ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

2023年度個人的ベスト10曲

誰にも頼まれてないけど毎年やってる極めて個人的な年間ベスト10曲です。
今年は比較的ダンサブルな曲が多くなってますね。


1位 Alan Palomo - Nudista Mundial ‘89(feat. Mac DeMarco)
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アラン・パローモはネオンインディアンというバンドの中心人物。この曲を収録した「WORLD OF HASSLE」が1stソロアルバムということになります。ポップでファンキーでいかがわしくて、もうおれの大好物! というこのアルバム、今年一番聴きましたね。中でもマック・デマルコも参加したこの曲は、MVも最高なのです。彼はメキシコ出身とのことです。


2位 Letrux - Teste psicologico animalesco
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レトルックスことレティシア・ノヴァエスは、ブラジルのシンガーソングライターで女優としても活躍。これまたエキゾチックでいかがわしくてファンキーなのですよ。サビの「じーらじらじらじらじーら」がアタマから離れない!

観客撮影みたいだけど、ライブの方が彼女の魅力は伝わりますね。
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3位 V - Rainy Days
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BTSのVのソロ。BTSは「Dynamite」と「Butter」くらいしか知らないし、Vさんの顔もわからないレベルなんですが、この曲にはグッと来ましたね。一番エロい声のボーカリストタヒチ80のグザヴィエ・ボワイエだと思ってるんですが、彼の声はそれに匹敵するくらいエロいわー。


4位 NO ZU - last Words/
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去年のランキングにも、「Liquid Love」を入れたオーストラリアのミュータントディスコバンド。この曲は彼らにしては変態色はちょっと控えめですが、文句なしにかっこいい。


5位 Cesar Lacerda&Nina Fernandes - Casa
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ブラジルのシンガーソングライター、セザール・ラセルダとニナ・フェルナンデスのデュエット曲。ニナの無垢な歌声がたまんないですね。


6位 ヨルシカ - 斜陽
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アニメ「僕の心のヤバイやつ」主題歌。アニメのOP曲は苦手でだいたい飛ばしちゃうんだけど、この曲だけは頭にこびりつきましたねぇ。でも最初、YOASOBIと混同してて、いくら検索しても「アイドル」の方しか出てこなくて悩んだのは内緒です(笑)。
なので、あえて、「僕ヤバ」のOPの方を貼っておきます。短いけど。


7位 Little Dragon - Slugs Of Love
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スエーデン出身のバンド。ボーカルのユキミ・ナガノは日系スエーデン人。ひんやりとした手触りの疾走感がいいですね。「ウーワッ、ウーワッ!」の掛け声がキュート。


8位 Ana Frango Eletrico - Boy of Stranger Things
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25歳にして、もはやオルタナ・ブラジリアン・シーンを代表する存在になったといっても過言ではないアナ・フランゴ・エレトリコ。3rdアルバム「Me Chama De Gato Que Eu Sou Sua」は傑作です。


9位 KIKI - Get Up
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タイのエレクトロニック・ポップ・ディスコバンド、KIKI。めちゃくちゃファンキーでかっこいい。


10位 100 gecs - Doritos & Fritos
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かなり注目されてるアメリカのハイパーポップデュオ。いかにも「現在」っぽいせわしない雑食性サウンド


メキシコ、ブラジル、韓国、オーストラリア、日本、スエーデン、タイ、アメリカと実に多国籍なランキングになりましたが、聴いてる時は全然に意識してないんですよね。今、これを書く時に調べて、「あ、スエーデンなのか!」とか気がついたくらいで。国境を意識しないで、フラットに聴けちゃうサブスク時代、ばんざい。


11位以下も動画だけ貼っておきますね。
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今年よく聴いていた曲のプレイリスト(117曲)です。20曲目までは上記のランキング順ですが、あとは順不同。今年発表以外の曲も入ってます。
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あとカバー曲のプレイリストも作ったので、よかったら聴いてください。こちらはBGMにするのを念頭においた選曲になってます。
music.youtube.com

