ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

から揚げ鶏めし弁当(650円/秋田県/A-3)

 チラシを入手して今年のラインナップを見た時に、気になったのがK点(千円)以下の駅弁が意外に目についたことです。ここ数年で、駅弁の値段がどんどん上がり、ちょっと前まではK点を基準に高いとか安いとか言ってたんですが、今は1200円くらいでしょうか。それが今年は900円の「海苔のりべん」や750円の「桜島灰干し弁当」などK点以下の新登場弁当が充実してるんですね。中でも驚いたのが、この「から揚げ鶏めし弁当」。なんと650円。あの「いかめし」と同じ値段です。
 しかも「いかめし」は、やはりサブ弁ですが、この「から揚げ鶏めし弁当」は堂々たるメイン弁。650円といったら、コンビニの弁当並の値段じゃないですか。気にならないわけがありません。
https://www.instagram.com/p/BAV7y3-jWyr/

 製造元の花善さんは、60年以上の歴史を持つ普及の名作「鶏めし弁当」で知られる会社です。そこの新作とくれば、味の方は保証済みと言ってもいいですね。
 鶏のから揚げは二種類。白髪ネギがトッピングされたから揚げ2個と、骨付き手羽先から揚げが1個。骨付きは、いわゆるチューリップと呼ばれる骨を露出させた形状で、柚子コショウの味が付いてます。こちらはピリ辛味で、普通のから揚げの方には甘辛い秘伝のタレをかけた食べると、味わいにも変化があって楽しいですね。
「鶏めし弁当」と同じだと思われる鶏めしは、鶏肉の煮汁で炊きあげてそぼろ玉子を載せたもの。懐かしい甘さがあります。
 ここでいいアクセントになるのが、筍の漬物。なんとネギ塩風味なんですね。つまりピリ辛。こちらも甘さとピリ辛の対比を楽しめるわけですよ。
 いや、これで650円というのは、コストパフォーマンス的に最強じゃないですか? 安くても美味い駅弁がここにある!

 実は花善の若社長さんにお話を伺える機会があったんですが、650円という値段は「いかめし」にぶつけたとのこと。やる気満々ですな!
 駅弁は高いからなー、なんて言ってる人には、問答無用でこれをオススメしたいです。ちなみに一緒に販売されている名作「鶏めし弁当」も880円とK点以内。素晴らしい!

 13日までの販売です。急げ!

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