インコをツマミに一人飲み

　帰省していたのですが、仕事の関係で僕だけ一足先に帰宅。今夜は久しぶりの独身貴族なのですよ！　独身貴族ってのも相当、死語ですね。しかし、珈琲貴族とか刑事貴族とか鳥貴族とか焼酎貴族とか池田貴族とか、貴族という言葉の高級感の無さは半端ないですね、
　まぁ、それはそれとして、独身貴族だから遊びに行っちゃおう、なんてことはあんまり考えないのです。むしろ自宅で自分でつまみ作って、一人でのんびりと飲むというのも貴重な楽しみなわけですから。

　そして、実は先に僕だけが帰宅した理由のひとつが、飼っているインコの面倒を見なくてはいけないということだったのですね。一晩だけ留守番させてたわけですが、そうしたらもう寂しかったらしくて、僕が帰ってきてからはずっと離れずに後をついてくるわけですよ。こんな子を置いて、飲みになんか行けないですよ！

　そんなわけで、買い物にも行けず、あるもので晩酌をすることに。冷凍庫にホルモンがあったので、それをキャベツと炒めて、あとスモークサーモンを発見したのでそれを出して、あとは豆腐にナンプラーとレモン汁をかけたエスニック冷奴。さらにポテトチップスなんかも出して、始めましょうか。スナック菓子も一緒に出しちゃうあたりが、男の一人酒っぽいですね。

　いや、膝の上にはインコがいるから一人じゃないか。酒の相手、というか、インコもまたツマミのひとつって感じですかね。

　まずはビール。そしてその後はソーダストリームで作った強めの炭酸でハイボール。んー、美味い。楽しい。「酒のほそ道」なんかを読みながらのダラダラ晩酌。途中で、エリンギのバター醤油炒めと、キュウリの千切りのドレッシング和えなんかも追加しつつ。

　途中でインコはカゴに戻して寝かせて、さぁ、本格的に一人飲みだ。トマトジュースがあったから、この間、久慈で買ってきたリトアニア（久慈とリトアニアは琥珀つながりで姉妹都市）のウォッカでブラディ・マリーでも作るかな。録画しておいた「朝まであまちゃん」を見るか、それとも溜まっている「タモリ倶楽部」を見るか……。

　たまには、こういう夜もいいですね。寂しがり屋なので、続くと寂しくなっちゃうんですけどね。