ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

消費者生活2003年7月

僕が2003年に某携帯サイトに連載していた「消費者生活」という自分が購入した(お金を払った)ものについてのレビューを再録します。
実は2008年に途中までこのブログに再録したんですが、その続きですね。
rioysd.hateblo.jp
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初めてHDDレコーダーを買ったり、ザウルスに買いまくったり、夏目理緒の写真集を買ったりしてます。この頃は一番金回りがよかったので、毎月バカみたいに色んなものを買ってたなぁ。
以前に再録した時は書いてから5年後で、「もうずいぶん懐かしい」なんて思ってたわけですが、15年経ってしまうと、「そんな時代もあったよな」という気分になりますね。

では2003年7月の買い物を。

●DVD「Man With The Movie Camera」Cinematic Orchestra(Ninja Tuneレコファン高田馬場店で3580円にて購入
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 昨年(2002年)Ninja Tuneから発売された2ndアルバム『Every Day』が話題を呼んだジャズユニットがポルトガルのフェスティバルで行ったパフォーマンスを収録したDVD。
 このパフォーマンスとは、1929年のソ連で制作されたジガ・ヴェルトフ監督の前衛ドキュメンタリー映画「カメラを持った男」に生演奏で音楽をつけていくというもの。
 映画自体が当時のソ連の生活を撮影した映像をコラージュのようにフラッシュバックさせていくというスピード感のある作品で、シネマティック・オーケストラの端正なグルーヴとぴったりとマッチしている。
 が、ストーリー性は皆無なのでちゃんと見ようとすると退屈してしまうのも事実。66分間、じーっと鑑賞するのは骨が折れる。モノクロだから目も疲れるし。
 やはりこれはBGV。飲み屋かなんかのプロジェクターに映し出されていて、会話が途切れた時なんかに、ふと目をやるとこれが見える、てな状況にいいのではないか、などと不届きなことを考えてしまった。
 ジガ・ヴェルトフ監督といえば、、かのゴダールが自らのグループにジガ・ヴェルトフ集団という名前をつけたほどの理論派の巨匠。その代表作を飲み屋のBGVに! でも、まぁ、この作品、頭の中を空っぽにして、次から次へと画面からあふれ出て来るイメージとグルーヴの奔流に身を任せてしまうのが気持ちがいい。となれば、酔っ払ってボーっとしながら見るのが一番なのではないかと。
 しかし、この作品、本来は無声映画。つまり本来は、この映像だけを延々と見なければならないというわけで、それは拷問なのではないかと。映画史上に残る名作として、結構上映会など行われているようなのだけれど、アート系映画マニアというのは、忍耐強い人たちなのだなぁと思ってしまった。

●コーンバターラーメン 札幌・もぐらにて1000円
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 仕事で札幌に行った。北海道は美食の地とはいえ、忙しくてゆっくり食事をする暇などなかった。なんとか少し空いた時間でとりあえずラーメンを食べることにした。札幌でも、人気があるのは、いわゆるニューウェーブ系ラーメンのようだ。和風の店構えで、ダシは何で調味料は無添加で…と能書きの多い店。こういうのは東京にもたくさんあるからなぁ。なので、あえて昔ながらのサッポロラーメンっぽい店、というか観光客向けの店に行ってみた。
 夕方の時間とはいえ、お馴染みラーメン横丁はガラガラ。「高い!!少ない!!マズイ!!」と地元のラーメン通からは敬遠され、最近では観光客からも見放されているようだ。TVの取材で誰々が食べた、などとタレントの名前を貼り出していたり、有名人の色紙を並べていたりしているのも、時代遅れムードに拍車をかける。そしてやたらと客引きをしているのも、うざったい。でも、僕は旅行者。こういう観光客向けの店も、また旅の味わいだ。
 新ラーメン横丁の「もぐら」と言う店に入る。カニだのホタテだのが乗ったバカ高いラーメンがあるのも、観光客向けっぽい。おばちゃんに「オススメはバターコーンラーメンだよ」と、言われるがままに注文。1000円。高いなぁ。そして、やってきたそれは、大きなチャーチューが丼の半分を覆い、残りの半分をコーンが覆い、その上にバターの塊がドテっと乗ったボリューム感満点のラーメンだった。見るからに大味。
 食べてみる。んー、意外にあっさり。つーか、コクがあまりない。でも、悪くはない。ラーメンマニアの方々が罵倒するほどマズイとは思えない。つーか、ラーメンなんて、よほどのことが無い限り、そこそこ美味いもんじゃないだろうか。ま、これで1000円というのは、やっぱり高いとは思うのだが。