安田理央3月・4月の出演情報

まだまだ続くぞ、新刊『日本AV全史』(ケンエレブックス)プロモーションイベント(笑)。いや、プロモ以外のイベントも多いんですが、今後の安田理央出演情報でございます。


3月23日(木)阿佐ヶ谷ロフトAでは、1月27日に行った「『日本AV全史』発売記念・日本AV歴史講座」の第二回として裏ビデオ編」を開催。
 もうひとつの日本AVの顔とも言える裏ビデオの世界を掘り下げるイベントで、実はこれ昨年3月に行った「安田理央文化センターVol.1 昭和裏ビデオナイト」の続編とも言える内容となっております。前回に引き続き、昭和裏ビデオ研究家のTAKA氏(「裏ビデオwiki」主宰)を迎え、貴重な映像と共に創成期からの歴史を解説していきます。ゲストには『洗濯屋ケンちゃん』を撮った藤井智憲監督、そしてヘリコプターマンの異名でも知られる伝説の男優・ミッキー柳井氏がLAから急遽来日! 
 昭和裏ビデオの世界をたっぷりと堪能していただきますよ!
www.loft-prj.co.jp


そして3月26日(日)は、芳林堂書店高田馬場店にて中村淳彦君とトークショー。これは中村君の新刊『同人AV女優  貧困女子とアダルト格差』(祥伝社)の刊行記念トーク&サイン会のゲストとして呼ばれたのですが、うーん、何を話そう。でもゲストの立場だから気が楽だ(笑)。
www.horindo.co.jp


3月ラストは3月31日(金)の神保町・書泉グランデにて、「『日本AV全史』刊行記念トークイベント 安田理央×春原未来『AV業界の現在』」です。
AV女優・春原未来さんをゲストにお迎えして、現在のAV業界について話そうと思っております。
春原未来さんと共演するのは、なんと8年ぶり! 前回はFAプロのイベントでしたね~。久しぶりなので、お会いするのが楽しみです。
www.shosen.co.jp


4月9日(日)のお昼は、おなじみコアチョコTシャツデスマッチ
映画、プロレス、漫画、アニメ、AV、お笑いとあらゆるカルチャーのプロフェッショナルがテーマに合わせたプレゼンを競うというイベント。今回のテーマは「解禁」。
さて、僕は何を持っていきましょうかね(まだ決まってない)。
core-choco.com



4月14日(金)は、渋谷ラママにて大人数ハイパーロックンロールバンド、野獣のリリアン、一年ぶりのライブです! 色々追悼します! 
共演は、ハルメンズNAKED (サエキけんぞう+武田理沙 / Palastleben / ミアナシメント。
www.lamama.net



4月18日(火)は名古屋遠征だぜ! 今池TOKUZOにて「『日本AV全史』出版記念SP AVの危険な映像文化史 名古屋番外編」
カンパニー松尾監督と90年代のAV業界、そしてこれまであまり語られてこなかった名古屋発AVについて、秘蔵映像と共にトークしますよ!
www.tokuzo.com


というわけで、今後もイベントたくさん出演します! 会場で声をかけてくだされば、サインでも何でもしますよ! ぜひ、遊びに来てください!


↑こちらから買っていただくと、僕にアフェリエイトが入りますので、よろしければ(笑)。

2月はイベント4連発!

 新刊『日本AV全史』(ケンエレブックス)の発売に伴いまして、これからプロモーションをかねたイベントに出まくりますよ。ええ、本は発売されてからが勝負なのです。がんばりますよ。

 第一弾としては既に1月27日に阿佐ヶ谷ロフトAにて「『日本AV全史』発売記念・日本AV歴史講座 80年代編」を開催させていただきました。
 美少女AVのスタイルを作り上げ宇宙時代黄金時代を築いた巨匠さいとうまこと監督、村西とおるの右腕としてクリスタル映像・ダイヤモンド映像を支え、現在に至るまで最前線で活躍する日比野正明監督、そして現役トップ女優として紗倉まなさんを迎えて80年代AVの現場について語りまくりました。お陰様で満員御礼。先行販売した『日本AV全史』も完売でした!


