ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

運動嫌いがチョコザップに半年通っている

 昔から運動は嫌いで、ジムに行くくらいなら死んだほうがマシ、なんて言っていた。
 そんな自分が、毎日チョコザップに通っている。
 もう半年以上、月25日以上というペースで続いているのだ。自分でも信じられない。

 そもそもは、ここ2~3年くらい、どうも精神的に不調だったことだった。どうにもやる気が出ないのだ。コロナ自粛の影響もあるだろうけども、男性更年期障害の疑いもある。いちおう病院で検査してみたものの、男性ホルモン(テストステロン)の数値的には「やや少ないけど、それほどでもない」という感じ。まぁ、軽い鬱というところなのだろうが、メシは美味いし、寝つきもいい。
 どうしたものだろう、と思ってた時に、自宅の近所にチョコザップが開店した。しかも二店がほぼ同時に。
 運動でも少しすれば、気分も変わるんじゃないか、そんな軽い気持ちだった。
 あと、チョコザップのライトなアピールがよかった。ガチのトレーニング勢がいない、それだけで気分が楽だった。こっちは別に鍛えたいわけじゃないのだ。少し運動できればいい。

 10月半ば、とりあえず一番近いチョコザップに行ってみる。元ローソンだった店舗だ。コンビニが潰れると、その跡にどんどんチョコザップ入るという感じがしてる。もう一軒の近いチョコザップは元ミニストップだ。
 入会もアプリで行う。というか、店内には係員は誰もおらず、器具の使い方もアプリを見て自分で学ばなければならない。
 最初は、何をどうすればいいのか全くわからずに困った。アプリの動画を見つつ、とりあえずチェストプレスとショルダープレスというのを試して、それからエアロバイクを漕いでみた。これでいいのか? と不安になる。
 帰宅してから、YouTubeを漁ってみると、チョコザップ関連動画が色々あり、おすすめメニューなどもあった。
 最初は手探りで、自信なく器具を色々試していた。何をどれくらいやればいいのかも、全くわからない。
 他の客はおじさんやおばさん、ときどき若い人も、という感じ。やはりガチっぽい人はあまりいないのがありがたい。みんな黙々と運動している。そして、ちょっとやっては出ていく。殺伐としているといえば殺伐としているのだが、このムードは気が楽でいい。

 仕事場からの帰り道に元ミニストップのチョコザップがあるのもよかった。チョコザップにはシャワーはないのだが、仕事帰りに運動して汗をかいて、帰宅してから風呂に入って夕飯というルーティーンができた。
 続かない自信はあったのだが、意外に行くのが苦にはならなかった。無理はしないと決めていたので、あくまでも軽い運動。
 そのうちに、ラットプルダウン(背中・姿勢改善)15回×3、レッグプレス(脚の引き締め)15回×3、アブベンチ(腹筋)15×3にエアロバイク30分というコースが基本になった。たまに他の人に使われていたりすると、違う器具を使ったりもする。

 面白いもので、習慣になってしまうと運動するのが苦になるどころか、行かないと気持ち悪くなってしまった。
 普段は仕事が終わってからの帰り道に元ミニストップ店に寄る。週末など休みの日は、一番近い元ローソン店に寄る。飲んだ後なんかもつい、寄って一汗かいちゃったりする。飲んだ罪悪感を帳消しにする感じだ。本当はカラダに良くないのかもしれないけど。
 会員になると、どこのチョコザップでも使える。出かけた先にチョコザップがあると、寄ってみたりもする。
 チョコザップは店舗によって、設備がだいぶ違う。店舗によっては、ドリンクバーやランドリー、カラオケ(!)などもある。根城にしている元ミニストップ店は、小さくて設備も少ないので、他の広い店舗に行くと楽しい。
 でも、やっぱり慣れてる店舗が落ち着くな、なんて思ったりもする。

 もちろん欠点もたくさんある。係員が常駐していないので、トレーニングマシンのメンテナンスが行き届いていない。いくつかのマシンはいつも異音がする。いちおうトラブルがあると書いておくシートがあるのだが、なかなか直っていない。仕方ないのでキーキーと音を立てながら使ったりするが、やっぱりテンションが下がる。
 あと、トイレなどはどうしてもちょっと汚れていたりもする。
 でも、まぁ、一ヶ月3,278円(税込)である。ほぼ毎日言ってるから、一回100円程度だ。あんまり贅沢は言えない。

 半年通ってみて、体重は5キロほど減った。食生活には全く気を使ってないから(むしろ食べる量は増えたかも)、あんまり減ってはいないのだが、最近は会う人に「痩せたね」と言われて、ちょっと嬉しい。
 なによりも、気分的なメリットは大きい。自分は運動してるんだ、と思うと安心感がある。やる気のなさも、少しだけ改善したような気がする。
 運動量も少しづつ増やしている。エアロバイクを漕ぐ時は、いつもスマホでアニメを見ているのだが、テレビアニメはオープニング曲とエンディング曲を飛ばすと実質20分。いつも30分漕いでいるので10分余ってしまう。なので今は2話見るために40分漕いでいる。
 もしチョコザップがいい感じだったら、もう少しちゃんとしたジムに通ってみようかな、とも思っていたのだが、この殺伐とした気楽さが自分に合っているような気がする。あと、チョコザップの「なんちゃって感」もいい。「本気じゃないっすよ、チョコザップですから」というノリは、根本的には運動キライな人間には言い訳っぽくて、逆にいいのだ。
 何よりも帰り道にあるというのが一番のメリットだ。わざわざ離れたところまで通うとなると、たぶん続かなかった。
 なので、こんなにチョコザップにハマっているけれど、帰り道にある元ミニストップ店が無くなったら、もう行かなくなりそうな気がする。
 ということで、他人に「チョコザップ、そんなにいいんだ?」と聞かれると返答に困る。帰り道に店舗があるなら、オススメ、というのが正直なところである。

※追記
あと、着替えないでいいというのも大きい。これも、スーツ着ないで仕事してるから、帰り道にそのまま寄れて、汗かいてもすぐに家に帰ってお風呂に入れるという個人的な条件の良さに寄る。なので、やっぱり条件が揃ってるならチョコザップはオススメ、ということだな。わざわざ離れたところにある店舗に通うとなると、その魅力はかなり減少する。チョコザップに興味を持った人は近所に店舗が出来ることを祈って下さい。
 

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