ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

やっと面白いアダルトVR作品に出会えた? 『【VR長尺】当然、勝手にAV化!イケメンの友達がほろ酔い状態の女の子を僕の部屋に連れて来た!女に無縁の僕にはそれだけで大興奮なのに超過激でHな王様ゲームが始まっちゃって…VR編』(お夜食カンパニー)

 基本的に僕はアダルトVRには否定的な立場を取っています。「これからのアダルトはVRだ!」なんて興奮気味に語る人もいますが、僕はあまり賛同できません。
 どう考えても、それほど普及するとは思えないからです。その理由を上げていくと、キリがないほど並べられるのですが、一番ネックになると思われるのが、いちいちVRゴーグルを装着して見ないといけない点でしょう。

 AV、というかズリネタの現在までの歴史を見ていくと、常に主流はより手軽に楽しめるフォーマットへと移り変わっています。映画館で見る成人映画から、自宅で見られるAVへ。そしてさらに手のひらで見られるケータイ、そしてスマホ動画へ。いくら高画質でも、「こっそり」見られないものは普及しません。大画面で見ないと意味のないブルーレイがAVではさっぱり普及していないのが、その証拠です。

 そういう意味では、ゴーグルをつけないと見られないVRはハードルがかなり高い。AVがオナニーのためにあるコンテンツだとするならば、ゴーグルをつけたままでオナニーするというのは、完全に誰も入ってこないことが保証された個室の中でもない限り、なかなか出来ないことです。家族と同居している人には危険すぎる。留守中だからと思ってゴーグルつけて楽しんでいる時に、不意に家人が帰ってきたとしたら……。視覚聴覚を遮断されている身では、物音に気づくことすらできないのです。その悲劇の光景は、想像するだけでも恐ろしい。

 そして内容的にもアダルト、というか現在のAVのコンテンツはあまりVRと相性がよくないように思えるのです。
 まず現時点では、撮影方法の関係で、ユーザー(主観者)が受け身にならざるを得ないんですよね。具体的に言うと、正常位のセックスを撮るのが難しい。VRに向いているのは、相手が動いてくれる騎乗位や、女性からの愛撫なのです。カメラが動くと非常に見づらい映像になってしまうからです。
 なので、現在のアダルトVRの主流は、痴女物とフェチ物になっています。いや、その辺のジャンルとVRは非常に相性はいいとは思うんですよね。

 僕もアダルトVRの作品は、結構見ていますし、イベントなどでのデモンストレーションも体験しているんですが、面白いなと思ったものは、痴女物(特に複数痴女物)やフェチ物です。女性がこちらに何かしてくる、というプレイは非常に臨場感があって興奮します。
 しかし、そうなるとアダルトの中でも制限されたジャンルしかVRは活かせないということになります。なにしろ王道中の王道である正常位セックスがダメというのは、キツイ。
 Mっ気のある男性やフェチ趣味の男性しか、VRは楽しめない。となると、アダルトVRが普及すると、男性のマグロ化が進行するという恐れも?(笑)

 とはいいつつも、基本的に新しい物好きではあるので、常にチェックはしているのです、VR。アダルトVRエキスポにも足を運びましたし、VR手コキ風俗も体験取材しました。VR動画もちょくちょく購入しています。
 でも、なかなか本気で「これは面白い!」と言えるような作品にはめぐりあえませんでした。せいぜい期待値込みで評価、というレベルです。
 ところが初めて「おお、これはいい! これこそVRならではのアダルト!」と思える作品に出会いました。えー、ストレートに言うと、初めてVRでオナニーしちゃいました(笑)。


【VR長尺】当然、勝手にAV化!イケメンの友達がほろ酔い状態の女の子を僕の部屋に連れて来た!女に無縁の僕にはそれだけで大興奮なのに超過激でHな王様ゲームが始まっちゃって…VR編

 その作品が『【VR長尺】当然、勝手にAV化!イケメンの友達がほろ酔い状態の女の子を僕の部屋に連れて来た!女に無縁の僕にはそれだけで大興奮なのに超過激でHな王様ゲームが始まっちゃって…VR編』です。タイトル、長すぎですが、ここのメーカーの作品はみんなこんな感じのタイトルです。

