ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

カンパニー松尾は虚無の穴

淫語マニュアルの管理人さんのblog「ボヤキの小窓」のちょっと前のエントリーなんですが、実に的確にカンパニー松尾を捉えているなぁと感動しました。

「ものすごく勝手なイメージなんだけどね」より引用
http://ingoma.blog64.fc2.com/blog-entry-359.html

昨日、HMJMの「僕の愛人を紹介します」を見ていたら、ますますAV監督はメンタリティーがモノをいうなぁって思った。
カン松に対するイメージはどこかぽっかり穴が開いている人。
相対する女の人はその穴にどんどん吸い込まれていく。
それはなんでも入る穴。女性のどんな過去もコンプレックスも、全部すっぽり収まる穴。ありのまま受けとめてくれる。
だけどその穴は底なし。どんなに注ぎ込んでも決して埋まらない。


カンパニー松尾には女性に対する神聖視も卑賤視もない。あるのは虚無の穴だけ。
当人も常に自分の虚無の穴を埋めたがっている。そこに強い飢餓感がある。
でもだからこそそれは女性にとって時に甘美に映るんじゃないか。


他にも「二村ヒトシはどこかに女性を崇めちゃうようなところがあるけど、松本和彦は女性の肉肉しい現実しか見てなさそうなんだよな」とか、鋭いです。監督本人たちと接していると、このあたりは非常に実感することが多いんですが、作品からここまで読み取れるなんて、素晴らしい観手だなぁと感心いたしました。

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