ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

信長膳(1200円/A-0/愛知県)



企画「武将特集」の中で最も高価な駅弁です。しかし、信長が1200円で秀吉が1000円、家康が800円というのは、なんというか家康が可哀想な気も……。

特集で取り上げられているにも関わらず、輸送コーナーではこの武将駅弁は、いつも売れ残っていて、駅弁大会における幕の内系の人気の無さを実感します。駅なんかでは幕の内が一番人気なのにねぇ。

さて、この「信長膳」、織田信長が天正10年5月に徳川家康安土城に招いて催した一斉一代の晩餐「安土御献立」を再現したというもの。そしてこの献立を用意した明智光秀は、準備の不手際から信長の怒りを買い、その数日後に起こる「本能寺の変」の契機となったということです。
というように添付のパンフレットに書いてあったのですが、そう聞くと、なかなか曰くつきですねぇ……。

鱒の焼き物、宇治丸(焼き鰻)、鶏の串焼き、里芋の煮物、ふきの煮物、しいたけの煮しめ、あへまぜ(スルメ、昆布、人参和え)、酢ゴボウ、ほうれん草のおひたし、枝豆、花に昆布(昆布を花形に切ったもの)、大豆甘煮、大根の味噌漬け、そして焼き味噌おにぎりが二つ。

なるほど豪華です。そしていちいち美味しい。特に焼き鳥と鰻は食べ応えもあり、かなりイケます。僕はこれ、箱根に向かうロマンスカーの中でビールや日本酒を飲みながら食べたのですが、最高でしたね。ちょっとづついっぱい。しかも酒に合うものばかり。さらに焼き味噌おにぎり二つは、相当なボリュームがありました。ロマンスカーの中で食べる駅弁にこれを選んだ自分を、褒めてやりたくなりましたね、うん。

こんないい駅弁が、いまひとつ人気無いのはもったいない。というか、買いやすいので、ぜひ! 損はさせませんよ。

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