この作品、DMM.R18の動画配信ランキングで1位を独走中(2017年5月27日現在)。VRのランキングではなく、すべてのアダルト配信動画の中での1位ですよ。RIONや三上悠亜今井メロを抑えての堂々1位ですよ。

 僕がこの作品に注目したのは、タイトルにもあるように長尺、つまり171分だと言うこと。つまり3時間弱! アダルトVR作品は、だいたい10分から30分と短いのが普通なんですね。それは制作上の都合もありますし、VRゴーグルつけたまま長時間見るのはキツイ、あるいはVRはデータが大きいので長時間となるとダウンロードするのが厳しい、なんて理由があるからです。
 でも実は僕はこの『(前略)Hな王様ゲームが始まっちゃって…』を作ったメーカーであるお夜食カンパニー(正確に言うと、そのグループであるHHH)の作品がもともと好きだったんですね。

 HHHグループの作品は、男性がエッチなシチュエーションで美味しい目にあっちゃう様を長時間でドキュメント風に撮るというもの。なので、実際にエッチなシーンに至るまでが何十分もかかったりするんですが、女の子たちの演技が自然で、すごくリアリティがあるんですよね。いや、あまりに都合良すぎるという意味ではリアリティは無いんですけど、もしかしてこんなことあるんじゃないかな、と思わせてくれるんですね。そしてそれは、そのダラダラした長時間撮影によるグルーヴから生まれる魅力なんです。

 ちなみにこのHHHグループのメーカーであるHunterの作品「女子に囲まれて男は僕ひとり!?の王様ゲーム 7」は僕の2015年度の個人的ベストAV第一位でした。
dxbeppin-r.com

 これを長時間でVRで見たら、すごく没入感があるんじゃないか? そう直感したのですよ。ええ、購入しましたよ、『(前略)Hな王様ゲームが始まっちゃって…』、現在キャンペーン期間で半額なので990円(6/10まで)。実はVRゴーグルもそれまで某誌編集部に借りて使ってたのを返却しちゃったので、新たに「Virtoba X5」ってのを買い直して(笑)。
 そして、僕の予測は大当たり。『(前略)Hな王様ゲームが始まっちゃって…』は素晴らしいVR作品だったのです。

 内容は、もうタイトル通りです(笑)。ちょっとチャラいイケメンの友達が飲み屋で知り合った女子大生二人を主人公(主観者)の部屋につれてきて、4人で部屋飲みをすることになる。そして酒が進むうちに王様ゲームが始まり、命令はどんどんエスカレートし、最後には4人で乱交状態に、というもの。
 まず、この二人の女子大生が大変よいのです。それほど可愛いというわけではないのですが、いい感じに緩くてノリがよくて、そして巨乳なんですね。もう服の上からも、はっきりと「デカい…」とわかる巨乳。そしてミニスカ。最初に飲んでる時点でパンツは丸見えですよ(笑)。
 そんなパンツ丸見え巨乳女子大生と2対2で部屋飲みしているだけで楽しいわけですよ。VRなので視点を移してパンツをじーっと見ていることだって出来るんですよ。ああ、素晴らしいな、VR(笑)。もう、飲み会だけしてるVRでもいいな。

 そして始まる王様ゲーム。左右からポッキーを食べるなんて定番からはじまって、ディーブキスをする。おっぱいを揉む、股間を触る、服を脱ぐ、フェラをすると、だんだん行為がエスカレートしていきます。女の子たちの酔いが回っていって、プレイが過激になっていく過程も自然なんですよね。
 王様ゲーム自体はガチでやってるのか、時には男と男(イケメンの友達と主観者)でエッチなことをしなくちゃいけないなんて局面もあったりして(笑)。それもまたリアリティがあって盛り上がります。
 まるで本当に王様ゲームに参加しているかのような気分。それは長尺VRだからこそ体験できる感覚なんですね。
 命令によって女の子が巨乳をポロンと出した瞬間、女の子の耳を舐めて来た瞬間(その時、彼女の顔は見えないけど、耳元に吐息や音が聞こえるのが素晴らしい)、そして時々、横の女の子の方を見て、視線があったりした時のドキっとする瞬間。
 おお、まさしくこれこそバーチャルリアリティ! と思いましたね。

