ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

最近、男性の興味がマンコからチンコに移っているのではないか

 最近、男性の興味がどうも「マンコ」から「チンコ」に移ってきているんじゃないかと考えている。

 そう思ったきっかけの一つが、今の若者はクンニをしないという話だ。その一方でおじさんはクンニが大好き。実際に統計を取ったわけではないが、女の子たちに話を聞いてみると、この印象は間違いないようだ。若くなるにつれ、クンニが苦手な率は高くなる。
 しかし、この若い男たち、クンニはしないくせに、フェラは必ずさせるようだ。そして女の子の方も、あまりそれを不自然と思っていない節がある。フェラをするのは当たり前だからするけれど、クンニはよっぽどエロい男がすることだと思っている子もいる。だから、クンニされることを、やたらと恥ずかしがったりする。

 そしてもうひとつのきっかけが、昨年から話題の男の娘AV女優・大島薫の存在だ。手術もしておらず、女性ホルモンも打っていないのに、そのルックスは女性そのもの。しかし、股間には立派すぎるほどのチンコがそそり勃っている。彼(彼女?)に言わせると、女の子の身体にチンコが生えている姿が理想なので、勃起力を弱らせるホルモンは打ちたくないのだという。
 大島薫の作品では、チンコが非常に大きな役割を果たす。男優たちは、大島薫のチンコをしごき、時には口に咥える。大島薫本人も、アナルに挿入されながら、自らチンコをしごいていたりする。
 昨年HMJMから発売された「ボクは男の子ですけど、こんなカラダでも興奮してもらえますか? 大島薫」という作品に顕著なのだが、大島薫をハメ撮りする梁井一監督も「チンコが好きだ」と語り、彼のチンコを愛おしそうに愛撫する。
 
 実はチンコが好きだと言う男は、意外なくらいに多い。AVを見ていても男優のチンコが気になるというのだ。だからと言ってゲイというわけではない。男性が好きなわけではなく、チンコが好きなのだ。

 これには、チンコには自分の快感を投影しやすいという理由があるように思える。女がいくらマンコを愛撫されてアンアン気持ちよさそうにしてても自分は女ではないので、リアリティを感じない。その点、チンコならAVを見ていてても、自分の快感に置き換えやすい。
 AVでは潮吹きの人気が高いのだが、あれなどは完全に射精のメタファーとして男性は見ている。普通にイク反応では、ピンと来ないけど、潮吹き=射精だと考えると、感情移入がしやすい。

 この傾向は、どうも男性の想像力が欠如しつつあるので、安易に自己投影しやすい方に流れているんじゃないかと考えているのだが、それは僕が、あまりチンコ好きじゃないから、いくぶんバイアスがかかっているかもしれない。僕は、他人のチンコは好きじゃないので、できるだけ見たくない派だ。さらに言えば自分のチンコもあまり好きじゃなくて、とにかくマンコ好き。ええ、立派なおじさんですからね!

 この辺の話はもう少し考えてみたいと思う。無修正ポルノが簡単に見られるようになって、マンコの価値が下がってしまったから、マンコへの興味が失われた、という単純な問題でもないような気がするのだ。


WEBスナイパーで「ボクは男の子ですけど、こんなカラダでも興奮してもらえますか? 大島薫」を僕を含む4人のライターがクロスレビュー。やはり、話題はチンコ。

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