ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

2022年度個人的ベスト10曲

あけましておめでとうございます。といっても、明けてもう半月経ってしまいました。
例年なら今頃は京王駅弁大会の駅弁レビューを書きまくっているのですが、今年はちょっとお休み。それについては、また後ほど書きますね。

誰にも頼まれてないけど毎年やってる極めて個人的な年間ベスト10曲。いつもなら年内にアップしてるのですが、遅くなりました。

いや、ポッドキャスト番組「音楽と酒」の方で年間ベストをやったので、ブログで書くのを忘れてたんですよね。あっちの方では通常回で流した曲は避けたりしてたので、こっちのランキングの方が正確です(笑)。
open.spotify.com
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全部、2022年発表の最新曲なのに、今はいったい何年だ?!って曲ばかりなのはご愛嬌。


1. Miles Kane - Nothing's Ever Gonna Be Good Enough
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順位は結構いい加減なんですが、1位は間違いなくこれですね。
60年代ポップス路線ですが、どちらかというとモロにスタイル・カウンシルじゃん、という感じ。こういうの、本当に好きなんです。

2.Metronomy – It’s good to be back
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メトロノミーは、いつも音色がいいんですよね。ポップだけど、なんかこそばゆい感じが気もちいい。

3.Harry Styles - Music For a Sushi Restaurant
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世界中でバカ売れのハリー・スタイルズ。元ワン・ダイレクションとか全然知らずにこの曲はすごく好きになりました。MVも悪趣味で素晴らしい。

4.Young Guv - "Nowhere At All"
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ネオアコって、やっぱいつ聴いたって気もちいいじゃん!

5.Working Men's Club - Cut
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すげえ若い奴らなのに、なんだこの音は(笑)。後半に延々と続くギターソロも最高。

6.Leonardo Marques - Tall, Tan and Young(feat. YOHEI)
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元トランスミッソールということで追っかけてるレオナルド・マルケスですが、これはホントに心地よいわー。

7.NO ZU - Liquid Love
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こういうZEレコードなバンドは問答無用で好きなんですよ。ミュータントディスコ! オーストラリアのバンドだけど(笑)。

8.Cory Wong -"Power Station"
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モロに80年代ファンクというかフュージョンというか、こういうのも体に染み付いてるんだよなぁ。Vulfpeck一派はやっぱりいいわ。

9.Los Bitchos - Las Panteras
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クルアンビンへのイギリスからの回答といわれてる女性インストバンド。いかがわしさと楽しさではこっちの方が上(笑)。

10.playbook - Spirit#2
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ポップセンス溢れまくりの韓国のユニット。ギターのフレーズが琴線を刺激しまくり。

11位以下も順不同で貼っておきますね。

Carli Brill - Hey Little Girl
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Surfaces - I Can't Help But Feel
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Oliver Tree - Cowboys Don't Cry
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Papooz - I'd Rather Be the Moon
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Banda Cisma - Cisma
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Hope Tala - Leave It On The Dancefloor
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Mamas Gun - Good Love
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Generationals - Lucky Numbers
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Empath - Elvis Comeback Special
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HYBS - Dancing with my phone
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このプレイリストから、20曲をノンストップで再生できます。
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「みのり伝説」から90年代のライター事情を思い出す

この記事は「書き手と編み手の Advent Calendar 2022」に参加しています。
adventar.org

「みのり伝説」1巻(尾瀬あきら

 1994年から1997年まで「ビックコミックオリジナル」に連載されていた尾瀬あきらの漫画『みのり伝説』。フリーライターの実態をテーマにした漫画は意外に少なく、本作がこのジャンルの代表作と言ってもいいでしょう。
 1994年といえば、もう28年前。今、読み返すと時代の空気の違いを実感します。

 主人公の杉苗みのりは28歳で、4年間努めた小さな出版社を辞めてフリーライターとして独立するのですが、「だってあたしたちもう22よ! このまま結婚もしないで25とかになっちゃってさぁ、まわりはもうみんな結婚して子供もいるのに自分だけひとり寂しく働いてるとかそうなったらどうする?」なんてセリフも出てきて、28歳のみのりは完全に「行き遅れ」扱いなのです。90年代前半は、まだそんな時代だったんだっけ……。

 そして当然、出版業界も全く違います。インターネットは(一般社会には)まだ無く、雑誌はマスコミの花形でした。
 実は僕がフリーライターとして独立したのも1994年で27歳だったので、みのりとほとんど同じ状況。男性と女性の違いはありますが(あと僕は主にエロ本業界だったけど)、色々と体験は重なります。