 そして、王様の命令で一人の女の子が友人にフェラをしているのを見ているうちに、もう一人の子が「なんか興奮してきちゃったね。ねぇ、私も舐めていい?」なんて見つめて囁いてくるんですよ。これはたまらない。
 そこから二対二のセックスへとなだれ込んでいくわけですが、上手いなと思ったのは、一人の女の子と自分がセックスしている横で、もう一組がセックスしている。そして時々パートナーを入れ替える。つまり、主観撮影だと、どうしても相手の身体が見えづらくて、単調になってしまうところを、横で他の男とやっていることでカバーしてるんですね。主観でありながら、客観でも見られるという。更にそこにちょっと寝取られ要素まで感じられる(笑)。

 ただ、やっぱり正常位はなかったですね。身体を倒した騎乗位で、正常位っぽくは見えるけど、女の子が自分で動く。正常位とVRというのは、なかなか難しいテーマのようです。
 というか、本作もセックスよりも、その前の王様ゲームのギリギリ感の方がエロいんですよね。没入感がすごかった。VRと微エロは相性がいい。もともと僕自身がAVでも本番シーンにはあんまり興味がなく、そこに至るまでの過程の方に興奮するという嗜好(一番好きなのは初脱ぎシーン!)ということもあるんですけど、それを差し引いても、やはりVRは挿入行為そのものを描くのは不得意だと思うんですよね。アダルトVRは本番を中心とする従来のAVの文法とは別の作り方が必要となるでしょう。個人的にはそうなってくれた方が僕好みの作品が増えてうれしいかもしれない(笑)。
 とはいえ、ユーザーの大半はやはりストレートなセックスが好きだというのも現実なので、そうした方向だと広い範囲のニーズを獲得するのは難しいだろうなぁ。

 ともあれ、アダルトVRがそれほど普及はしないだろう、という考えは変わりませんが、初めて本当に面白いと思える作品に出会えたというのはうれしかったですね。
 ちなみにこの『(前略)Hな王様ゲームが始まっちゃって…』はVRではない、通常のAVバージョンも出ていますので、VR環境が無い方はこちらで見ても十分楽しめると思いますよ。
 また、長時間につきデータ量も膨大なわけですが、ダウンロードだけではなくストリーミングでも見られるので、スマホの容量を気にしないでもいいのはありがたいです。
 しかし、VRじゃなくて、本当にこんな王様ゲームしてみたいなぁ。王様ゲームなんて、仕事でしかやったことないよ…。

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VRゴーグル「Virtoba X5」購入

 以前、VR関係の記事を書くので某誌編集部から「VR SHINECON」というゴーグルをしばらく借りて色々試したりしてたんですが(その前に、紙製のハコトリップなんかも試しました)、それも返却しちゃったので、そろそろ自分でも購入しようかなと言う気になりました。スマホ用ゴーグルなら、そんなに高くないですし、ひとつくらい持っておいてもいいかな、と。
 で、ネットでVRゴーグルのレビューをチェックしていたのですが、ヘッドホン一体型というのがいくつかあるんですね。普通のゴーグルはイヤホンを併用するんですが、どうせならヘッドホン一体型の方が装着も面倒くさくなくて、楽そう。
 ということで、ヘッドホン一体型ゴーグルで絞って考えて、候補に上がったのがこれでした。



 正式名称だと「 VR BOX 3Dメガネ 3Dグラス VRゴーグル スマホゴーグル 焦点距離調節(ヘッドセット実装)」とやたら長いんですが以下「Virtoba X5」と略しますね。Amazonでは現在(2017年5月27日現在)2398円。発売されて一年ほど経っていることもあり、かなりお買い得な値段ですね。
 僕はプライム会員なので、送料無料だし、お急ぎ便で夜に頼んだら、もう翌日のお昼に届きました。Amazon、すげー。

https://www.instagram.com/p/BUf2uK-DVZV/

 箱が大きめで、ちょっとビビリました。まぁ、それが入ってるAmazonの箱が更にバカでかいんですけどね(笑)。

 さて使い心地ですが、以前使っていた「VR SHINECON」に比べると、だいぶ良いですね。
 スマホ(僕のはiPhone6sです)は、ゴーグルの前の部分をパカっと前に倒して装着します。イヤホンジャックにコードを指して、画面の中央が真ん中に来るように位置を調整して、パカっと閉じれば準備OK。スマホのケースをつけたままでも装着できたのがありがたい。いちいちケース外すのは面倒くさいですからね。

