お客さんなんですよね。客席の脇で、いそいそと準備してたりして、大変忙しそうです。客入りが悪い時でも、投げるのかなー。自分一人しか客がいなかったりした時とかどうするんだろう(笑)。

 ところで、見ていて気になったのがBGM。曲間がブツっと切れたりして、ちょっとズサン。DJとか入れてキレイに繋いだらいいのにー、とか思いました。あと曲も古くさいものばかり(これは、この日が「'80〜'90s SONG特集 バブルへGO!! 」というテーマだったせいもあるんですが)なのも、残念。もっとカッコイイ曲で踊ってくれたら、いいのになぁって思いましたよ。トーキングヘッズとか!!!とかでストリップとか妄想したら、たまらんですな*1
 料金分はきっちり楽しませてくれるエンターテイメントでした。まぁ、チンコが勃つかというと、あれだけたくさんのハダカを見ても、少ーし固くなったくらいだったんで、「エロ」とは違うんでしょうね。でも、なんか嬉しい気持ちになるというか、女性のヌードは、やっぱりいいなぁと実感いたしました。次回はもっとステージの真下とかで、かぶりつきで見てみたいです。
 少なくともロック座は、女性が見に行っても十分楽しめると思いますよ。場内も綺麗だし。浅草ロック座でデートってのも、アリだと思いますね。見に行きたいという女性の方、僕がお連れしますよ〜(笑)。

*1:はい、ここ今年の電メリへの伏線になる予定ですよ(笑)。乞うご期待。今年は12月8日と14日。もう決まってるのかよ!

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