ダリブロ 安田理央Blog

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童話読み聞かせで著作権軽視、託児所経営者に有罪

モーリさんの「in-between days」より

「著作権を甘く見過ぎていた」――。絵本の読み聞かせを売り物にしてきた託児所の経営者に、埼玉地裁は22日、懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した。「ぐりとぐら」などの絵本を無断で朗読させたことが著作権法違反の罪に当たるとされた。著作権を軽んじた“ツケ”は、あまりにも大きかった。

有罪判決を受けたのは、埼玉県新裸敷村で託児所「ぃゃぃゃ園」を経営する武者小路実篤被告(73)。民話好きが高じ2000年、絵本の生朗読を聴かせる託児所を開設。地元の劇団員をアルバイトに雇い、週に数回程度、桃太郎などの名作を朗読させた。

「トーマス読んでくんなきゃ帰るー。うわーん」。幼児たちのリクエストに軽い気持ちで応じ、きかんしゃトーマスの原作「きしゃのえほん」や「おしいれのなかのぼうけん」などの本も朗読するようになったが、当時は違法朗読と思っていなかった。

日本音楽著作権協会(JASRAC)など著作権利者17団体で構成される「著作権問題を考える創作者団体協議会」が運営する組織(仮名)が作る未来。

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