ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

2019年度個人的ベスト10曲

昨年に引き続き、今年も極めて個人的な年間ベスト10曲を選んでみました。
rioysd.hateblo.jp

ええ、全く個人的に気に入った曲なので、時代的なトレンドとはだいぶかけ離れているような気もしますが、まぁ、こういう曲もよかったから、聴いてみてね! というくらいの気持ちでチェックして下さい。ポップで聴きやすい曲ばかりだと思いますよ!


10位 Rex Orange County - 10/10
今年は若いシンガーソングライターの曲をよく聴いてました。10代でデビューし、まだ22歳というロンドン出身のアレックス・オコナー君のソロプロジェクト、レックス・オレンジ・カウンティ。このキュートなポップセンスは素晴らしいなぁ。歌い出しのひと声だけで、もう世界に引き込まれる。この曲は結構ヒットしたみたいですね。

Rex Orange County - 10/10 (Official Video)


9位 Hand Habits - what lovers do
ロサンゼルス出身のシンガーソングライター、メグ・ダフィーのソロプロジェクト。彼女はワイズ・ブラッドやケヴィン・モービーのサポートギタリストとしても活躍してるみたいですが、とにかく声が絶品。どこか遠い世界へ連れて行かれてしまいそうな、幽玄で切ない歌声なんですよね。

Hand Habits - what lovers do


8位 Ku One Chan - A must do(해야해)
なんか全然情報がないんですけど、韓国のシンガーソングライター(たぶん)。写真を見る限り、彼もすごく若そう。どの曲もアーバンで洒落てて心地いいです。特にこの曲は、いわゆる「ダチーチーチー」フィルインが超かっこいいクールなファンク。

구원찬 / KU ONE CHAN - '해야해' (Official Audio)


7位 Vampire Weekend - Harmony Hall
いわずと知れたヒット曲。爽やか。こういうのが好きなんですよ、僕は! 今年の夏はこのアルバムは聴き倒しましたね。

Vampire Weekend - Harmony Hall (Official Video)


6位 The Divine Comedy - Queuejumper
この人、もうかなりのベテランなのに、自分は今までどうして聴かなかったんだろう、と後悔したほどにツボなんです、ディバイン・コメディ。粋なユーモアのセンスが最高。慌てて全アルバムを聴きました。ことごとく好みでした。

The Divine Comedy - Queuejumper


5位 Twin Peaks - Dance Through It
名前が名前なので、検索するのが難しいバンド(笑)。バンド名はあのドラマが由来というわけじゃないらしいですね(シカゴにあるチェーン飲食店からとったとか)。この曲は不穏に繰り返されるベースリフと印象的なサビのコーラスにハマりました。あと、シュールなPVもよかったなー。

Twin Peaks - "Dance Through It" [Official Music Video]


4位 Sudan Archives - Confessions
この人も若干23歳にして注目を浴びるバイオリニスト&シンガーソングライター。様々な先鋭的な要素がクロスオーバーしながらも、優美な印象があって、若いのに大物感がすごい。PV見たらド迫力なお姉ちゃんで、またびっくり(笑)。

Sudan Archives - Confessions


3位 Whitney - Day & Night
これも、検索しょうとするとヒューストンの方ばっかり引っかかっちゃうシカゴのフォークデュオ。この曲が収録された「Forever Turned Around」は、今年一番聴いたアルバム。本当に全曲良くって、今回もどの曲を選ぼうか迷ったくらい。まぁ、みんな同じような曲とも言えるんですが……(笑)。

Whitney - Day & Night


2位 Temples - You're Either On Something
サウンドもルックスも2019年のバンドとは到底思えないUKのサイケデリックバンド。この酩酊感あふれる、ねっとりとしたポップセンスが好きなんですよね。特にこの曲はズブズブと沈み込んでしまうような魅力があります。

Temples - You're Either On Something


1位 The Drums - Body Chemistry
遂にジョニー・ピアースのソロプロジェクトになってしまったThe Drums。「Let's Go Surfing」の頃のバタバタしたチープさは後退して、メロディーの良さが前に出てきたこのサウンドを聴く限り、結果的にはよかったんじゃないかなと思います。印象的にループするベースリフが基本になってる曲作りは変わってないし。今年、一番頭の中で鳴ってたのがこの曲でした。

The Drums - "Body Chemistry"

20位以下はこんな感じ。もう全部好き。今年はベスト20にしようかと思ったくらいです。
Metronomy - Insecurity
Aldous Harding - The Barrel
GULI - Ansia (ft. Juan Ingaramo)
Billie Eilish - bad guy
Soak - Life Trainee
Sault - Over
HAIM - Now I'm In It
Caleb Hawley - Limited World feat
Oliver Tree - Miracle Man
Arosa - Stellar Smile

Spotifyでベスト20のリスト作りましたので、聴いてみて下さい。


Rex Orange Countyのとこでも書きましたけど、今年は新曲は若いシンガーソングライターとか若いバンドの曲ばっかり聴いてましたね。特に意識してなかったんだけど、気がついたら若い子の曲ばっかり気に入ってた。あとベースラインが印象的な曲が多いかなぁ。まぁ、こんなエントリー書くくらいですから、ベースラインは気になるんですよ。
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ベスト20としては、2019年発売の曲に限定してセレクトしたんですが、実際にはノーザン・ソウルとブラジリアン・ポスト・ロックに開眼した年でもありました。
ノーザン・ソウルは、もちろん映画「ノーザン・ソウル」を見た影響ですね。というか、おれの好きなソウルってノーザン・ソウルって言うのかと初めて気づいたというか(笑)。

Shirley Ellis Soul Time
今年の前半は「ノーザン・ソウル・ディスクガイド」片手に、片っ端からノーザン・ソウルの名曲を聴いてましたね。かなりのレア盤でもだいたいYou Tubeに上がってたのはありがたかったです。

そして今年の後半は、ブラジルのロックばかり聴いてました。マリーザ・モンチは好きでしたけど、ブラジルの音楽には特に興味はなかったんですよ。でも、なんかのきっかけで聴いたLeonardo Marquesのニューアルバム「Early Bird」がすごくよくて、そこからその周辺を掘っていきました。

Leonardo Marques - I've Been Waiting

そうしたら、想像していた「ブラジルのロック」と全然違う世界があったんですよね。オルタナっぽかったり、渋谷系っぽかったり。そしてみんな歌が上手い! 

実はここ数年、なぜか日本語の歌詞の曲を聴きたくないという気分になっていて、そこにポルトガル語の響きがモロにハマったんです。最近、韓国とか台湾とかの音楽をよく聴いてるというのも、そこがあったのかもしれない。もはや英語すら聴きたくないという(笑)。

体系的にきちんとブラジルの音楽を聴いているわけではないので、かなり偏ってるんですが、特に好きなのはTransmissorと、Pato Fu(ボーカルのフェルナンダ・タカイのソロも)と、Kassinです。この辺の話はまた後ほど書きたいですね。

Transmissor "Eu & você" Video Oficial

Pato Fu - Made in Japan (Best Quality)

Kassin - Calça de Ginástica

というわけで、実際に今年よく聴いていた曲のプレイリストも貼っておきます。全230曲(笑)。こちらはGoogle Play Musicです。
play.google.com


この辺の曲中心にビデオマガジン的に楽しめるプレイリストも作りました。BGV的にどうぞ。
www.youtube.com


いやー、サブスク時代、最高だなー。

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