 そして2月14日、つまり明日! バレンタインデーの夜は、あのDOMMUNEにて、「アダルトビデオ40年史」を決行!
 AV監督歴35年のカンパニー松尾さん、現役AV女優の最上一花さんを迎えて、AV40年の歴史をがっつりと振り返ろうという企画です。
 3時間に渡るトークの後は、おなじみDJフクタケによるAV関係音源のみのプレイセット! これはヤバイ!
 50人限定のスタジオ観覧もありますので、渋谷PARCO9階まで、ぜひ遊びに来てください!



www.dommune.com



 続いて19日(日)は大阪へ! 初出演の「梅田Lateral(ラテラル)」にて、小説家の花房観音さんを迎えて「AVは本当に必要なのか?」というテーマでディープに語ります。花房さんとイベントできっちりと話すのは初めてなので、楽しみです。いろいろと秘蔵映像も上映する予定ですよ。
lateral-osaka.com


 翌日20日(月)は、東京に戻って新宿ロフトプラスワンでの、話題の映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』の横山翔一監督と宮嶋信光プロデューサーを迎えての「『グッドバイ、バッドマガジンズ』から学ぼう!エロ本の歴史」に出演。14日に続いての現役AV女優の最上一花さん、『月刊FANZA』編集長の大木テングーさんも共演で、こちらはAVじゃなくてエロ本について語る予定です。

www.youtube.com
『グッドバイ、バッドマガジンズ』は、エロ本業界・出版業界に関わっている人にとってはマジに胸が痛くなる映画ですが、普通の方にとっても「お仕事映画」としてグッと来ちゃうようです。ぜひ映画を観てからプラスワンに来て欲しいですね。
www.loft-prj.co.jp


そして2月ラストは、なんと場違いにも代官山蔦屋書店に登場! 25日(土)26日(日)に開催されるサブカル市」なるイベントの中で、『全裸監督』でおなじみの大先輩・本橋信宏さんとの「これまでの/これからの『AV』の話をしよう」というトークを行います。本橋さんも長く業界に関わってきた方なので、かなり深い話ができると思います。
 こちらは25日ですね。
https://peatix.com/event/3492066






 というわけで、なかなかハードなスケジュールですが、実は3月にも色々と決まっております。50代の肉体にムチ打ってがんばりますよ。

 いずれのイベントでも『日本AV全史』を、噂の特典付で物販予定。もちろんサインもしますよー。

 噂の特典とはコレ。組み立てると『日本AV全史』を収納できる懐かしのVHS紙ケースになるペーパークラフト

 ちなみにこの特典、現在は中野・タコシェ、神保町・書泉グランデ、名古屋の特殊書店BiblioManiaさんで購入しても、もらえるようです。

 以上、ぜひよろしくお願いします!

『日本AV全史』発売!


 新刊『日本AV全史』(ケンエレブックス)が発売になりました。タイトル通りに日本のアダルトビデオの全歴史をたどる一冊で「日本のAVの歴史教科書」を目指して書きました(笑)。

 日本のAVの歴史は、1981年から始まるというのが定説なのですが、映画が誕生した18世紀からブルーフィルム、お色気映画、成人映画、そしてビニール本に至る流れも前史として書いています。
 黎明期となる80年代前半、市民権を得ていく80年代後半、オルタナティブな作品が続出した90年代前半、インディーズ旋風が巻き怒る90年代後半、次々と主役が交代し、AV女優が憧れの存在となっていく00~10年代。そして出演強要問題からの適正AV、昨年のAV新法設立まで、業界の動きを中心に綴りました。

 雑誌などでは特集はよくやっているし、ムックなども出ているので意外に思われるかもしれませんが、実はAVの歴史について書かれた書籍はほとんどなく、全体の歴史となると藤木TDCさんが書いた『アダルトビデオ革命史』(幻冬舎新書)一冊しか見当たらないんですね。この本も80年代の流れが中心ですし、2009年発売なので当然10年代以降の動きは書かれていないわけです。
 つまり現在までのAVの歴史をまとめた書籍は、本書のみということです。

