ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

花と蛇 続

 とりあえず一回目終了。鬼源との調教対決に敗れて殺されるバッドエンドでした。
 原作では導入部以外は、ほとんど存在価値がなかった桂子が重要なキャラになっていたり、文夫が裏表のある性格になっていたり、あの人とあの人に、えっ、そんな過去が! というように人間関係が複雑に設定され、原作に比べてキャラクターに奥行きを持たせていますね。何しろ原作は、キャラが全く立ってないんですよね。人形というか記号のようで、まるっきり生きていない。でも、そこが「花と蛇」の「花と蛇」たる魅力なんですよねぇ。人間関係なんかしゃらくせぇ! とばかりに、ひたすら行為のみを無間地獄のごとく延々と描写するだけで、文庫本で10巻という大長編として成り立たせている奇跡のような怪作。それが「花と蛇」。
 ゲーム版は「花と蛇」とは、全く別物だと思えば、結構楽しめます。少なくとも今までのすべての映像版に比べれば、忠実ですし、よく出来てます。

さぁ、もう一回挑戦してみよーっと。

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