以前、「エロ本業界の厳しすぎる現状について書きました」というエントリーの中でも「現在のエロ本の読者は40~50代でネットが出来ない人が大半」という話を書きましたが、これはエロ本に限らず、一般誌でも似たような状況だと思われます。
週刊誌などは、50代以上がメイン読者なわけですが、誌面を作っている編集者はもっと若いんですね。つまり「おじさんって、こういうのが好きなのかなぁ」と若い人が想像して誌面を作っているということになります。この辺のギャップって、結構大きな問題になってるんじゃないかなぁ。
読者が自分より、ずっと年上ということを考えると、これからの編集者はあんまり頭が柔軟だとよくないのかもしれません。
「もっと頭を固くしないと!」
これが今後の編集者が心がけないといけないポイントになるのです……。
半分冗談みたいなつもりで書いていますが、実は意外に正しいのかもしれないですね。少なくとも、今、雑誌を読んでいる人は、既に先端の人ではないという事実からは、目をそらしちゃいけないんじゃないか、と思います。
総世帯の半分以上が「月に一冊も雑誌や週刊誌を買っていない」現実
また雑誌や週刊誌、書籍は4割~5割近くに留まっている。つまり仮に購入1世帯につき「1人が1誌のみ」の割合で雑誌を購入していたとしても、全世帯のうち6割近くは「一か月で1誌も雑誌を買わなかった」という計算になる。実際には週刊誌などのように定期的に買う事例が多数想定できるため、世帯単位での購入実態はさらに低いことになる。
こういうニュースを読むと、つい、それでも雑誌を読んでいる人は情報リテラシーの高い人、と思ってしまいがちですが、むしろ「取り残されちゃった人」という認識の方が正しくなっているのかもしれません。
いや、それでも僕は紙の雑誌が好きなんですけどね……。