 AV生誕30年にあたる2011年の時は、多くの雑誌で特集が組まれましたし、僕が監修者となり30社以上のメーカーが参加したプロジェクト「AV30」のような動きがあったのですが、40周年にあたる2021年は、そうしたイベントもありませんでした。
 AV40周年のタイミングで、歴史をまとめておきたいなと思っていたところ、ケンエレブックスさんから本書の企画を打診され、渡りに船と執筆を開始したのです。まぁ、結局なんだかんだで時間がかかり、生誕40年の2021年から2年遅れての刊行となってしまいましたが(笑)。
 
 あくまでも業界の動きを中心に書いているので、AV女優・監督個人についてはあまり触れられませんでしたから、重要な存在なのに、なんであの人が登場しないの?という感想を持つ人も多いと思います。できるだけ客観的な視点から書こうと意識はしていましたが、それでもやはりこれは安田史観でのAV史です。個人的に思い入れの強い90年代に関してはどうしても濃くなってしまいます。ゴールドマン監督への記述は多すぎると自分でも思います(笑)。
 他の方の視点から書けば、また全然違うAV史が生まれるでしょう。ぜひ読みたいので、色んな書き手にどんどん書いて欲しいんですよね。

 どんなものにも文化はあり、歴史があるというのが僕のスタンスです。単なる性欲のはけ口だと思われているAVにだって、40年の歴史の中で様々な変化がありました。そしてそこには、多くの人たちが切磋琢磨を続けてきた文化としての積み重ねがあります。この本を通して、少しでもそれが伝わればいいなと思っています。
 巻末の36ページに渡る長大な年表を眺めるだけでも、その歴史の重さは感じられると思うんですよね。

 一部で話題となっておりますが『日本AV全史』は、装丁に凝りました。デザインは(Ya)matic studioこと野田大和さん。実は本編中にもゴールドマン監督の初期作品における先鋭的なデザインワークを担当したデザイナーとして名前が登場しているんですが、以前から単著の装丁をやってもらいたいなーと、ずっと思っていたんですね(1991年にゴールドマンのレーベルから発売した僕のバンド、モデルプランツの2枚のシングルCDは彼のアートワークでした)。
 この電書時代において、紙の書籍を買ってもらうには、ブツとしての魅力が必要だというのは常々考えていて、そのひとつの答えとして野田さんのデザインがありました。昔からギミックを考えるのが好きなんですよ、野田さん。その野田さんに好き放題にやってもらいたかった。
 これはケンエレブックスという版元と、五十嵐さんという編集者だったからこそ実現できたと思います。こんな装丁、他の出版社じゃ、なかなかゴーが出ないよ(笑)。
 VHSビデオカセットをイメージした表紙とカバー、そして小口(角度によって絵が変わる)やページ下のパラパラ漫画、シール裏に至るまでギミック満載。これはぜひ実物を手にしていただきたい。楽しんでいただきたい。

 僕がAVについて初めて原稿を書いたのは1987年。当時、編集をしていたアイドル雑誌のAVコーナーを担当したのがきっかけでした。それから36年間ずっとAV関係の原稿を書き続け、時には制作側の立場としてAVに関わってきました。それが今、こういう本を出せるというのは、書き手として本当に幸せだな、と思うのですよ。2019年の『日本エロ本全史』(太田出版)と本書を書けたことで、もう思い残すことはないです。
 ……とは言いつつも、次にも楽しそうな本の企画が進行中なのですが(笑)。

 先日の発売記念イベントでは、某メーカーさんが大量に購入してくださいました。社員に配るそうです。AVメーカー様、業界関係各社様、社員教育教材としていかがですか?(笑)。色々黒歴史も書いちゃってるから怒られそうではありますが……。

 というわけで安田理央、渾身の一冊、『日本AV全史』、ぜひお買い求めくださいませ!