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AVが描いた震災

 これは2011年に「WJC」という雑誌に書いたコラムですが、AVから「ドキュメント性」が失われつつある今、ちょっと再掲載してみたくなりました。90年代に一部の文化人に熱狂的にAVが支持されたのは、このアナーキーなドキュメント性によるものであり、それは映像表現の新しい可能性を見せてくれるものでした。それが近年、ドキュメント性を打ち出すことが難しくなり、そして今回の「AV新法」によって完全に失われてしまうのはやはり残念に思います。

AVが描いた震災

 地震から約一週間後の3月19日に「ビデオナイト」というイベントに出演した。出演者がレアな……、というか奇妙変なビデオを持ち寄って上映し合うというイベントで、基本的には不謹慎極まりない内容なのだが、自粛せずにあえて開催した。

 この日も、カルト宗教のPRビデオや、冗談としか思えない絵柄のタトゥーを全身に入れた女のビデオなどフリーキーな作品が次々と上映されたが、僕は当初に用意していた予定を変更して「18歳 中退してから」(V&Rプランニング)「スケこまし、出したあとは綺麗にしてね」(ビックマン)という90年代に作られたAVを見てもらった。

 前者は、バクシーシ山下監督がAV女優を連れて、阪神大震災後の神戸に既知の男優を訪ねていくという95年の作品。ハンディビデオカメラの撮影による瓦礫の山となった神戸の光景が極めてリアルであり、そして一般のドキュメンタリーでは触れられることのない「震災被害者にも性欲がある」という当たり前の事実を伝えてくれる快作だ。コレクションのAVがみんな燃えてしまったと寂しそうに自宅跡を案内した後に、心の底から嬉しそうに女優とセックスをする男優の表情が素晴らしい。

「18歳 中退してから」より

 そして後者は伊勢麟太郎監督による90年の作品で、サブタイトルは「原発ピンク列島」。そう、これは反原発をテーマにしたAVなのだ。イントロダクションからして、原子力に関するニュースフィルムが延々と続く。パッケージは普通のAVなので、オナニー目的でこれを借りた人にとっては災難としか言い様がないだろう。主な内容は、車で北陸の各原発をまわり、その前でセックスするというロードムービー。若き日の松尾スズキ村松利史が登場するコント風ショートムービーもあるが、その中でもひたすら反原発の思想が展開される。80年代末の反原発ブームの影響下で作られた作品だが、AVの歴史の中でも一、二を争う怪作だと言えるだろう。

原発ピンク列島 スケこまし、出したあとは綺麗にしてね」より

 今回の震災後に上映するにはあまりにタイムリーなこの二作品。AVの枠は、はみ出してしまっているものの、どちらもエンターテイメントとして、きちんと成立している点を評価したい。そして、こんな異形の作品も、商品として流通させてしまっていた90年代AVの「なんでもあり」感に、改めて驚かされる。
 他のジャンルでは、こうした角度から震災や原発を語ることは出来なかっただろう。

 ただし現在のAVは、本来の機能(すなわちオナニー)に特化し、余分なものは排除するという方向に進化しているため、こうしたアプローチは難しくなっている。恐らくAVからは今回に震災に対して、この二作品のような表現は出てこないと思われる。
 ならば10年代の現在では、どのジャンルがこうした違う切り口から、今回の震災を描くのだろう。正当性を評価されづらい鬼っ子的なジャンルとしては、ニコニコ動画あたりが近い存在のような気がするのだが。

※結局、東日本大震災ではカンパニー松尾監督が『恥ずかしいカラダ DOCUMENT 愛咲れいら』を撮った。また松尾は2016年の熊本地震でも「世界弾丸ハメドラー ふるさと 神ユキ」という作品を撮っている。

曲を流せるポッドキャスト番組を作ってみた

 最近、歩きながらポッドキャスト番組を聴いてるんですが、音楽系の番組でも著作権の関係で曲は流せず、後でプレイリストで聴いて下さい、となっていて残念なんですよね。やっぱりトークの流れで曲も聴きたいですよね。

 ところが、昨年Spotifyが始めた「Music + Talk」という機能を使うと、ポッドキャストでも番組内で曲を流せると言うじゃありませんか。
 仕組みとしては、トークの間にSpotifyに登録された曲を再生できるというもの。つまりSpotifyにある曲に限られ、プレミアム契約者だとフルで曲を聴けるけれど、無料ユーザーだと30秒くらいのさわりしか聴けないということになるのですが、それでもトークの話題に出てきた曲を確認できるのは嬉しい。「Music + Talk」で作られた音楽系ポッドキャスト番組をちょこちょこ聴くようになりました。
 そうなるとやっぱり自分でもやってみたくなるじゃないですか。
 Anchorというポッドキャスト配信プラットフォームを使えば簡単にSpotifyで配信できるそうです。

