京王駅弁大会には毎回何種類ものあなご弁当が参戦しますが、一番人気はなんといってもこの宮島口駅の「あなごめし弁当」です。午後二時販売で整理券制なのですが、整理券をもらうのにもいつも朝一に大行列。僕はどうも整理券弁当は苦手だし、2千円と高価なこともあって、敬遠しがちなんですよね。食べれば美味しいことはわかってはいるのですが。
でも、今年は久しぶりに行ってみました。しっかりと朝一で並んで整理券をゲットし、再出撃で午後三時に入手。
宮島の観光案内も書かれたクラシカルな掛紙が嬉しいですね。昭和11年4月11日に使用された掛紙を復刻しているようです。
そして経木のフタを開けると、ずらりと並んだあなごの蒲焼き。たくあん、奈良漬、甘酢生姜の漬物以外は、穴子とご飯だけというシンプルさ。それでも、全く物足りなさを感じさせないのは、さすがですね。
香ばしさといい、あなご自体の美味さといい、ちょっとランクが上という印象。10切れに切られているのも、食べやすくて駅弁にはぴったりです。
入手に苦労しても、ちょっと高くても、不満が残ることのない名弁ですね。