 ゴーグルを支えるバンドは横だけではなく、上にもあるので、ヘルメットのようにかぶる感じです。普通のゴーグルだと、その後にイヤホンやヘッドホンを装着しなければいけないのですが、これは一体型なのでこれだけでOKというのは、かなり楽。
 顔に触れる部分のクッションもしっかり密着するので、光が漏れるようなこともないようです。
 
 下の部分には音量調整ボタンとタッチボタンがあって、見ながら操作が出来るようになっていて、これが大変便利……と言いたいところなんですが、結構誤動作してしまうので、あんまりアテになりません。なので、あまりこのボタンに頼らず、いちいち前蓋を開けてスマホを直接操作することが多いですね。このあたり、なんとかならないかなぁ。

 あと、やっぱり重い。「VR SHINECON」の599gより、150g近く重い744g(ちなみにPS VRのおヘッドセットは610g )。ヘッドホンの分だけ重くなってしまうのはしょうがないんですが、長時間使用していると、やはりこれは気になってきますね。まぁ、これはスマホ自体の重さもあるしなぁ。スマホケース外せば、その分軽くなるだろうし。

 とはいえ、2千円代でこれは、コストパフォーマンスはかなり高いと思いますよ。ヘッドホン一体型というのも、使ってみるとすごく楽で、もう分離型には戻れないという感じ。なかなかよいんじゃないですか、「Virtoba X5」。

 でも、ま、これを使ってると、やっぱりVIVEとか、Oculus Riftとかのスマホ用じゃない本格的なゴーグルが欲しくなってきちゃいますね。そういえば、PS VRもDMM.R18対応になったんだよなぁ……。

 

朝飲み・昼飲みなんてもう古い、これからは早朝飲みだ!

 ワタクシ、昼飲み、朝飲みの楽しさを提唱してきましたが、もうね、そんなのは古いんですよ。これからは早朝飲み。始発で集まって飲む。これですよ。

 ことの発端は、僕が「メシ通」に書いたこの「池袋『大都会』で午前中から飲む」と言う原稿です。これを読んだ四谷アウトブレイクの佐藤店長が、「おれも朝から大都会で飲みたい!」と言い出して7時くらいから飲むことになったんですが、そこに(僕のアニメ師匠としておなじみの)tagちゃんが、「おれ、その日にチェンマイ行くんだけど、9:30に成田だから5時に集合して飲もうよ」と冗談で言ったのがそのまま受け入れられて、平日朝5時からの飲み会を決行することになったのでした。

 僕も4時半起床で5時ちょい過ぎに「大都会」に到着したら、既に5人がビール飲んでました。なんだ、この出席率(笑)。
https://www.instagram.com/p/BUameOQDjdn/
 
ま、とりあえず飲みますよ。ビール飲んで、チューハイ飲んで、ジンビームハイボール飲んで、焼きそば食べて枝豆食べてキャベコン(キャベツコンビーフ炒め)食べて……。
 地下の店なので、こうやってガッツリ飲んでると、時間感覚がおかしくなってくる。今はいったい何時なのかわからなくなる。とても、さっき起きたばかりとは思えない。この飲み会の参加者も、徹夜で起きてる人、早起きした人とごっちゃなので、さらに混乱。
 デロデロに酔っ払って、これは絶対成田までたどり着けないと全員が思ったtagちゃんを送り出し(なんとか飛行機に乗れたらしい)た後も、ひたすら飲み続けます。
 すっかり気持ちよくなっても、まだ7時(笑)。ようやく普段起きる時間だ。でも、まだ飲み続けて、気がつけば9時半。え、4時間半も飲んでたの?
 外に出ると、もちろん明るい日差し。昼どころか、まだ朝ですよ。僕はその後、仕事場に行ったんですが、いつもと同じ出勤時間でした。

「早朝から観光、海水浴、登山などのアクティビティをこなしたのち、定刻までに出社をする」のをエクストリーム出社と呼ぶらしいんですが、これは正にエクストリーム飲み会じゃないですか。忙しくて飲みに行く時間が無い、なんて言う人はこの早朝飲み会をやって、エクストリーム出社すればいいんですよ!
 とは言え、僕も仕事場についたら、二時間くらい爆睡しちゃったので、ダメなんですけどね(でも、その後、ちゃんと原稿書いたよ。仕事したよ!)。

 いや、しかし、楽しかったな、早朝飲み。四谷アウトブレイクは早朝ギグなんてイベントもやってるんですが、これからは早朝が熱いね。夜遊びなんて、もう古い! 遊ぶなら早朝だぜ!
https://www.instagram.com/p/BUa67yUj8Kv/
エクストリーム飲み会の結末。向こうで寝てるのは知らない人

初原作漫画「たちまち はだかの業界物語」連載開始!