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 ちなみに『日本AV全史』発売記念ということで、『痴女の誕生』『巨乳の誕生』『日本エロ本全史』という太田出版での3冊の電子書籍が、なんと50%オフという出版社の枠を超えたセールが行われております。2/16まで! この機会にこちらもぜひお読み下さい!
www.ohtabooks.com

2023年京王駅弁大会

 すっかり放置気味のこのブログですが、毎年1月だけは京王駅弁大会の駅弁レビューを狂ったようにアップしています。
が、今年はそれもなし。

 いや、実は今年はなんか熱が冷めてしまったんですよね。ここ数年、その傾向はあったんですが、今年は本当にダメでした。年末にチラシを手にしても、全然盛り上がらない。

 理由のひとつが駅弁の高騰化。まぁ、このご時世ですから、値上げは仕方がない。それはわかる。
 でも、二千円以上の駅弁がゴロゴロしてて、「サブ弁』と呼ばれていた「いかめし」が880円(ちなみに10年前の2013年は500円だったのが、2015年に650円、2020年には780円とジワジワと上がっている)。
 チラシ一面に載っている目玉の企画である「地元自慢! 名物食材の新作駅弁競演」なんて、エントリーされている5つの駅弁の値段は、3200円、2900円、2600円、2080円、一番安い1480円はサンドイッチですよ。
 基本的に、「お、ちょっといいかな」と思った駅弁は軒並み2000円台。
 もう、セレブの食べ物ですよ、駅弁。 

 それよりも一番ショックだったのは、「駅弁買い周りプレゼント」なんですよ。
 これは2018年から始まったキャンペーンで、最初はレシート合計3000円以上で「オリジナルエコバックプレゼント!」だったのが、
(2019年は同条件でボトルホルダー、2020年はメモバッド)、2021年は、一日で5千円以上購入で(しかも駅弁大会以外でも買わなくちゃいけないというルールが追加!)、ロゴ入りスレンレスボトル、そして2021年は最初の週末の当日一万円でロゴ入りタンブラー、二周目はロゴ入りレジャーシートとなりました。
 もうここで、レジャーシートはあきらめてオリジナルグッズコンプリートの夢は途絶えたわけです。

 で、今年は週末が三回あるからということで、毎週グッズが代わる。つまり、コンプリートするには毎週末に1万円づつ、合計3万円消費しないといけないわけですよ……。
 いや、本当に京王駅弁大会は金を落とす人向けになってしまったのだな、と。
 去年までは初日にグッズをゲットするのをゲーム的に面白がっていたのですが、今年はもう心が折れました。

 ま、今回は輸送駅弁ブースが大幅に縮小されていたりもして、チラシを見てても、欲しい駅弁が見当たらなかったんですよね。
 20年以上も京王駅弁大会ファンを自称して、会期中はほぼ毎日通ってきたわけですが、もう「すごく京王駅弁大会が好きな人」から「普通に京王駅弁大会が好きな人」になりました。
 とりあえず、今年は「1500円以下の駅弁しか買わない」と自分内ルールを決めて、「まぁ、行ける時に行く」という感じで、結局6日行って8個買うに留まりました。
 今年購入したのか以下の駅弁。

越前大野九頭竜まいたけ弁当(1200円)

北海道千歳のハムユッケ丼(1300円)

近江蔵元醤油のとり天重(790円)
駅弁屋のおにぎり・米沢牛ごぼう(500円)

復刻米澤牛牛肉辨當(1500円)

平泉鮭めし丼ぶり(1500円)

ぶりかまめし(1350円)

うなぎまぶし(1480円)

 殿堂入りのぶりかまめしを別にすれば、一番美味しかったのは、最後に食べたうなぎまぶしですかね。

 まぁ、こんな気分になる年もあるでしょう。来年は楽しめるといいなぁ。

2022年度個人的ベスト10曲

あけましておめでとうございます。といっても、明けてもう半月経ってしまいました。
例年なら今頃は京王駅弁大会の駅弁レビューを書きまくっているのですが、今年はちょっとお休み。それについては、また後ほど書きますね。