●外付けマルチドライブ「LDR-N21F」(ロジテック)ビックピーカン池袋店にて29800円
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 外付けハードディスクがイカれた。もともと重要データのバックアップ用という感じの使い方がメインだったので、本体のPCにほとんどのデータは残っているので支障はないのだが、ハードディスクも壊れるのだという当たり前の事実を再認識して、少々不安になった。バックアップ用には、やはりDVDを焼いておいた方が安全だろう。
 しかし一口にDVDといっても現在、DVD-R DVD-RWDVD+R DVD-RWDVD-RAMの記録型5規格に家電機器用のDVD-VR、DVD+VRの2規格の計7規格が乱立しているという混沌状態。そういえば自宅で使っているパイオニアのDVDレコーダーはR/RW、事務所で使っている東芝のDVDレコーダーはRAM/Rと、規格が混在してしまっている。メーカー同士の思惑が入り乱れての結果なのだろうが、こうなってくるとVHSとベータで争っていたビデオ規格がシンプルにすら思えてくる。
 とりあえず、DVDレコーダーを使っての実感としては、少々メディアが高いもののRAM が一番ハードディスク感覚で使えて便利。両面メディアを使えば、一枚に9.4Gも記録できるのが嬉しいし、カートリッジ付があるのも扱いやすい。で、DVD-RAMが使えるドライブを買いにいったのだが、RAMが使えるドライブってのは、RやRWも使えるマルチドライブなのだね。もちろんCD-RやCD-RWも使えるので、合計7種類のメディアが使用可能。素晴らしいと思う以前に、規格の多さを再認識してうんざり、という感じだ。さらにPCとつなぐ規格もIEEE1394USB2.0のどっちにするか悩まないといけないし…。ああ、もうわけわからん。
 で、とりあえず7種類のメディアが使えてIEEE1394USB2.0の両方が使えるというロジテックLDR-N21Fを購入した。色々できるわりに3万円というのは意外に安い感じ。DVD-RAMも軽快な動作で使いやすい。
 それにしても規格に詳しくない人にはさっぱり意味がわかんない文章でしょうねぇ。僕もよくわかってませんが。

●PC用キーボード「Happy Hacking Keyboard Lite2」(PFU)ビックピーカン池袋店にて5980円
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 ノートPCのキーボードもイカれた。外付けハードディスクがイカれたばかりなのに、こういうことは続くものなのだなぁ。半分ほどのキーがうんともすんとも言わなくなってしまった。修理に出したいところだが、本体ごと持っていかれてしまうのは痛い。仕事ができなくなってしまうではないか。ノートをメインに使うようになって一年ほど経つが、事務所の打ち合わせ用テーブルや喫茶店や自宅などでもいつもと同じ環境で仕事ができるというフットワークの軽さが楽しく、もうデスクトップには戻れない。
 しかし、今回は一体型というところが仇になってしまった。かくなる上は、外付けキーボードをつけて使うしかない。いや、新しいノートPC買うって手もあるんだけど、それはもうちょっと考えて(笑)。とりあえず事務所の近くのツクモサンワサプライのスリムキーボードを購入。ノートPCのようにストロークが浅いキーなので、今までどおりに違和感なく打てるのが嬉しい。ただ、Enterキーが一番端ではなく、右にInsertキーなんかがあったりするのが困った。一番よく使うEnterキーのミスタッチが多くなってしまうのだ。これはイカン、仕事にならん。と、替わりのキーボードを探しに行く。
 意外にPCショップでもキーボードというのはあまり種類を置いていないのだ。いいなと思っても、接続がPS/2だったりして断念。僕のノートPCはUSBじゃないとダメなのだ。悩んだ末に見つけたのが「Happy Hacking Keyboard Lite2」。
 コンパクトなキーボードでありながらもキーはフルサイズ。つまり余分なキーを削ぎ落として小さくしているのだ。もともとテンキーやアプリケーションキー、ウィンドウズキーなんかは使わないタチなので、それはむしろ歓迎。そして何よりもEnterキーが一番右端、しかも大きい。調べてみると、このキーボード、キーの感触がよいとマニアに評判らしいんですね。ま、ノートPCの浅いキーになれた僕には慣れるまで打ちづらいんですが…。
 し、しかし、買ってから気づいたんですが、Ctrlキーが左下じゃなくて左中央にあるんですよ! うわぁ、しまった。Ctrlキーもよく使うのに! というわけで、よく間違えてファンクションキー押しちゃって、変なアプリを立ち上げちゃったりしている。ま、慣れればいいんだけどさ…。
普通のキーボードから切り出しちゃったようなアンバランスなルックスが妙にキュートで、モノとしては気に入っている。USBハブが2ポートついてるのも便利だし。あとはCtrlキーの位置に慣れるだけだな。

※ああ、一時期、DVD-RAMをバックアップに使ってたんだよなぁ。まだどっかにあると思うんだけど……。そして2011年からデスクトップPCをメインに使うようになりました。

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