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週刊漫画ゴラクのWEB版「ゴラクエッグ」で僕の原作漫画「たちまち はだかの業界物語」がスタートしました。作画は美少女描かせたらピカイチの前川かずおさん。

舞台はAV業界。40歳でADになったおじさんと20歳の新人AV女優のお話です。

このお話をいただいたのが昨年の4月ですから、ここまでちょうど一年。
ようやく形になりました。
作画の前川さんがふくらせた部分も結構あって、そこからまたアイデアをやりとりしたりして、この辺も漫画原作の面白さだな、と思いましたね。
漫画を読むのは大好きだし、小学生の頃は本気で漫画家になりたいと思ってましたし(絵の才能が皆無なので諦めた)、こういう形で漫画に関われるというのは、すごく嬉しいです。

ぜひ読んで下さい!

www.nihonbungeisha.co.jp

「日本初のニューハーフAV」出演者からのお手紙

 毎度ながら、すっかり更新サボっちゃっててすいませんです。

 先日、美郷りらさんという方からお手紙をいただきました。なんと以前に書いた「日本初のニューハーフAVを発見する」で紹介した「華麗なるゲイの世界を彩るドラマ リラ」の主演の「リラ」さんなのです。
 自分の名前を検索していて、偶然あのエントリーを発見したとのことです。

rioysd.hateblo.jp

 お手紙によると、りらさんは、あのビデオをAVではなく、あくまでもイメージビデオだということで話を受けたとのこと。確かにメインはショーのシーンですし、カラミも擬似であることがわかる、今でいうMUTEKIみたいな感じですもんね。
 りらさんの記憶によれば、撮影したのは1982年とのこと。となるとあの作品が発売されたのは1982年、もしくは1983年というところでしょう。いずれにせよ日本初のニューハーフAVであることは間違いないようです(あれがイメージビデオなのか、AVなのかはさておいて)。

 拙著『痴女の誕生』でも書きましたが、当時はちょっとしたニューハーフブームで、テレビや週刊誌などでもさかんにニューハーフが取り上げられていました。りらさんも、人気ニューハーフとして(当初はソフトゲイと言われていたとか)多くのテレビ番組や雑誌などに登場したそうです。サザン休止中の桑田佳祐のバックで踊ったこともあったとか!

 そして、「日本初のニューハーフAVを発見する」でも書いた下着のモッコリですが、あれはスタッフがハンカチを畳んで下着の中に入れて膨らませたとのこと。りらさんは、その時はタマ無しサオありの状態だったそうですが、ふくらみが足りないと監督が判断したんでしょうね。

 こうやって当事者にお話を伺えるというのは、僕のようなアダルトメディア研究者にとっては、大変うれしいことなんですよね。先日も伝説の編集者、櫻木徹郎さんに貴重な話をたくさん聞くチャンスがあり、勉強になりました。

 80年代のAV、エロ本の現場の話、もっと聞きたいなぁ……。

 

2017年京王駅弁大会 個人的ベスト3

 今年も無事終わりました、京王駅弁大会。今大会で食べた駅弁は、全部で18個。総額20392円でした。

肉敷きローストビーフ弁当(1480円/北海道/C-3)
から揚げ鶏めし弁当(650円/秋田県/C-3)
海苔のり牛めし(1150円/福島県/B-5)
トマトごはんとザンギ弁当(1080円/北海道/A-0)
峠の釜めし (1000円/群馬県/D-1)
野菜畑の牛めし(1000円/福島県/D-1)
あなごめし弁当(1944円/広島県/D-1)
くまもとランチBOX(1200円/熊本県/A-0)
玉屋の奥久慈しゃも弁当(1000円/茨城県/C-3)
いくら数の子弁当(980円/北海道/C-3)
日本海ハタハタすめし(1050円/秋田県/A-0)
いかめし(650円/北海道/B-7) 
いわしのほっかぶり寿司(1080円/北海道/B-5) 
甲州かつサンド(750円/山梨県/A-4)
瀬戸内たこめし弁当(1080円/兵庫県/A-0)
えび千両ちらし(1300円/新潟県/A-0)
佐賀牛ロースステーキ&カルビ弁当(1998円/佐賀県/B-4)
金沢日和(1000円/石川県/D-1)

