ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

紙copi+DropboxはEVERNOTEを超える?

 前のエントリーでも紹介しましたが、Dropbox、大変便利です。しかし、紙copiというソフトと組み合わせると、さらに便利さが倍増するんですね。


 紙copiというのは、一言で言えば、テキストやWEBの情報を収集・整理できるソフト。メモエディタとして使えば、一行目が自動的にファイル名になり、どんどん保存されていくので、せっかく書いたテキストを消してしまったなんて心配は無用。
 そしてIEやFirefoxで見ているWEBページを簡単に取り込むこともできます。ページまるごとでも必要な部分だけでもOK。さらに取り込んだデータはHTMLエディタで編集することもできます。
 ま、つまりオフライン版のEVERNOTEというわけですね。ただしこちらの方が歴史は古く、1999年に前身の「紙2001」がフリーソフトとして発表されています。なんとこの時、開発者の洛西氏はまだ高校生だったとか! 
 僕も紙2001時代から、ずーっと愛用しております。とりあえず一時的なメモや覚えておきたいリストなんかは全部、紙copiにぶち込んでおります。例えば連載原稿の文字数とか、様々な会員番号とか、資料になりそうなWEBページとか、みんな紙copiに保存します。


 しかし、この使い方って、つまりはEVERNOTE。それならクラウドなEVERNOTEの方が便利なんじゃないかと思われるかもしれません。
 いや、実際に僕も紙copiからEVERNOTEに全部データを移して完全移行しようかなと思ったこともありました。
 でも、やっぱり紙copiならではのメリットがあるんですよ。まず、クラウドじゃないという点。そりゃあ、クラウドは便利ですが、その分、どうしても軽快な操作性は望めません。パッとメモを取りたいなんて時は、このちょっとのタイムラグが気になるのですよ。その点、紙copiのサクサク感は素晴らしい。
 また、データの汎用性も大きなメリット。紙copiで書いたファイルは、単なるテキストデータなんですね。フォルダを覗けば「題名.txt」のファイルになっています。また逆にテキストデータの入ったフォルダを指定すれば、それも紙copiから閲覧することができます。WEBページを紙copiに取り込んだ場合も、HTMLと画像などのフォルダとして保存されます。つまり、その後、紙copiじゃないソフトでも使い回しがしやすいのですよ。


 EVERNOTEを使い始めても、やっぱりおれ、紙copiは手放せないや、なんて思って併用して使っていました。しかし、それでもクラウドって便利なんですよね。特に複数の場所でPCを使ったり、iPhoneでデータをチェックできたりすると…。
 クラウドじゃないところが紙copiの魅力でもあり、クラウドじゃないところが紙copiの弱点、そんな矛盾したことを考えていたのですよ。
 しかし、Dropboxを使ったら、なんとその矛盾が解決しちゃったのですね。方法は簡単。紙copiの保存フォルダ、参照フォルダを全部Dropboxに入れちゃえばいいのです。
 フォルダ自体はPCの中にあるので、通常通りにサクサク使えます。そしてそのフォルダはDropboxによって、常にクラウドで同期されると。
 別に使用したいPCにも紙copiを入れて、同じようにDropboxに設定しておけば、どっちのPCの紙copiも常に同じ状態になるわけです。
 また、WEBからDropboxにアクセスすれば、紙copiを入れていないPCからもデータを取り出すことはできます。そしてiPhoneにもDropboxのアプリがあるので、紙copiのデータを見ることは可能。
 こうなると、紙copiはEVERNOTEにも負けないクラウドな情報管理ソフトになるわけですよ!


 実は現在は正式にクラウド化している「紙copi Net」というのもあるんですが、これだとサクサクいかないというクラウド化の弱点があるので、僕は紙copi+Dropboxの方をオススメしますね。
 そんなわけでEVERNOTEと紙copi+Dropboxを併用しているんですが、使い分けにはちょっと苦労してるんですよね。これはどっちのデータに入れるべきか、とか。本当はどっちかに統一した方がいいんでしょうが、一長一短みたいなもので、選べない……。
 

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