ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

2023年京王駅弁大会

 すっかり放置気味のこのブログですが、毎年1月だけは京王駅弁大会の駅弁レビューを狂ったようにアップしています。
が、今年はそれもなし。

 いや、実は今年はなんか熱が冷めてしまったんですよね。ここ数年、その傾向はあったんですが、今年は本当にダメでした。年末にチラシを手にしても、全然盛り上がらない。

 理由のひとつが駅弁の高騰化。まぁ、このご時世ですから、値上げは仕方がない。それはわかる。
 でも、二千円以上の駅弁がゴロゴロしてて、「サブ弁』と呼ばれていた「いかめし」が880円(ちなみに10年前の2013年は500円だったのが、2015年に650円、2020年には780円とジワジワと上がっている)。
 チラシ一面に載っている目玉の企画である「地元自慢! 名物食材の新作駅弁競演」なんて、エントリーされている5つの駅弁の値段は、3200円、2900円、2600円、2080円、一番安い1480円はサンドイッチですよ。
 基本的に、「お、ちょっといいかな」と思った駅弁は軒並み2000円台。
 もう、セレブの食べ物ですよ、駅弁。 

 それよりも一番ショックだったのは、「駅弁買い周りプレゼント」なんですよ。
 これは2018年から始まったキャンペーンで、最初はレシート合計3000円以上で「オリジナルエコバックプレゼント!」だったのが、
(2019年は同条件でボトルホルダー、2020年はメモバッド)、2021年は、一日で5千円以上購入で(しかも駅弁大会以外でも買わなくちゃいけないというルールが追加!)、ロゴ入りスレンレスボトル、そして2021年は最初の週末の当日一万円でロゴ入りタンブラー、二周目はロゴ入りレジャーシートとなりました。
 もうここで、レジャーシートはあきらめてオリジナルグッズコンプリートの夢は途絶えたわけです。

 で、今年は週末が三回あるからということで、毎週グッズが代わる。つまり、コンプリートするには毎週末に1万円づつ、合計3万円消費しないといけないわけですよ……。
 いや、本当に京王駅弁大会は金を落とす人向けになってしまったのだな、と。
 去年までは初日にグッズをゲットするのをゲーム的に面白がっていたのですが、今年はもう心が折れました。

 ま、今回は輸送駅弁ブースが大幅に縮小されていたりもして、チラシを見てても、欲しい駅弁が見当たらなかったんですよね。
 20年以上も京王駅弁大会ファンを自称して、会期中はほぼ毎日通ってきたわけですが、もう「すごく京王駅弁大会が好きな人」から「普通に京王駅弁大会が好きな人」になりました。
 とりあえず、今年は「1500円以下の駅弁しか買わない」と自分内ルールを決めて、「まぁ、行ける時に行く」という感じで、結局6日行って8個買うに留まりました。
 今年購入したのか以下の駅弁。

越前大野九頭竜まいたけ弁当(1200円)

北海道千歳のハムユッケ丼(1300円)

近江蔵元醤油のとり天重(790円)
駅弁屋のおにぎり・米沢牛ごぼう(500円)

復刻米澤牛牛肉辨當(1500円)

平泉鮭めし丼ぶり(1500円)

ぶりかまめし(1350円)

うなぎまぶし(1480円)

 殿堂入りのぶりかまめしを別にすれば、一番美味しかったのは、最後に食べたうなぎまぶしですかね。

 まぁ、こんな気分になる年もあるでしょう。来年は楽しめるといいなぁ。

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