ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

ロマンチストはモテない

写真差し替える予定です

 いや、正式には「ロマンチストはヤレない」ですかね。

 昨夜は、新宿ロフトプラスワンで「ばば☆ザ☆ばびぃプレゼンツ アダルトビデオナイト 俺たちの鬼畜道”〜ポロリもあるよ〜」なんてイベントの司会を刈田萬蔵と二人でやったわけですよ。森下くるみさんや、姫川麗さん、三代目葵マリー様なんかも飛び入りして下さってですね、漢臭〜くなるかと思われたイベントも、予想以上に華やかに盛り上がりました。おっぱいもいっぱいポロリしたし(笑)。

 で、イベント終了後に打ち上げがあったわけですよ。僕の周りは、松本和彦監督、二村ヒトシ監督、小坂井徹監督、刈田君という状況だったのですが、こうなると当然、松本監督の独壇場になるわけですね(笑)。松本監督の生い立ちからAV業界に入るまでのストーリーを拝聴したのですよ、僕ら。小学六年生にして脱童貞、さらに×××を体験するなんてあたりで僕ら一般人には、まるで敵わない世界なのですが、その後もとにかくモテまくりヤリまくりの人生なのですよ、松本監督は。業界入りしてからだって大変ですよ。某AVアイドルと飲みに行ったら「あたし、酔っ払うとエッチになっちゃうから、あまり二人きりで飲まないようにしてるの」なんて言われたそうなんですよね。二人で飲みに言って、そんなこと言われたら、そりゃあ、「やって!」と言われてるようなもんじゃないですか。んで、その後、タクシーにのったら、そのAVアイドルはいきなり松本監督のジーンズを下ろしてフェラをし始めたそうです! ああっ、そんなAVみたいな世界が本当にあるのか! ウキーッ! 

 当然、松本監督以外は「な、なんで松本さんばかり、そんな美味しいことがあるんだ! ヤリまくれるんだ!」と疑問と不満を口にしてたわけですよ。我々と松本監督を隔てるこの深い溝はなんなのか! いや、そりゃあね、松本監督はイケメンですよ。でも、いくらイケメンだからって、そんなにモテるものなんですか、ヤレるものなんですか! ウキーッ!

 でね、話しいて、我々と松本監督の違いが少しずつわかってきたのですよ。松本監督は言うんですよ。

「ヤリたい女がいたら、ヤラしてくれって言えばいいじゃん。別に断られたら次に行けばいいだけの話だし。断られたって、こっちにリスクないんだから、なんでみんな言わないのか不思議だよ」
「いや、だって、断られたら傷つくじゃないですか」
「女が断るのは、その日がたまたま生理なのかもしれないし、そんな気分じゃないのかもしれないし、そんな深く考えることないでしょ。女が断るのに、深い意味なんかないんだよ」

 もうね、みんな目からウロコが落ちましたよ。僕らは結局、傷つきたくないから、女の子に直接言えないんですよ、「ヤラせろ」と。でも、そんなことで傷つく必要はないんだと、松本監督は言うんですよ。

 そして、みんなで討論(笑)した結果、僕らはどうしても、男女関係に「物語性」を求めてしまうのがいけないんだなということがわかりました。松本監督は、どうやら男女のセックスに対して全く幻想を持っていないんですね。だからストレートに女の子にアプローチできるし、姿勢に揺らぎがない。そこに女の子はやられるのだな、と。つまり僕らはロマンチストだからダメなのですよ。ロマンチストだからウジウジ考えて、可能性を自分から潰してるんですよ。「現実の男女関係に真実の愛なんかないんだ」と二次元に旅立ってしまった「電波男」なんてのは、正にその究極の姿ですよね。

 でもね、松本監督はイケメンで若い頃からたくさんヤリまくってきたから、幻想をもってないんですよ。女が、セックスが貴重なもんだという意識がないから、そういう境地に達することができたんですよ。僕らは無理ですよ。だって、女はありがたい存在ですもん。セックスはありがたいことですもん。セックスに持ち込めたら「ラッキー!」って思っちゃいますもん。もう経験値が圧倒的に違うというか、根本的な素養が違いすぎ。

 かくして、モテる男はどんどんモテて、ヤリまくれるわけですよ。貧富の差は広がるばかりですよ。ああ、ちくしょう。悔しいなぁ。やっぱりロマンチストは二次元に旅立つしかないのでしょうか。

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