それでは今年の個人的ベスト3を発表させていただきたいと思います。

第三位:金沢日和
https://www.instagram.com/p/BPoQnfrgBZ4/
華やかでありながら慎み深くコンパクトに凝縮された、正に日本の美徳のような駅弁です。これで千円というのは素晴らしい。

第二位:野菜畑の牛めし
https://www.instagram.com/p/BPTtF-1gtw6/
こちらも千円駅弁。たくさんの野菜を、それぞれ調理法を変えるという芸の細かさ。一見すると牛肉がメインのように見えるけれど、実は野菜が主役。野菜中心の駅弁、もっと増えて欲しいですね。

第一位:いくら数の子弁当
https://www.instagram.com/p/BPbe3IgAllu/
いくらと数の子がびっしり! いくらも美味いが、数の子がまた美味い。ああ、魚卵って美味いよなぁとしみじみ思わせる痛風殺し弁当(笑)。ラズウェル細木先生なんて、二回(しかも連日)も買ってましたよ。でも、それも納得の美味さ。なおかつこれでK点(千円)以下というんだから驚きます。今年はこれがダントツでしたね。

 次点としてはくまもとランチBOXですね。キャラ弁と甘く見てたら、意外な美味しさに驚かされましたねー。

 今大会は正直言いまして、チラシを見た時は、「なーんかなぁ」と今ひとつテンションが上がらなかったんですよね。どうしても食べたい、と思うような駅弁が見当たらなかった。今年はおとなしくしていようかな、なんて思っていたのです。
 ところが初日の夜のチラシ飲みで、「ビンゴ」という概念が提唱されました。

rioysd.hateblo.jp

「チラシ飲み」「ロマ弁」に比べると、この「ビンゴ」はあまり一般の人には魅力が伝わりにくいようなんですが、僕はもうこの「ビンゴ」のお陰で今大会が楽しくてしょうがありませんでした。どのラインをどう攻めるかという戦略性、そして「ビンゴ」に至った時の達成感。
 この「ビンゴ」が提唱されたチラシ飲みは4人で行われたのですが、僕の他に二人も「ビンゴ」を達成していました。

僕の「ビンゴ」。一列目縦。
https://www.instagram.com/p/BPjHraIDIDO/
峠の釜めしと宮島口あなごめしが難関かと思っていたら、意外にくまモンBOXが瞬殺で入手が大変でした。

モギさんの「ビンゴ」。センター縦。
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そもそも、「駅弁大会イベント」樋口真嗣監督が「チラシのセンター列には名弁が揃っている」という発見をしたことが「ビンゴ」の元になっているので、センターを狙うのは正しいんですよね。

MARINAさんの「ビンゴ」。9列目横。
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横ビンゴは地域がかぶるので、なかなか手を出しにくいと思ったのですが最終日に見事達成。整理券弁好きのMARINAさんらしいライン取りではありますね。

note.mu


実は、このチラシ飲み4人の残る一人がラズウェル細木さん。反省会チラシ飲みでは「まさか本当にやるとは! でもあの話題が出た時の3人のチラシを見る目が変わってたんだよなぁ」と大変悔しがっておりました。そして「ああ、早く来年のチラシが欲しい!」と身悶えしておりました。そうなんですよ、「ビンゴ」の快感を知ると、駅弁大会がさらに楽しくなるんですよ! ああ、早くチラシを手にして、どのラインを攻めるべきか検討してぇ!

ということで、今年も楽しませていただきました! ありがとうございました。また来年!