 よーし、とりあえず試してみよう。でも一人でしゃべるのは苦手なので(司会とかトークショーの仕事はよくやってますが、一人でしゃべることは、まず無いのです)、相方として田口こくまろさんに声をかけてみました。

 こくまろさんは、現在タイのチェンマイに在住。実は、9年前に一部で話題を呼んだ僕の「45歳からのアニメ入門」(もう9年前なのか!)のtag師匠その人であります。tag師匠はアニメだけじゃなくて、ロックやヒップホップ、アイドルなどに造詣が深いのですよ。

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アダルトメディア変遷史


 先日(2022年4月10日)、新宿ロフトプラスワンで開催されたイベント「コアチョコTシャツデスマッチ」に出演して、「アダルトメディア変遷史」というプレゼンをしたのですが、まぁ実演だけではちょっともったいないかなと思ったので、改めてここにまとめておきます。60年代から現在にかけて、登場しては消えていった動画・音声メディアを紹介しています。

01 8mmフィルム


公式に発売された動画アダルトメディアとしては8mmフィルムが一番古いのではないでしょうか。それ以前にもブルーフィルムが16mmでも出回っていましたが、アンダーグラウンドな裏メディアでしたし、かなり高価でしたからね。

僕が所有している「大奥浮世風呂」は1977年の東映作品のポルノで主演は「愛のコリーダ」の松田英子。フォーマットはシングル8で、トーキー(音声入り)対応なのですが、まだトーキー映写機が普及していなかったためか、音声入りのカセットテープが付属していて、同時に再生できるようになっています。定価は9,800円。

こうした8mm映画フィルムは、70年代からビデオに取って代わられる80年代初頭まで発売されていました。

02 8トラック


8トラックは、60年代から70年代にかけて主に音楽メディアとして扱われていたカートリッジテープメディアです。既にコンパクトカセット(いわゆるカセットテープ)も開発されていたのですが、まだモノラルだったため、音楽用としてはこの8トラックが主流となりました。

コンパクトカセットが主流となる70年代後半でも、カーステレオやカラオケ用としては80年代まで現役だったようです。

これは70年代後半くらいの商品だと思うのですが、おそらくトラックの運転手用に作られていたのでは? 現在、8トラックの再生装置を持っていないので内容は聞くことは出来ないのですが……。意外に中古市場で見かけるので、そこそこ作られていたようです。

「最新版 悦楽」のみ、パッケージに価格が表記されているのですが、定価は4,800円となっています。

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電子書籍リーダーとしてBlackview tab6を買う


 愛用していた電子ペーパータブレットBOOX NOVA2が突然、電源が入らなくなったんですよ。ちょっと前から電源ボタンの調子が悪かったんですけど、ついにうんともすんとも言わなくなっちゃった。
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 Onyxという中国のメーカーの製品なんですが、輸入代理店に問い合わせしてみると、中国に送っての修理になって、3ヶ月程度、保証期間も過ぎてるので10000円~25000円くらいかかるとのこと。うーん、それだと買い替えた方がいいかなぁ、と。
 39,800円で購入して1年半くらいの使用というのは、ちょっと高くついたかな。まぁ、電子ペーパーの使い心地も試したかったということもあったので、これはこれで不満はないですね。

 BOOX NOVA2は、主にメモと電子書籍リーダーとして使ってた、というか、それにしか使ってなかったんですが、実は数ヶ月前からabrAsusの「薄いメモ帳」を10年ぶりに引っ張り出して使ってみたら、なかなかよい感じでメモはもうこっちに移行しちゃったんですね。
rioysd.hateblo.jp
やっぱりメモはアナログの方がよいんだよな……。

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「安田理央文化センターVol.1 昭和裏ビデオナイト」開催!

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 久々に自分主催のシリーズイベントやります。その名も「安田理央文化センター」!

「369」内に作った僕のオンラインショップ(更新滞っててすいません!)の名称をそのまま使っておりますが、アダルトメディア関連のキーマンと様々なジャンルについての研究トークをしていこうと考えております。
 そしてその第一弾は369版安田理央文化センターのオリジナル動画第一弾である「昭和裏ビデオ講座」のトークイベント版、『昭和裏ビデオナイト』です。

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