誰にも頼まれてないけど毎年やってる極めて個人的な年間ベスト10曲。いつもなら年内にアップしてるのですが、遅くなりました。

いや、ポッドキャスト番組「音楽と酒」の方で年間ベストをやったので、ブログで書くのを忘れてたんですよね。あっちの方では通常回で流した曲は避けたりしてたので、こっちのランキングの方が正確です(笑)。
open.spotify.com
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全部、2022年発表の最新曲なのに、今はいったい何年だ?!って曲ばかりなのはご愛嬌。


1. Miles Kane - Nothing's Ever Gonna Be Good Enough
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順位は結構いい加減なんですが、1位は間違いなくこれですね。
60年代ポップス路線ですが、どちらかというとモロにスタイル・カウンシルじゃん、という感じ。こういうの、本当に好きなんです。

2.Metronomy – It’s good to be back
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メトロノミーは、いつも音色がいいんですよね。ポップだけど、なんかこそばゆい感じが気もちいい。

3.Harry Styles - Music For a Sushi Restaurant
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世界中でバカ売れのハリー・スタイルズ。元ワン・ダイレクションとか全然知らずにこの曲はすごく好きになりました。MVも悪趣味で素晴らしい。

4.Young Guv - "Nowhere At All"
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ネオアコって、やっぱいつ聴いたって気もちいいじゃん!

5.Working Men's Club - Cut
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すげえ若い奴らなのに、なんだこの音は(笑)。後半に延々と続くギターソロも最高。

6.Leonardo Marques - Tall, Tan and Young(feat. YOHEI)
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元トランスミッソールということで追っかけてるレオナルド・マルケスですが、これはホントに心地よいわー。

7.NO ZU - Liquid Love
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こういうZEレコードなバンドは問答無用で好きなんですよ。ミュータントディスコ! オーストラリアのバンドだけど(笑)。

8.Cory Wong -"Power Station"
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モロに80年代ファンクというかフュージョンというか、こういうのも体に染み付いてるんだよなぁ。Vulfpeck一派はやっぱりいいわ。

9.Los Bitchos - Las Panteras
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クルアンビンへのイギリスからの回答といわれてる女性インストバンド。いかがわしさと楽しさではこっちの方が上(笑)。

10.playbook - Spirit#2
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ポップセンス溢れまくりの韓国のユニット。ギターのフレーズが琴線を刺激しまくり。

11位以下も順不同で貼っておきますね。

Carli Brill - Hey Little Girl
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Surfaces - I Can't Help But Feel
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Oliver Tree - Cowboys Don't Cry
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Papooz - I'd Rather Be the Moon
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Banda Cisma - Cisma
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Hope Tala - Leave It On The Dancefloor
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Mamas Gun - Good Love
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Generationals - Lucky Numbers
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Empath - Elvis Comeback Special
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HYBS - Dancing with my phone
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このプレイリストから、20曲をノンストップで再生できます。
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「みのり伝説」から90年代のライター事情を思い出す

この記事は「書き手と編み手の Advent Calendar 2022」に参加しています。
adventar.org

「みのり伝説」1巻(尾瀬あきら

 1994年から1997年まで「ビックコミックオリジナル」に連載されていた尾瀬あきらの漫画『みのり伝説』。フリーライターの実態をテーマにした漫画は意外に少なく、本作がこのジャンルの代表作と言ってもいいでしょう。
 1994年といえば、もう28年前。今、読み返すと時代の空気の違いを実感します。

 主人公の杉苗みのりは28歳で、4年間努めた小さな出版社を辞めてフリーライターとして独立するのですが、「だってあたしたちもう22よ! このまま結婚もしないで25とかになっちゃってさぁ、まわりはもうみんな結婚して子供もいるのに自分だけひとり寂しく働いてるとかそうなったらどうする?」なんてセリフも出てきて、28歳のみのりは完全に「行き遅れ」扱いなのです。90年代前半は、まだそんな時代だったんだっけ……。

 そして当然、出版業界も全く違います。インターネットは(一般社会には)まだ無く、雑誌はマスコミの花形でした。
 実は僕がフリーライターとして独立したのも1994年で27歳だったので、みのりとほとんど同じ状況。男性と女性の違いはありますが(あと僕は主にエロ本業界だったけど)、色々と体験は重なります。

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