ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

菜の花弁当(600円/A-0/千葉県)

今年は地味弁狙いで行くぞ、と決意したものの、全然地味じゃない駅弁ばっかり買っちゃってます。だって、会場行くと、つい誘惑が……。
 これではイカンと思って、大会参加駅弁中、もっと地味との呼び声も高い「菜の花弁当」に行ってみました。
 いや、駅弁大会仲間の間でも、これの評価は結構高いんでずっと気にはなっていたんですが、さすがに地味過ぎて、なかなか手が出なかったんですよね。
http://instagram.com/p/x5jDRTDWxJ/
 コンパクトなサイズと、可愛らしいデザインのパッケージ。そして、開けると、なるほど菜の花畑のような黄色と茶色。鶏そぼろと玉子そぼろがご飯を覆い、その境界線にあさり串。後は漬物など。派手なおかずは一切なし。でも、パステルカラー的な美しさがありますね、弁面に。
 そして味もまた、ふんわりとした優しさに満ちています。やや甘めの味付けで統一されていて、時折べったら漬けや紅しょうがを齧るとアクセントが効きます。
 なんだろう、このおだやかな気持ち。さなえばっちゃんのおこわ弁当も癒し系だなと思いましたが、こちらの方が、もっと素朴な優しさがあります。
 食べてはじめて、これを愛する人たちも気持ちがわかりました。逆にいうと、食べないとこの駅弁の魅力はわからないな。

 ユニークなのは、この駅弁、割り箸じゃなくて先割れスプーンが付いてるんですね。これはスプーンで食べるのが正式ということです。そしてそのスプーンの柄のところに、爪楊枝が内蔵されているんです(プラモデルのランナー方式で)。そんな茶目っ気も愛らしい。

 いかめしが650円となってしまった今、おそらく大会最安値の駅弁ですね、これは(昨年から50円値上がりしてますが)。その値段も、いい。サブ弁としても使えるんですが、あえてこれをメインで一食済ませたい。ちょっと足りなくても、グッと我慢して。

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