金沢日和(1000円/石川県/D-1)

https://www.instagram.com/p/BPoQnfrgBZ4/
 最終日。締めの駅弁を何にするのかは、毎年悩ましい問題です。会場へ向かうぎりぎりまで悩んで、大分の「なごり雪」と決めました。輸送の「なごり雪」は入荷数が少ないらしく、早めに行かないとすぐに売り切れ。輸送の列に並んでいる間も気が気ではありませんでした。
「くまもとランチBOX売り切れましたー」
「本日、島根県の駅弁、交通事情のため入荷が遅れてまーす」
という係員のアナウンスにドキドキしながら並びます。よし、まだ「なごり雪」は売り切れてないようだぞ。そして輸送ブースへ入場。一直線に九州コーナーへ向かいます。同じ大分県の名弁「山海三昧」が積まれているのが目に入ります。ではこの横にあるはず。……あるはず……。ない。
血相変えて係員に聞きます。
「な、なごり雪は?」
「あれぇ、さっきまであったんですけどねぇ。売り切れですね」
ガーン。

(ここから文体変わります)

 じゃあ、同じ会社が作ってる「山海三昧」でいいかというと、そうもいかない。いや、「山海三昧」は素晴らしい駅弁だけど、おれはもう「なごり雪」モードだったんだ。いくつかのおかずは共通らしいけど、逆にそれが悔しい。違う駅弁にしよう。悩みながら輸送ブースをぐるぐる。気になる駅弁は、もちろんいっぱいある。でもしっくりこない。おれの今年の駅弁大会を締めくくる駅弁にふさわしいのはどれなんだ。

 三周くらい回って悩んだ末に輸送ブースを出る。実演だ。実演で探そう。おだやかな混雑ぶりの実演ブースを回る。ウニ・カニ系の豪華海産物や、肉がドーンという駅弁の気分ではない。おれがこよなく愛している「ぶりかまめし」でもない。もっと、こう、優しい、癒し系の駅弁が締めにはふさわしいんじゃないだろうか。そういえば、輸送ブースでも、いっそ「菜の花弁当」にしようかと悩んだんだよな。
 そしてたどり着いたのが、D-1輸送ブース。ここは渋い輸送駅弁が並んでいる。おっ、人気の「母恋めし」が並ばずに買えるじゃないか。いや、でも違う。母恋じゃない。過去に買った駅弁じゃない、新しい出会いをおれは求めている気がするのだ。

 そこで目に入ったのが石川県の「金沢日和」だった。チラシでは「1000円弁当特集」として、福島県の「野菜畑の牛めし」と並んで掲載されている。「野菜畑の牛めし」はよかった。前半戦で個人的ベスト1に選んだほどだ。となると、こっちもいいんじゃないか? 大きさは「野菜畑」と同じくコンパクトなスリム型。ボリュームには欠けるが、紅ズワイガニとイクラのちらし寿司、たらのこ旨煮、カキのいしる煮、そしてのどぐろ塩焼きと豪華な布陣。デザード代わりにさつま芋(五郎島金時)の甘露味も。豪華ではあるが、どこか慎ましやかで端正な印象。この辺が金沢の粋なのか。行ってみるか、金沢。1000円という値段もいい。昨日、1998円の佐賀牛ロースステーキ&カルビ弁当なんて贅沢しちゃったしな。

 さっと「金沢日和」を購入して屋上へ。最後は屋上食いで決めよう。寒いが天気はいい。いつものように自販機でホットの十六茶を購入し、植え込みの木製縁に座る。もどかしげに包みをほどき、蓋を開ける。
 おお。
 思わず声が漏れる。いいじゃないの。華やかでありながも落ち着きがある日本の美を体現したような弁面。まずはちらし寿司エリア。イクラと錦糸玉子をまぶした酢飯をぱくり。
 うん、うん。これはいい。イクラうまい。酢飯うまい。続いて、たらのこ旨煮。やさしい旨さ。そしてカキのいしる煮が美味かった。カキの味わいがズンと来る。のどぐろは、まぁ、これ、無理にのどぐろじゃなくてもよかったかな、という感じ(笑)。野菜の煮物もいちいちしっかりしている。充実。ボリュームには欠けるはずなのに、満足感がある。いや、むしろこのコンパクトさがいい。
なごり雪」ちゃんには振られてしまったけど、だからこそ「金沢日和」ちゃんとの新しい出会いがあった。結果オーライ。人生に無駄なんてない。

 これで本年度のおれの京王駅弁大会は終了。ビシっと有終の美を飾れて、よかった。今年もありがとう京王百貨店。また、来年も楽しみにしています。

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