ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

小説と連動するAV「セーラー服淫肛羞恥地獄」


 同志(笑)小林電人さんのベイビーエンターテイメントでの初監督作品「セーラー服淫肛羞恥地獄」が8月4日に発売されることになりました。それに先駆けて、Webスナイパーで、同作品を完全ノベライゼーションした小説「奈津美・哀歌〜セーラー服淫肛羞恥地獄より」が連載されています。
 もともと台詞にこだわる電人さんは、撮影にあたってかなり綿密なシナリオを書いていまして、これがもうほとんど小説のようなものだったのですね。では、どうせなら小説に仕上げてしまえということになって、今回の連載に結実したわけです。
 よくSM小説を読んでいて、これが実写化されたらなぁと夢想するものの、いざ本当に実写化されたりするとなぜか原作と似ても似つかないものになっていて*1がっかりするわけですが、今回の小説に関しては必然的に忠実な映像を見ることができるんですよね。なにしろ映像が先にあるわけですから。
 Webスナイパー掲載の小説版には、AV版の画面写真などが挿絵がわりにふんだんに挿入されていて、フォト小説風になっています。これも実写版が先に存在するノベライズだから可能なことですね。
 ストーリー物(ドラマ物)が排除されつつある現在のAVシーンですが、SM物と熟女物に関しては、まだまだストーリーが必要とされているようです。今回のような小説との連動という試みは、新しい可能性を秘めているのではないかと思っています。
 小説版が気に入った方は、ぜひAVも買ってやって下さい(笑)。

*1:例:団鬼六にっかつロマンポルノの諸作品や、近年の「花と蛇」など。なんで、映画の人ってあんなに独自の解釈をしちゃうんだろう…。

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